【6章】膨らむ想い
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合宿の下見報告は校長先生に相澤先生がしに行ってくれた。
「最近、なんだか綺麗になったわね?」
「え?」
ミッドナイト先生が職員室でコーヒーを飲みながら話しかけてきた。
「嬉しいです。でも化粧品とか何も変えてないんですけどね」
ペタペタと顔を触ってみるが、触り心地に特に変化はないと思う。
「じゃあ恋とか?」
「ええ!!」
ふと脳裏に相澤先生の顔が浮かんだ。
ミッドナイト先生は私の頬をつついた。
「あー、図星?可愛い~」
「ななな何言っているんですか。違いますよ!」
「今度女子会しましょ」
パチッとウインクを決めてミッドナイト先生は去っていった。
恋・・・か。
もう認めざるをえないよね。
洸汰くんにも指摘されたし。
私・・・相澤先生のこと好きなんだ。
この感情を受け入れたとしても、私がこの想いを告げることはないだろう。
せっかく安定した職が得られたというのに、もし告白してフラれたら・・・。
そんなことあってはならない。
相澤先生は優しいからきっと気にしないでいてくれるだろうが、私が耐えられる自信がない。
少し期待できるような言動もあったけれど、それでも自分から行動に出るだなんてことは無理だ。
だから私は恋人関係でなくても相澤先生と一緒にいられる時間を大事に噛みしめて過ごしていくしかないのだ。
そして相澤先生の役に立てるよう精一杯今まで通り働くだけだ。
よし!と気合いを入れて私はパソコンの画面に集中した。
*********
週末の金曜日。
出勤途中に相澤先生と遭遇して一緒に学校へ向かった。
「今日、金曜日だな。何か食べたいものあるか?」
「明日買い物に付き合ってくださる日ですよね?」
2日続けて会えるなんて私には嬉しい限りだが、合理的な相澤先生はまとめた方が嬉しいかもしれない。
「ショッピングモールでご飯食べますか?そしたら明日の買い物もまとめてできますし」
本当は明日デートしたい。
でも相澤先生の都合を考えるとこの方がいいだろうな。
そう思って提案したのだが、相澤先生は少し渋っているような表情だった。
「仕事終わった後にショッピングモール行くのは疲れるから、今日は飯食って買い出しは明日にしよう」
「相澤先生が良ければ・・・」
明日会うのだから今日はご飯無しになるかなって思ったが、そういうわけでもなく。
相澤先生は今日も明日も会ってくれるようだ。
「明日は外で食べるから今日は家にするか」
「じゃあ私の家にしますか?明日買い物付き合っていただくので、私何か作ります」
「ありがとう、じゃあそうするか」
まるで恋人のような会話。
なんだか心がくすぐったかった。
*********
私は相澤先生より早く帰宅し、夜ご飯の準備をした。
何でもいいとのことだったので、普段飲料ゼリーばかり飲んでいる相澤先生には健康の為にも和食にすることにした。
さばの味噌煮と小松菜のおひたし、炊き込みご飯とお味噌汁を用意した。
「お邪魔します」
仕事が終わった相澤先生がやって来た。
私はエプロンをしたまま出迎えた。
「どうかしましたか?」
「いや・・・」
「どうぞどうぞ」
少し驚いているような様子だったが、中へ入るように促した。
「和食にしたんですが良かったですか?」
「ありがとう、美味そうだな」
座って手を合わせてた。
「いただきます」
私はBGMのためにテレビをつけた。
「前に来たときも思ったが・・・料理上手いんだな」
「いえいえ、普通レベルですよ。簡単なものしかできません」
「この味噌煮美味い」
「良かったです」
収入が安定しなかったので、できるだけ節約するために料理は覚えたにすぎない。
決して料理が好きなわけではないが、こうやって好きな人に褒めてもらえるなら頑張った甲斐もあるもの。
昔の自分を褒めてあげたい。
「相澤先生食べられない物ってありますか?」
「大体食べられる」
「じゃあ好きな食べ物は?」
「ゼリーで済ませてるからなぁ・・・」
食に興味がないのだろう。
それなのに美味しいと言ってもらえたのならお世辞であっても嬉しい。
「でも名字の作る料理は好きだ」
「ありがとうございます」
私はその言葉を素直に受け取った。
「名字は食べられない物ないのか?」
「小さい頃は色々ありましたけど、大人になってからは大体克服しました」
「例えば?」
「ピーマンとか」
「王道だな。何であれ子どもに嫌われるんだろうな。・・・あ」
「どうかしましたか?」
「いや・・・」
相澤先生がふと目をやったテレビの画面に釘付けになった。
テレビでは猫カフェが紹介されていて、タレントの膝の上で猫が気持ちよさそうに喉をゴロゴロ鳴らしながら寝ている。
画面から他の猫の『にゃ~』という声が聞こえた。
相澤先生は食べる手が止まっている。
「悪い」
私の視線に気づいた相澤先生が、目線を戻し再び箸を動かした。
「もしかして猫お好きなんですか?」
「・・・ああ」
恥ずかしそうに答える相澤先生にきゅんとした。
「猫可愛いですもんね」
「そうだな」
