【三章】想い、想われ
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「え…?」
「え?あ、知らんかった?」
放課後、体術の自主練をしていた虎杖くんに自販機のドリンクを渡して、そのまま休憩がてらお話していたら衝撃的事実を耳にした。
「え、死ぬって…?え、え…?」
虎杖くんって第一印象がちょっとやんちゃそうだなぁと思っていたけれど、そんなことなくてすごく優しい男の子だって今はもう知ってる。
だから何気なくモテるでしょ?って聞いてしまって、そこから恋人はいるのか、みたいな話に発展して…。
返ってきた答えが「恋人は作らない。だって俺もうすぐ死ぬし」って……。
「え、そんなに動いて大丈夫なの…?」
「病気じゃないから大丈夫」
じゃあなんで…?という疑問が湧くが、聞いていいのか迷っていると、虎杖くんがすんなり教えてくれた。
「宿儺の器…?」
「そ」
「え、でもその宿儺って呪霊、虎杖くんがコントロールできてるんだよね?じゃあ二十本取り込んでそのままコントロールし続ければ虎杖くんも生きられるんじゃ…」
「んー…多分そんな簡単なことじゃないし、一の犠牲で皆を確実に救える」
「一の犠牲って…」
「人はさ、いつか終わりを迎えるじゃん。俺は人よりそれが早いことが目に見えてるだけ」
「でも…」
「あー!言わなかったらよかった!ごめんっ」
何で、虎杖くんが謝るの…。
やんちゃどころか、私より大人だよ。
達観しすぎてる。
私の方が幼い子供に思えた。
「やりたいことリストとか作ってないの…?」
「やりたいことリスト?」
「よくみんな作ってるじゃん」
「あー、そんな暇ないからなぁ…」
「私が叶えられるものなら叶えてあげたい」
「うーん…」
「欲しいものとかない?前倒しで人生の誕生日しようよ。あと80回誕生日会開こう」
「俺めっちゃ長生き」
名前さんにたかれないって、と言うが、むしろたかってほしい。
「うーん……あっ!」
「何かあった?」
「デートしてみたい!」
高校生の男の子らしい願望にクスリと笑いが漏れた。
「恋人は作れないけど、女の子とデートぐらいしてから死にたいなぁ…とは思う」
「釘崎さんに頼んでみようか?」
「え、やだ。絶対荷物持ちさせられて終わる」
そんなことないよ、とは言えなかった。
荷物持ちさせられる虎杖くんの未来が見えた。
「釘崎と出かけるなら、むしろ伏黒も居ないと違和感ある」
確かに一年生は三人セットのイメージがある。
任務も一緒にこなしてるし。
「名前さんがいい」
「え!?私?」
「むしろこの流れで自分を候補から外してることに驚き。やっぱ五条先生怒るかな?」
一瞬五条さん(の他に数人)の顔が浮かんだが、掻き消した。
「大丈夫だよ!私でよければデートしよう!」
「マジ?ありがと」
「こちらこそ。こんな年上とデートしてくれてありがとうだよ」
でもバレたら怒られそうだから内緒にしておこうと虎杖くんと約束した。
「どこに行こうかなぁ…」
特に外出規制されてるわけじゃないけど呪霊を見たくなくて基本引きこもっているか、出かけても大抵五条さんが一緒なので、私もワクワクしてきた。
「俺がプラン考えていい?」
「え?いいの?」
「うん。それもやってみたい」
運命を変える力が私には無いので、今を生きている虎杖くんの残りの人生が少しでも豊かなものになるように、私は心の底から願った。
「え?あ、知らんかった?」
放課後、体術の自主練をしていた虎杖くんに自販機のドリンクを渡して、そのまま休憩がてらお話していたら衝撃的事実を耳にした。
「え、死ぬって…?え、え…?」
虎杖くんって第一印象がちょっとやんちゃそうだなぁと思っていたけれど、そんなことなくてすごく優しい男の子だって今はもう知ってる。
だから何気なくモテるでしょ?って聞いてしまって、そこから恋人はいるのか、みたいな話に発展して…。
返ってきた答えが「恋人は作らない。だって俺もうすぐ死ぬし」って……。
「え、そんなに動いて大丈夫なの…?」
「病気じゃないから大丈夫」
じゃあなんで…?という疑問が湧くが、聞いていいのか迷っていると、虎杖くんがすんなり教えてくれた。
「宿儺の器…?」
「そ」
「え、でもその宿儺って呪霊、虎杖くんがコントロールできてるんだよね?じゃあ二十本取り込んでそのままコントロールし続ければ虎杖くんも生きられるんじゃ…」
「んー…多分そんな簡単なことじゃないし、一の犠牲で皆を確実に救える」
「一の犠牲って…」
「人はさ、いつか終わりを迎えるじゃん。俺は人よりそれが早いことが目に見えてるだけ」
「でも…」
「あー!言わなかったらよかった!ごめんっ」
何で、虎杖くんが謝るの…。
やんちゃどころか、私より大人だよ。
達観しすぎてる。
私の方が幼い子供に思えた。
「やりたいことリストとか作ってないの…?」
「やりたいことリスト?」
「よくみんな作ってるじゃん」
「あー、そんな暇ないからなぁ…」
「私が叶えられるものなら叶えてあげたい」
「うーん…」
「欲しいものとかない?前倒しで人生の誕生日しようよ。あと80回誕生日会開こう」
「俺めっちゃ長生き」
名前さんにたかれないって、と言うが、むしろたかってほしい。
「うーん……あっ!」
「何かあった?」
「デートしてみたい!」
高校生の男の子らしい願望にクスリと笑いが漏れた。
「恋人は作れないけど、女の子とデートぐらいしてから死にたいなぁ…とは思う」
「釘崎さんに頼んでみようか?」
「え、やだ。絶対荷物持ちさせられて終わる」
そんなことないよ、とは言えなかった。
荷物持ちさせられる虎杖くんの未来が見えた。
「釘崎と出かけるなら、むしろ伏黒も居ないと違和感ある」
確かに一年生は三人セットのイメージがある。
任務も一緒にこなしてるし。
「名前さんがいい」
「え!?私?」
「むしろこの流れで自分を候補から外してることに驚き。やっぱ五条先生怒るかな?」
一瞬五条さん(の他に数人)の顔が浮かんだが、掻き消した。
「大丈夫だよ!私でよければデートしよう!」
「マジ?ありがと」
「こちらこそ。こんな年上とデートしてくれてありがとうだよ」
でもバレたら怒られそうだから内緒にしておこうと虎杖くんと約束した。
「どこに行こうかなぁ…」
特に外出規制されてるわけじゃないけど呪霊を見たくなくて基本引きこもっているか、出かけても大抵五条さんが一緒なので、私もワクワクしてきた。
「俺がプラン考えていい?」
「え?いいの?」
「うん。それもやってみたい」
運命を変える力が私には無いので、今を生きている虎杖くんの残りの人生が少しでも豊かなものになるように、私は心の底から願った。
