【7章】後悔先に立たず
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月日が流れるのは早いもので、期末試験も無事に終わった。
あれから私達の関係は特に進むことも後退することもなく現状維持。
毎週金曜日は約束通りご飯を共にするぐらいだ。
期末試験は赤点が数名出たものの、全員合宿には参加できる。
「いよいよ合宿ですね。早く洸汰くんに会いたいな」
「仕事だということを忘れるなよ」
「もちろんです!先生方の身の回りのお世話は任せて下さい」
生徒には自分でさせるから1日目以外は決して手を出すなと言われている。
「頼りにしている」
「はい!」
大勢で寝食を共にする経験なんて自身の修学旅行以来だ。
誠心誠意頑張ろう。
*********
打ち合わせ通り、バスは崖の上で停車し、そこにマンダレイさんとピクシーボブさんが登場。
生徒(特に緑谷くん)が歓喜している中、私はこっそりバスに戻った。
「うわっ」
ピクシーボブさんの個性で崖が隆起し、生徒達は投げ出された。
分かってはいたものの、みんな大丈夫なのか心配になる。
「よし、行くか」
相澤先生は平然とバスに戻ってきた。
「プルスウルトラ・・・ですね!」
私はみんなが施設に着いたとき、美味しいご飯が食べられる準備をしよう。
そこからバスに揺られる事数十分。
施設に着いた。
「名前!」
洸汰くんが私の傍に駆け寄ってきた。
「洸汰くん!久しぶり」
「会いたかった」
あれ?この子こんなに素直だったけ?
私の腰に抱き着く洸汰くんの頭を撫ぜた。
「その子、名前はいつ来るんだーってすごく煩かったのよ。今日もずっと外で待ってて」
「言うんじゃねぇよ!」
もしかして私お母さんに似てるのかな。
そう思ったらじんわり目頭が熱くなって、洸汰くんを抱き締めた。
「うんうん。甘えていいからね」
「ちげーよ!待ってなんかねぇよ!」
さっき会いたかったって言ってたじゃん。
私はクスクス笑って洸汰くんを離した。
「ほら、そんなとこにいたら入れないだろ。早速で悪いけど、生徒達の夕飯作り手伝ってくれる?」
「はい!すぐに準備します」
相澤先生とそれぞれ部屋に荷物を置きに行った。
「名字、あんまりベタベタするな。相手は男なんだから」
「えっ!?」
驚いて相澤先生の方を見ると、基本無表情だけど今は少しそこに不機嫌さが混じっていた。
「男ってまさか洸汰くんのことですか!?まだあんなに小さい子どもですよ!?」
私がケタケタ笑うとさらに不機嫌さが増してしまった。
もしかして嫉妬・・・?
そんな馬鹿な。
あの相澤先生が?あんな小さな子どもに?
自意識過剰だろうか。
でもこの発言ではそう受け取っても仕方ないではないか。
私の頭はぐるぐる回り、でもこれから合宿なのだから微妙な空気で始まるなんて嫌だ。
「じゃあ、出血大サービスで、相澤先生もぎゅってしてあげましょうか?」
私は相澤先生の前で両手を広げた。
「なーんて・・・」
冗談ですよ、そう続けようと思ったら私の腰に相澤先生のたくましい両腕が回っていた。
視界は黒で覆い尽くされ、鼻腔には相澤先生の匂いが掠める。
私の両腕は行き場を失い、広げられたままだ。
「へ・・・?」
「出血大サービスなんだろ?」
「は、はい・・・」
「抱き締めてくれないのか?」
バクバクと心臓が高鳴る。
聞こえてないだろうか。
私はゆっくり広げていた腕を相澤先生の背中に回した。
緊張しすぎてきゅっと背中の布地を掴んだ。
そのまま1分ぐらい経っただろうか。
相澤先生がゆっくり身体を離した。
「・・・荷物、置いてこい」
「は、はい」
私はこの間来たときと同じ部屋に入った。
相澤先生の部屋は私の隣。
部屋の端に荷物を置いた。
料理をするからと思って持ってきたエプロンを鞄から出した。
「今の何・・・?」
思い出したら恥ずかしくて、エプロンで顔を覆った。
私から言い出したけど・・・まさか本当に抱き締められるなんて。
顔をぺちぺち触ると明らかに熱が籠っている。
早くマンダレイさんのところに行かなきゃ。
そう思うけれど、顔のほてりはしばらく治まらなかった。
*********
おまけ
「やっちまった・・・」
俺は部屋で頭を抱えた。
大人気ないことは充分理解しているし、こんな感情つくづく合理的でない。
しかし「嫉妬」という二文字は確かに俺の中に存在していた。
「(あいつがあんなこと言い出すから・・・)」