私、相澤先生のこと好きだけどまだまだ知らないことだらけだ。
こうやって一つずつ知っていけたらいいなと思った。
「最近、なんだか綺麗になったわね?」
「え?」
ミッドナイト先生が職員室でコーヒーを飲みながら話しかけてきた。
「嬉しいです。でも化粧品とか何も変えてないんですけどね」
ペタペタと顔を触ってみるが、触り心地に特に変化はないと思う。
「じゃあ恋とか?」
「ええ!!」
ふと脳裏に相澤先生の顔が浮かんだ。
ミッドナイト先生は私の頬をつついた。
「あー、図星?可愛い~」
「ななな何言っているんですか。違いますよ!」
「今度女子会しましょ」
パチッとウインクを決めてミッドナイト先生は去っていった。
恋・・・か。
もう認めざるをえないよね。
洸汰くんにも指摘されたし。
私・・・相澤先生のこと好きなんだ。
この感情を受け入れたとしても、私がこの想いを告げることはないだろう。
せっかく安定した職が得られたというのに、もし告白してフラれたら・・・。
そんなことあってはならない。
相澤先生は優しいからきっと気にしないでいてくれるだろうが、私が耐えられる自信がない。
少し期待できるような言動もあったけれど、それでも自分から行動に出るだなんてことは無理だ。
だから私は恋人関係でなくても相澤先生と一緒にいられる時間を大事に噛みしめて過ごしていくしかないのだ。
そして相澤先生の役に立てるよう精一杯今まで通り働くだけだ。
よし!と気合いを入れて私はパソコンの画面に集中した。
*********
週末の金曜日。
出勤途中に相澤先生と遭遇して一緒に学校へ向かった。
「今日、金曜日だな。何か食べたいものあるか?」
「明日買い物に付き合ってくださる日ですよね?」
2日続けて会えるなんて私には嬉しい限りだが、合理的な相澤先生はまとめた方が嬉しいかもしれない。
「ショッピングモールでご飯食べますか?そしたら明日の買い物もまとめてできますし」
本当は明日デートしたい。
でも相澤先生の都合を考えるとこの方がいいだろうな。
そう思って提案したのだが、相澤先生は少し渋っているような表情だった。
「仕事終わった後にショッピングモール行くのは疲れるから、今日は飯食って買い出しは明日にしよう」
「相澤先生が良ければ・・・」
明日会うのだから今日はご飯無しになるかなって思ったが、そういうわけでもなく。
相澤先生は今日も明日も会ってくれるようだ。
「明日は外で食べるから今日は家にするか」
「じゃあ私の家にしますか?明日買い物付き合っていただくので、私何か作ります」
「ありがとう、じゃあそうするか」
まるで恋人のような会話。
なんだか心がくすぐったかった。
*********
私は相澤先生より早く帰宅し、夜ご飯の準備をした。
何でもいいとのことだったので、普段飲料ゼリーばかり飲んでいる相澤先生には健康の為にも和食にすることにした。
さばの味噌煮と小松菜のおひたし、炊き込みご飯とお味噌汁を用意した。
「お邪魔します」
仕事が終わった相澤先生がやって来た。
私はエプロンをしたまま出迎えた。
「どうかしましたか?」
「いや・・・」
「どうぞどうぞ」
少し驚いているような様子だったが、中へ入るように促した。
「和食にしたんですが良かったですか?」
「ありがとう、美味そうだな」
座って手を合わせてた。
「いただきます」
私はBGMのためにテレビをつけた。
「前に来たときも思ったが・・・料理上手いんだな」
「いえいえ、普通レベルですよ。簡単なものしかできません」
「この味噌煮美味い」
「良かったです」
収入が安定しなかったので、できるだけ節約するために料理は覚えたにすぎない。
決して料理が好きなわけではないが、こうやって好きな人に褒めてもらえるなら頑張った甲斐もあるもの。
昔の自分を褒めてあげたい。
「相澤先生食べられない物ってありますか?」
「大体食べられる」
「じゃあ好きな食べ物は?」
「ゼリーで済ませてるからなぁ・・・」
食に興味がないのだろう。
それなのに美味しいと言ってもらえたのならお世辞であっても嬉しい。
「でも名字の作る料理は好きだ」
「ありがとうございます」
私はその言葉を素直に受け取った。
「名字は食べられない物ないのか?」
「小さい頃は色々ありましたけど、大人になってからは大体克服しました」
「例えば?」
「ピーマンとか」
「王道だな。何であれ子どもに嫌われるんだろうな。・・・あ」
「どうかしましたか?」
「いや・・・」
相澤先生がふと目をやったテレビの画面に釘付けになった。
テレビでは猫カフェが紹介されていて、タレントの膝の上で猫が気持ちよさそうに喉をゴロゴロ鳴らしながら寝ている。
画面から他の猫の『にゃ~』という声が聞こえた。
相澤先生は食べる手が止まっている。
「悪い」
私の視線に気づいた相澤先生が、目線を戻し再び箸を動かした。
「もしかして猫お好きなんですか?」
「・・・ああ」
恥ずかしそうに答える相澤先生にきゅんとした。
「猫可愛いですもんね」
「そうだな」
私、相澤先生のこと好きだけどまだまだ知らないことだらけだ。
こうやって一つずつ知っていけたらいいなと思った。
