【9章】嫉妬
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というか、すっかり忘れていたけれど私マイク先生に料理作る約束していたんだった。
忘れていたことが申し訳ない。
悩んだ結果、お弁当にした。
使い捨ての弁当箱にありきたりの中身を詰め込む。
「だし巻きたまごで良かったかな?」
たまご焼き派だったらどうしよう、と今更ながら心配になった。
でもきっとたまご焼きにしたらしたで、しょっぱい派か甘い派で悩むのだ。
だから万人受けするだし巻きたまごが正解だ。
最近はもっぱらお弁当派な私。
だって節約しなきゃだし。
ランチラッシュのお昼はとっても魅力的だけど、週に一回だけと自分の中で制約を設けた。
「あっ!マイク先生!」
朝、出勤してきたマイク先生を廊下で見つけた。
「グッモーニング!名前ちゃん!」
「おはようございます。あの、これ・・・」
「何々?」
「約束していたお弁当です。遅くなってすみません」
「Really!?本当に作ってくれたんだ!」
「何の変哲もない普通のお弁当ですが・・・」
「すっげー嬉しい!ありがとうな!良かったら今日一緒に食べない?」
「はい!喜んで」
一人で食べるお弁当は味気ないのだ。
マイク先生に紙袋ごと渡して、二人で職員室へと入った。
****************
午前中の業務を終えて昼休み。
「名前ちゃん、お昼食べよう!」
「はい。どこで食べますか?」
お弁当の時は自席でそのまま取っていた。
だって相澤先生も自席でゼリー啜るから。
「天気いいし、中庭とか?」
「いいですね!」
どこか良い場所を知っているのか、真っ直ぐ歩いて行くマイク先生について行った。
中庭に出て、誰もいないベンチを見つけた。
「ここにしますか?」
「OK!」
昼休みの時間は限られているし、マイク先生は次の授業の準備もあるだろう。
私はてきぱきとお弁当箱の蓋を開けた。
「いただきまーす」
「いただきます」
マイク先生がぱくぱくと箸を進めていく。
「美味い!」
「お口に合って良かったです」
なんかあれだな。
自分が作ったお弁当を自分が居るところで食べられるって恥ずかしい。
「あれ?名前ちゃんのお弁当となんか違う・・・?」
「あ、これは!自分のやつは失敗作とか余り物を詰めただけなんです。マイク先生にあげる分だけ頑張りました」
手で自分の弁当を隠した。
そうだ、どちらかというとこっちを見られる方が恥ずかしい。
焦げた唐揚げとか、焼きすぎたウインナーとかは私の方に入れたのだ。
「そんなん全然気にしなくて良かったのに」
「気にしますよ!!私のお弁当食べてお腹でも壊されたら堪りません」
「俺そんなヤワじゃないぜ。・・・ほら!」
マイク先生は形が整っている唐揚げを一つ摘まんで、私の口元に持ってきた。
これはまさか・・・。
「はい、あーん」
「いやいやいや、ここ学校ですよ!!」
「誰もいないから大丈夫だって」
「いやぁ・・・」
困る・・・。
学校ではさすがに恥ずかしい。
でも目の前でニコニコしているマイク先生を見ていると、断るのもなぁ・・・。
周りをキョロキョロして、誰もいないことを確かめると御望み通り箸から唐揚げを攫った。
「マイク先生に作ったのに私が食べちゃ駄目じゃないですか」
「いっぱいあるし。こうやって楽しむのもお礼の一環だと思ってよ」
そう言われたら何も言い返せない。
だってこの間の買い出しのお礼だし。
こうして昼休みは過ぎていった。
忘れていたことが申し訳ない。
悩んだ結果、お弁当にした。
使い捨ての弁当箱にありきたりの中身を詰め込む。
「だし巻きたまごで良かったかな?」
たまご焼き派だったらどうしよう、と今更ながら心配になった。
でもきっとたまご焼きにしたらしたで、しょっぱい派か甘い派で悩むのだ。
だから万人受けするだし巻きたまごが正解だ。
最近はもっぱらお弁当派な私。
だって節約しなきゃだし。
ランチラッシュのお昼はとっても魅力的だけど、週に一回だけと自分の中で制約を設けた。
「あっ!マイク先生!」
朝、出勤してきたマイク先生を廊下で見つけた。
「グッモーニング!名前ちゃん!」
「おはようございます。あの、これ・・・」
「何々?」
「約束していたお弁当です。遅くなってすみません」
「Really!?本当に作ってくれたんだ!」
「何の変哲もない普通のお弁当ですが・・・」
「すっげー嬉しい!ありがとうな!良かったら今日一緒に食べない?」
「はい!喜んで」
一人で食べるお弁当は味気ないのだ。
マイク先生に紙袋ごと渡して、二人で職員室へと入った。
****************
午前中の業務を終えて昼休み。
「名前ちゃん、お昼食べよう!」
「はい。どこで食べますか?」
お弁当の時は自席でそのまま取っていた。
だって相澤先生も自席でゼリー啜るから。
「天気いいし、中庭とか?」
「いいですね!」
どこか良い場所を知っているのか、真っ直ぐ歩いて行くマイク先生について行った。
中庭に出て、誰もいないベンチを見つけた。
「ここにしますか?」
「OK!」
昼休みの時間は限られているし、マイク先生は次の授業の準備もあるだろう。
私はてきぱきとお弁当箱の蓋を開けた。
「いただきまーす」
「いただきます」
マイク先生がぱくぱくと箸を進めていく。
「美味い!」
「お口に合って良かったです」
なんかあれだな。
自分が作ったお弁当を自分が居るところで食べられるって恥ずかしい。
「あれ?名前ちゃんのお弁当となんか違う・・・?」
「あ、これは!自分のやつは失敗作とか余り物を詰めただけなんです。マイク先生にあげる分だけ頑張りました」
手で自分の弁当を隠した。
そうだ、どちらかというとこっちを見られる方が恥ずかしい。
焦げた唐揚げとか、焼きすぎたウインナーとかは私の方に入れたのだ。
「そんなん全然気にしなくて良かったのに」
「気にしますよ!!私のお弁当食べてお腹でも壊されたら堪りません」
「俺そんなヤワじゃないぜ。・・・ほら!」
マイク先生は形が整っている唐揚げを一つ摘まんで、私の口元に持ってきた。
これはまさか・・・。
「はい、あーん」
「いやいやいや、ここ学校ですよ!!」
「誰もいないから大丈夫だって」
「いやぁ・・・」
困る・・・。
学校ではさすがに恥ずかしい。
でも目の前でニコニコしているマイク先生を見ていると、断るのもなぁ・・・。
周りをキョロキョロして、誰もいないことを確かめると御望み通り箸から唐揚げを攫った。
「マイク先生に作ったのに私が食べちゃ駄目じゃないですか」
「いっぱいあるし。こうやって楽しむのもお礼の一環だと思ってよ」
そう言われたら何も言い返せない。
だってこの間の買い出しのお礼だし。
こうして昼休みは過ぎていった。
