「なあ、俺にしとけよ」/SD 水戸洋平
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「今日も見学来るの?」
「え?今日は行かないと思う」
赤木晴子ちゃんにそう尋ねられて、私は友人二人に「行かないよね?」と聞いた。
二人共それぞれ用事があるらしく、やはり行かないそうなので赤木さんに繰り返しそう伝えた。
「名字さんも用事あるの?」
「私?ううん・・・私はないけど」
だが、あの二人が行かないのなら行く用もない。
確かにバスケ部の見学は面白いが、今日は行く理由が無い。
「私は今日も行くの。良かったら一緒に行きましょう?」
純真無垢な笑顔でそう誘われたら、逆に断る理由もない私は流されるままに頷いていた。
「あ!昨日の!」
背が高い金髪の男の子に指を差されて、ビクリと肩が跳ねた。
「大楠、ビビらせんな。ごめんな」
いつも桜木くんの応援(冷やかし・・・?)に来ている彼らは確かに赤木さんの近くに居ることがあるのを体育館についてから思い出した。
謝ってくれた水戸くんは何となく存在は知っていた。
だが、あまりに前情報と印象が違うので、私が知っている水戸くんと同一人物なのか疑った。
「ん?」
「あ、ううん。何でもない」
「今日は私と一緒に見ることにしたの」
赤木さんが桜木軍団の人達にそう言った。
「赤木さんはバスケット好きなの?」
「うん、大好き!名字さんは?」
「私は友達についてきたのがはじまりだったけど、見てるのは楽しいよ。好きかはわからないけど…」
赤木さんと話している間に練習が始まった。
今日はいつもの友達二人が居ないから、流川くん以外の話を聞こうと思ったが、赤木さんもシュートを決めた流川くんに夢中だったので、思わず苦笑いが漏れてしまった。
同じ部活光景を見ているのに、一緒に居る人達が違うからか、また面白い発見があった。
特にファンではないが、いつもは友達に影響されてどうしても流川くんを目で追うことが多くなってしまう。
しかし今日は全体的な流れや、いつもあまり注目していない部員の人に目がいった。
「じゃあみんなは桜木くんの応援に来てるんだね」
「まあ、応援というか冷やかし?茶化しに?」
いつの間にか隣に立っていた水戸くんにそう言うと彼は薄く笑った。
「お前、抜け駆け!」
「早いもん勝ちだって」
「俺が先に目をつけてたのに!」
「ハハ」
隣で大楠くんが騒いでるけど…。
これ、話の流れ的に私のこと?
嬉しいけど反応に困る…ので、聞こえないフリして赤木さんに話しかけた。
「桜木くんにバスケット勧めたの赤木さんなんだね」
「そうなのよ!絶対向いてると思ったの!」
屈託のない笑顔を浮かべる彼女はまさに天使。赤木さんにはいかないのかな…と思った。
「あそこに居るのが私のお兄ちゃんなの」
「あ、あの眼鏡の人?」
「ううん、その隣」
「あ、短髪の?」
「違う違う。それはミッチー。ハルコちゃんの兄は逆隣」
水戸くんが指差して教えてくれた。
「えっ」
思わず声を出してしまったが、慌てて噤んだ。
「わかる。驚くよな」
流川くんのシュートに釘付けになっている赤木さんに聞こえてなくてよかった。
「え、あの一番大きい人だよね?」
「そう。通称ゴリ」
「そのまますぎるし、意外すぎる…」
コソコソと話す私達に赤木さんが「どうしたの?」と聞いてきたので、バスケットのルールを質問して誤魔化した。
「もうそろそろ帰ろうかな」
最後まで見ていたら帰宅が遅くなるので、いつも切り上げるタイミングで赤木さんに声をかけた。
「駅?」
「うん」
「俺、駅前のコンビニでバイトだから一緒に行こう」
「洋平抜け駆け!」