我慢できなくなってしまったではないか。
「はぁ・・・」
1週間、ある意味俺も無事でいられるのだろうか。
あれから私達の関係は特に進むことも後退することもなく現状維持。
毎週金曜日は約束通りご飯を共にするぐらいだ。
期末試験は赤点が数名出たものの、全員合宿には参加できる。
「いよいよ合宿ですね。早く洸汰くんに会いたいな」
「仕事だということを忘れるなよ」
「もちろんです!先生方の身の回りのお世話は任せて下さい」
生徒には自分でさせるから1日目以外は決して手を出すなと言われている。
「頼りにしている」
「はい!」
大勢で寝食を共にする経験なんて自身の修学旅行以来だ。
誠心誠意頑張ろう。
*********
打ち合わせ通り、バスは崖の上で停車し、そこにマンダレイさんとピクシーボブさんが登場。
生徒(特に緑谷くん)が歓喜している中、私はこっそりバスに戻った。
「うわっ」
ピクシーボブさんの個性で崖が隆起し、生徒達は投げ出された。
分かってはいたものの、みんな大丈夫なのか心配になる。
「よし、行くか」
相澤先生は平然とバスに戻ってきた。
「プルスウルトラ・・・ですね!」
私はみんなが施設に着いたとき、美味しいご飯が食べられる準備をしよう。
そこからバスに揺られる事数十分。
施設に着いた。
「名前!」
洸汰くんが私の傍に駆け寄ってきた。
「洸汰くん!久しぶり」
「会いたかった」
あれ?この子こんなに素直だったけ?
私の腰に抱き着く洸汰くんの頭を撫ぜた。
「その子、名前はいつ来るんだーってすごく煩かったのよ。今日もずっと外で待ってて」
「言うんじゃねぇよ!」
もしかして私お母さんに似てるのかな。
そう思ったらじんわり目頭が熱くなって、洸汰くんを抱き締めた。
「うんうん。甘えていいからね」
「ちげーよ!待ってなんかねぇよ!」
さっき会いたかったって言ってたじゃん。
私はクスクス笑って洸汰くんを離した。
「ほら、そんなとこにいたら入れないだろ。早速で悪いけど、生徒達の夕飯作り手伝ってくれる?」
「はい!すぐに準備します」
相澤先生とそれぞれ部屋に荷物を置きに行った。
「名字、あんまりベタベタするな。相手は男なんだから」
「えっ!?」
驚いて相澤先生の方を見ると、基本無表情だけど今は少しそこに不機嫌さが混じっていた。
「男ってまさか洸汰くんのことですか!?まだあんなに小さい子どもですよ!?」
私がケタケタ笑うとさらに不機嫌さが増してしまった。
もしかして嫉妬・・・?
そんな馬鹿な。
あの相澤先生が?あんな小さな子どもに?
自意識過剰だろうか。
でもこの発言ではそう受け取っても仕方ないではないか。
私の頭はぐるぐる回り、でもこれから合宿なのだから微妙な空気で始まるなんて嫌だ。
「じゃあ、出血大サービスで、相澤先生もぎゅってしてあげましょうか?」
私は相澤先生の前で両手を広げた。
「なーんて・・・」
冗談ですよ、そう続けようと思ったら私の腰に相澤先生のたくましい両腕が回っていた。
視界は黒で覆い尽くされ、鼻腔には相澤先生の匂いが掠める。
私の両腕は行き場を失い、広げられたままだ。
「へ・・・?」
「出血大サービスなんだろ?」
「は、はい・・・」
「抱き締めてくれないのか?」
バクバクと心臓が高鳴る。
聞こえてないだろうか。
私はゆっくり広げていた腕を相澤先生の背中に回した。
緊張しすぎてきゅっと背中の布地を掴んだ。
そのまま1分ぐらい経っただろうか。
相澤先生がゆっくり身体を離した。
「・・・荷物、置いてこい」
「は、はい」
私はこの間来たときと同じ部屋に入った。
相澤先生の部屋は私の隣。
部屋の端に荷物を置いた。
料理をするからと思って持ってきたエプロンを鞄から出した。
「今の何・・・?」
思い出したら恥ずかしくて、エプロンで顔を覆った。
私から言い出したけど・・・まさか本当に抱き締められるなんて。
顔をぺちぺち触ると明らかに熱が籠っている。
早くマンダレイさんのところに行かなきゃ。
そう思うけれど、顔のほてりはしばらく治まらなかった。
*********
おまけ
「やっちまった・・・」
俺は部屋で頭を抱えた。
大人気ないことは充分理解しているし、こんな感情つくづく合理的でない。
しかし「嫉妬」という二文字は確かに俺の中に存在していた。
「(あいつがあんなこと言い出すから・・・)」
我慢できなくなってしまったではないか。
「はぁ・・・」
1週間、ある意味俺も無事でいられるのだろうか。
