「なあ、俺にしとけよ」/SD 水戸洋平
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まさか俺が部員としてではないにしても、こんな青春真っ只中な空間に足繁く通うことになるとは一年前は想像していなかった。
花道がバスケ部に入部すると聞いた時は、明日地球は滅亡するのか?と少し本気で考えた。
意外にも水質は合っていたようで(しかしあいつにはとって水槽が狭かったかもしれない)、なんやかんや馴染んでいるように見える花道を見ながら少しばかり羨ましくも感じた。
「きゃーーー!!!流川くーーーん!!」
時折聞こえてくる流川親衛隊の声援にも耳が慣れつつあった。
むしろ彼女達も含めて湘北バスケ部でさえあるように感じるのは、自分が部員ではないからに他ならない。
流川はその声に一切反応することなく、表情一つ変えなかった。
花道が入部した頃から居る三人組の親衛隊が一グループ。
ハルコちゃんが居るグループが二つ目。
そして、最近もう一つ三人組のグループがよく見学に来ている。
古参の女子グループ程声援が大きくはないが、流川がシュートを決めるたびに、その三人の内二人が色めき立っている。
「その内、部員より流川ファンの数の方が増えそうじゃねぇ?」
大楠の言葉に同意した。
「女子が増えすぎると俺ら見学し辛くなるよなあ」
桜木軍団が女子のおっかけに居場所を奪われる危機。
まあ、俺らも見学というより花道の冷やかしに来ているので部員視点での迷惑度合いで言えば彼女達とそう変わらないだろう。
「ちなみにさ、見学してる女子で好みの子いる?」
下衆い問いかけをしたのは野間だ。
男子高校生、女子の集団を見かけたらこんな話ばかりしている気がする。
「俺はあの子かなぁ~」
大楠が指差した女の子は最近見学に来ているグループの内の一人だった。
「だってさ!あの子だけ流川目当てじゃなさそうじゃん!」
「はは」
俺も気づいていた。
流川にきゃいきゃい盛り上がっている友人二人をまるで姉のように優しく見守っている彼女。
外野がうるさすぎて、静かに見学している彼女が逆に目立つのだ。
「ハルコちゃん、あの子知ってる?」
「名字さんのこと?」
近くにいたハルコちゃんに聞いた。
大楠には言いづらいが、実は俺もあの子のことが気になっていた。
しかし、いきなり「あの子誰?」なんて聞いたら不審がられる(ましてや俺みたいな不良が)ので、今のこの流れに乗っかるのがベストだ。
幸いに彼女も流川に釘付けだったので、俺達の話の流れは聞こえていなかったようだ。(花道、頑張れ・・・)
「同じクラスよ。今日も見学行っていいか聞かれたわ」
「ハルコちゃんに聞くの?」
「彼女とってもいい子よ。部活の邪魔になっていないかいつも気にしているから」
彼女が言うのだから、きっといい子なんだろうな。
今まではただ視界に入ってくる、ちょっと気になる女の子だった。
しかし、こうやって話題に上がって、第三者越しに彼女の人物像を聞けば、❝一度話してみたい子❞に変化したのであった。
花道がバスケ部に入部すると聞いた時は、明日地球は滅亡するのか?と少し本気で考えた。
意外にも水質は合っていたようで(しかしあいつにはとって水槽が狭かったかもしれない)、なんやかんや馴染んでいるように見える花道を見ながら少しばかり羨ましくも感じた。
「きゃーーー!!!流川くーーーん!!」
時折聞こえてくる流川親衛隊の声援にも耳が慣れつつあった。
むしろ彼女達も含めて湘北バスケ部でさえあるように感じるのは、自分が部員ではないからに他ならない。
流川はその声に一切反応することなく、表情一つ変えなかった。
花道が入部した頃から居る三人組の親衛隊が一グループ。
ハルコちゃんが居るグループが二つ目。
そして、最近もう一つ三人組のグループがよく見学に来ている。
古参の女子グループ程声援が大きくはないが、流川がシュートを決めるたびに、その三人の内二人が色めき立っている。
「その内、部員より流川ファンの数の方が増えそうじゃねぇ?」
大楠の言葉に同意した。
「女子が増えすぎると俺ら見学し辛くなるよなあ」
桜木軍団が女子のおっかけに居場所を奪われる危機。
まあ、俺らも見学というより花道の冷やかしに来ているので部員視点での迷惑度合いで言えば彼女達とそう変わらないだろう。
「ちなみにさ、見学してる女子で好みの子いる?」
下衆い問いかけをしたのは野間だ。
男子高校生、女子の集団を見かけたらこんな話ばかりしている気がする。
「俺はあの子かなぁ~」
大楠が指差した女の子は最近見学に来ているグループの内の一人だった。
「だってさ!あの子だけ流川目当てじゃなさそうじゃん!」
「はは」
俺も気づいていた。
流川にきゃいきゃい盛り上がっている友人二人をまるで姉のように優しく見守っている彼女。
外野がうるさすぎて、静かに見学している彼女が逆に目立つのだ。
「ハルコちゃん、あの子知ってる?」
「名字さんのこと?」
近くにいたハルコちゃんに聞いた。
大楠には言いづらいが、実は俺もあの子のことが気になっていた。
しかし、いきなり「あの子誰?」なんて聞いたら不審がられる(ましてや俺みたいな不良が)ので、今のこの流れに乗っかるのがベストだ。
幸いに彼女も流川に釘付けだったので、俺達の話の流れは聞こえていなかったようだ。(花道、頑張れ・・・)
「同じクラスよ。今日も見学行っていいか聞かれたわ」
「ハルコちゃんに聞くの?」
「彼女とってもいい子よ。部活の邪魔になっていないかいつも気にしているから」
彼女が言うのだから、きっといい子なんだろうな。
今まではただ視界に入ってくる、ちょっと気になる女の子だった。
しかし、こうやって話題に上がって、第三者越しに彼女の人物像を聞けば、❝一度話してみたい子❞に変化したのであった。
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