【10章】再び
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「名前、ここを引っ越して寮に入ろう」
「え!?何でですか?」
翌日、休みなのに消太さんから「今から行く」と連絡を受けて私は慌てて部屋の掃除をした。
休日なのでこの間のデートほどスタイリッシュではないが、私服の消太さんを拝めた。
暑いのか髪をひとまとめにしている
「何でって・・・お前自分の立場分かってるのか?」
「でも・・・」
ただの事務員1人に特別扱いなんていいのだろうか。
「校長はもう了承しているよ。教員寮も空き部屋があるし問題ない。名前も家賃浮けば助かるだろ?」
確かに家賃が浮くのは魅力的だ。
ふむ・・・と考えていると私の頭をがしっと鷲掴みした消太さんはしっかり私と目線を合わせた。
「これはもう決定事項だ。今すぐ荷物をまとめてくれ」
「ええっ!」
「そもそもこんな事態になったのは雄英の責任だ。保護の観点も兼ねて当然の対応だよ」
「じゃあ・・・お言葉に甘えてお世話になります」
「急で引越屋も見つからないだろうから、マイクと明日トラックを借りて来る」
「え、お手伝いしてくれるんですか?」
「これぐらいの荷物なら男手があればいけるだろう」
何から何まで申し訳ない。
私の心中を消太さんは見逃さなかった。
「建前は何にせよ、俺が心配なんだよ」
消太さんはずるいと思う。
簡単に私の心をかっさらっていってしまうのだから。
それとも私が単純なのだろうか。
*********
「Hey!!!名前ちゅわーーーーん!!久しぶりぃ!!!」
首にタオルを掛けて涼し気な格好をしたマイク先生が私を見るなり飛びついてきた。
「お久しぶりです、マイク先生!」
「雄英に戻って来てくれるんだろ!?消太と仲直りしたのか!?」
「元々喧嘩なんてしてない。子供か」
消太さんはマイク先生の首根っこを掴むと私から引きはがした。
「私も来ちゃった!」
「ミッドナイト先生!」
豊満な胸に溺れる私。
この感覚久々。
「ちゃっちゃかやっちゃおうぜ!」
「よろしくお願いします!」
次々運び出されていく荷物。
元々物は多くはない。
ただ家賃が安いし職場に近いというだけで選んだアパート。
しかし入社2日目で4人で飲み会をしたり、体育祭の後消太さんと2人で飲み会したり。
・・・飲んでばっかりだな。
あ、消太さんとのデート前に一人ファッションショーを開催したりもしたなぁ。
短い間だったけどそれなりに愛着が湧きつつあったのだ。
「名前・・・?」
消太さんに話しかけられて涙腺が緩んでいることに気付いた。
「いえ、なんだか感傷に浸ってしまって。色々あったなぁって」
「そうだな」
苦い顔をしている消太さんに「違いますよ!」と私は笑顔を見せた。
「楽しかった思い出に浸っていたんです。皆さんと飲み会したなぁって・・・」
「あら、そんなのまたすればいいじゃない!」
「そうそう、教員寮とかそのためにあるようなもんじゃん?毎日酒盛り!」
「あほか」
私はクスクス笑った。
「毎日酒盛り!楽しみです」
「おい」
新しい生活が始まる。
私は周りの人に恵まれていることに感謝した。
*********
おまけ
「消太、もしかして名前ちゃんと付き合った?」
「・・・いや?」
「・・・あやし~い。ぐへっ!すんません」
「え!?何でですか?」
翌日、休みなのに消太さんから「今から行く」と連絡を受けて私は慌てて部屋の掃除をした。
休日なのでこの間のデートほどスタイリッシュではないが、私服の消太さんを拝めた。
暑いのか髪をひとまとめにしている
「何でって・・・お前自分の立場分かってるのか?」
「でも・・・」
ただの事務員1人に特別扱いなんていいのだろうか。
「校長はもう了承しているよ。教員寮も空き部屋があるし問題ない。名前も家賃浮けば助かるだろ?」
確かに家賃が浮くのは魅力的だ。
ふむ・・・と考えていると私の頭をがしっと鷲掴みした消太さんはしっかり私と目線を合わせた。
「これはもう決定事項だ。今すぐ荷物をまとめてくれ」
「ええっ!」
「そもそもこんな事態になったのは雄英の責任だ。保護の観点も兼ねて当然の対応だよ」
「じゃあ・・・お言葉に甘えてお世話になります」
「急で引越屋も見つからないだろうから、マイクと明日トラックを借りて来る」
「え、お手伝いしてくれるんですか?」
「これぐらいの荷物なら男手があればいけるだろう」
何から何まで申し訳ない。
私の心中を消太さんは見逃さなかった。
「建前は何にせよ、俺が心配なんだよ」
消太さんはずるいと思う。
簡単に私の心をかっさらっていってしまうのだから。
それとも私が単純なのだろうか。
*********
「Hey!!!名前ちゅわーーーーん!!久しぶりぃ!!!」
首にタオルを掛けて涼し気な格好をしたマイク先生が私を見るなり飛びついてきた。
「お久しぶりです、マイク先生!」
「雄英に戻って来てくれるんだろ!?消太と仲直りしたのか!?」
「元々喧嘩なんてしてない。子供か」
消太さんはマイク先生の首根っこを掴むと私から引きはがした。
「私も来ちゃった!」
「ミッドナイト先生!」
豊満な胸に溺れる私。
この感覚久々。
「ちゃっちゃかやっちゃおうぜ!」
「よろしくお願いします!」
次々運び出されていく荷物。
元々物は多くはない。
ただ家賃が安いし職場に近いというだけで選んだアパート。
しかし入社2日目で4人で飲み会をしたり、体育祭の後消太さんと2人で飲み会したり。
・・・飲んでばっかりだな。
あ、消太さんとのデート前に一人ファッションショーを開催したりもしたなぁ。
短い間だったけどそれなりに愛着が湧きつつあったのだ。
「名前・・・?」
消太さんに話しかけられて涙腺が緩んでいることに気付いた。
「いえ、なんだか感傷に浸ってしまって。色々あったなぁって」
「そうだな」
苦い顔をしている消太さんに「違いますよ!」と私は笑顔を見せた。
「楽しかった思い出に浸っていたんです。皆さんと飲み会したなぁって・・・」
「あら、そんなのまたすればいいじゃない!」
「そうそう、教員寮とかそのためにあるようなもんじゃん?毎日酒盛り!」
「あほか」
私はクスクス笑った。
「毎日酒盛り!楽しみです」
「おい」
新しい生活が始まる。
私は周りの人に恵まれていることに感謝した。
*********
おまけ
「消太、もしかして名前ちゃんと付き合った?」
「・・・いや?」
「・・・あやし~い。ぐへっ!すんません」