【4章】傷の舐め合い
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「1次会お疲れ」
「乾杯!」
私と相澤先生はコンビニで買った缶を突き合わせた。
もちろん私はノンアルコール。
相澤先生はハイボールを買っていた。
「元々今日は一緒に飯食う予定だったしな」
「覚えててくれたんですね!」
「俺から言い出しただろ」
「嬉しいです」
さっきまでの頭痛はどこへやら。
相澤先生と合流してからすっかり良くなった。
病は気からって言葉があるけど、本当なのかもしれない。
「さっきは散々だったな」
「でも、知り合いが増えましたしブラド先生ともお話しできました」
大変だったけど参加して良かったと心から思う。
「そうか。良かったな」
「はい!雄英って飲み会多いんですか?」
「いや、基本皆忙しいから無いな。体育祭後と年納めだけ特別にある」
「じゃあ次は年末ですね」
「俺らヒーローは、年末年始駆り出されることも多いから、参加しない可能性高いけどな」
確かに、年末年始は事件が増える。
ヒーローと教師の二足のわらじって大変なんだろうな。
「名字が参加するなら極力参加しようとは思うが」
私が参加するなら?
それって嬉しい意味で捉えてもいいのだろうか。
「また飲まされたら堪らんからな」
「ありがとうございます」
なるほど。
そういう意味か。
ちょっと勘違いしそうになってしまった。
「あと・・・」
相澤先生は上を向いてハイボールの缶を飲み干した。
「俺以外の男に家まで送られるのはやめてくれ」
相澤先生の顔が少し赤いのはお酒のせい?
それとも・・・。
その言葉の真意を尋ねるにはまだ少し勇気が足りなくて。
私はコクコク頷きながら「分かりました」と答えるのが精一杯だった。
*********
「そういえば轟くんと爆豪くんの指名の数凄かったですね」
「あの2人に票が集まったな」
「体育祭の結果とは逆転してましたけど」
表彰台の彼を思い出してクスリと笑ってしまった。
「生徒が職場体験中って私達は何するんですか?」
「夏休みに林間合宿があるからな。それの下見に行く」
「林間合宿!」
「本当なら林間合宿中は名字には学校に残って事務作業をしてもらおうと思っていたんだが」
「ということは・・・」
「名字にも参加してもらおうと思う」
「わあ!楽しみです」
合宿なんて学生時代帰宅部だった私には縁がないものだった。
「ただ約束してほしいことがある」
相澤先生の表情が変わった。
真剣な顔つき。
私は背筋を伸ばして聞く体制を整えた。
「仕事ぶりを見ていて名字は口が堅いと判断した。校長とも話し合って名字のためにも伝えておこうと思う」
「はい」
「USJ襲撃事件は知ってるな?」
私は頷いた。
「雄英は今内通者がいると疑っている。生徒を含めてな」
「内通者・・・」
生徒も含めて、という言葉がやけに重く感じた。
A組の皆の顔が浮かんだ。そんなまさか。
「今回の林間合宿は場所について周知しない。下見に行くことを含めて、絶対に誰にも話さないでくれ」
「分かりました」
「酷なことを言うが・・・まだ油断できない状況だ。あまり他人に気を許さないでくれ」
相澤先生は襲撃事件で大怪我を負っているし、下手したら死んでいた。
だから相澤先生は内通者ではない。
私も襲撃後に入ってきた事務員なので対象外。
他の人達は・・・。
「大丈夫ですよ。私、あまり人のことを信用したことないので」
「乾杯!」
私と相澤先生はコンビニで買った缶を突き合わせた。
もちろん私はノンアルコール。
相澤先生はハイボールを買っていた。
「元々今日は一緒に飯食う予定だったしな」
「覚えててくれたんですね!」
「俺から言い出しただろ」
「嬉しいです」
さっきまでの頭痛はどこへやら。
相澤先生と合流してからすっかり良くなった。
病は気からって言葉があるけど、本当なのかもしれない。
「さっきは散々だったな」
「でも、知り合いが増えましたしブラド先生ともお話しできました」
大変だったけど参加して良かったと心から思う。
「そうか。良かったな」
「はい!雄英って飲み会多いんですか?」
「いや、基本皆忙しいから無いな。体育祭後と年納めだけ特別にある」
「じゃあ次は年末ですね」
「俺らヒーローは、年末年始駆り出されることも多いから、参加しない可能性高いけどな」
確かに、年末年始は事件が増える。
ヒーローと教師の二足のわらじって大変なんだろうな。
「名字が参加するなら極力参加しようとは思うが」
私が参加するなら?
それって嬉しい意味で捉えてもいいのだろうか。
「また飲まされたら堪らんからな」
「ありがとうございます」
なるほど。
そういう意味か。
ちょっと勘違いしそうになってしまった。
「あと・・・」
相澤先生は上を向いてハイボールの缶を飲み干した。
「俺以外の男に家まで送られるのはやめてくれ」
相澤先生の顔が少し赤いのはお酒のせい?
それとも・・・。
その言葉の真意を尋ねるにはまだ少し勇気が足りなくて。
私はコクコク頷きながら「分かりました」と答えるのが精一杯だった。
*********
「そういえば轟くんと爆豪くんの指名の数凄かったですね」
「あの2人に票が集まったな」
「体育祭の結果とは逆転してましたけど」
表彰台の彼を思い出してクスリと笑ってしまった。
「生徒が職場体験中って私達は何するんですか?」
「夏休みに林間合宿があるからな。それの下見に行く」
「林間合宿!」
「本当なら林間合宿中は名字には学校に残って事務作業をしてもらおうと思っていたんだが」
「ということは・・・」
「名字にも参加してもらおうと思う」
「わあ!楽しみです」
合宿なんて学生時代帰宅部だった私には縁がないものだった。
「ただ約束してほしいことがある」
相澤先生の表情が変わった。
真剣な顔つき。
私は背筋を伸ばして聞く体制を整えた。
「仕事ぶりを見ていて名字は口が堅いと判断した。校長とも話し合って名字のためにも伝えておこうと思う」
「はい」
「USJ襲撃事件は知ってるな?」
私は頷いた。
「雄英は今内通者がいると疑っている。生徒を含めてな」
「内通者・・・」
生徒も含めて、という言葉がやけに重く感じた。
A組の皆の顔が浮かんだ。そんなまさか。
「今回の林間合宿は場所について周知しない。下見に行くことを含めて、絶対に誰にも話さないでくれ」
「分かりました」
「酷なことを言うが・・・まだ油断できない状況だ。あまり他人に気を許さないでくれ」
相澤先生は襲撃事件で大怪我を負っているし、下手したら死んでいた。
だから相澤先生は内通者ではない。
私も襲撃後に入ってきた事務員なので対象外。
他の人達は・・・。
「大丈夫ですよ。私、あまり人のことを信用したことないので」