「じゃ、お先」
方向も同じで断る理由もないので、私は水戸くんと一緒に帰ることになった。
「え?今日は行かないと思う」
赤木晴子ちゃんにそう尋ねられて、私は友人二人に「行かないよね?」と聞いた。
二人共それぞれ用事があるらしく、やはり行かないそうなので赤木さんに繰り返しそう伝えた。
「名字さんも用事あるの?」
「私?ううん・・・私はないけど」
だが、あの二人が行かないのなら行く用もない。
確かにバスケ部の見学は面白いが、今日は行く理由が無い。
「私は今日も行くの。良かったら一緒に行きましょう?」
純真無垢な笑顔でそう誘われたら、逆に断る理由もない私は流されるままに頷いていた。
「あ!昨日の!」
背が高い金髪の男の子に指を差されて、ビクリと肩が跳ねた。
「大楠、ビビらせんな。ごめんな」
いつも桜木くんの応援(冷やかし・・・?)に来ている彼らは確かに赤木さんの近くに居ることがあるのを体育館についてから思い出した。
謝ってくれた水戸くんは何となく存在は知っていた。
だが、あまりに前情報と印象が違うので、私が知っている水戸くんと同一人物なのか疑った。
「ん?」
「あ、ううん。何でもない」
「今日は私と一緒に見ることにしたの」
赤木さんが桜木軍団の人達にそう言った。
「赤木さんはバスケット好きなの?」
「うん、大好き!名字さんは?」
「私は友達についてきたのがはじまりだったけど、見てるのは楽しいよ。好きかはわからないけど…」
赤木さんと話している間に練習が始まった。
今日はいつもの友達二人が居ないから、流川くん以外の話を聞こうと思ったが、赤木さんもシュートを決めた流川くんに夢中だったので、思わず苦笑いが漏れてしまった。
同じ部活光景を見ているのに、一緒に居る人達が違うからか、また面白い発見があった。
特にファンではないが、いつもは友達に影響されてどうしても流川くんを目で追うことが多くなってしまう。
しかし今日は全体的な流れや、いつもあまり注目していない部員の人に目がいった。
「じゃあみんなは桜木くんの応援に来てるんだね」
「まあ、応援というか冷やかし?茶化しに?」
いつの間にか隣に立っていた水戸くんにそう言うと彼は薄く笑った。
「お前、抜け駆け!」
「早いもん勝ちだって」
「俺が先に目をつけてたのに!」
「ハハ」
隣で大楠くんが騒いでるけど…。
これ、話の流れ的に私のこと?
嬉しいけど反応に困る…ので、聞こえないフリして赤木さんに話しかけた。
「桜木くんにバスケット勧めたの赤木さんなんだね」
「そうなのよ!絶対向いてると思ったの!」
屈託のない笑顔を浮かべる彼女はまさに天使。赤木さんにはいかないのかな…と思った。
「あそこに居るのが私のお兄ちゃんなの」
「あ、あの眼鏡の人?」
「ううん、その隣」
「あ、短髪の?」
「違う違う。それはミッチー。ハルコちゃんの兄は逆隣」
水戸くんが指差して教えてくれた。
「えっ」
思わず声を出してしまったが、慌てて噤んだ。
「わかる。驚くよな」
流川くんのシュートに釘付けになっている赤木さんに聞こえてなくてよかった。
「え、あの一番大きい人だよね?」
「そう。通称ゴリ」
「そのまますぎるし、意外すぎる…」
コソコソと話す私達に赤木さんが「どうしたの?」と聞いてきたので、バスケットのルールを質問して誤魔化した。
「もうそろそろ帰ろうかな」
最後まで見ていたら帰宅が遅くなるので、いつも切り上げるタイミングで赤木さんに声をかけた。
「駅?」
「うん」
「俺、駅前のコンビニでバイトだから一緒に行こう」
「洋平抜け駆け!」
「じゃ、お先」
方向も同じで断る理由もないので、私は水戸くんと一緒に帰ることになった。
