【8章】デート
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「どうしよう、緊張する・・・」
私は先ほどから部屋を行ったり来たりしている。
マイク先生とのときは何も思わず、ただ準備して待っていただけなのに。
今週の仕事は手につかなかった。
大きなミスはしなかったけれど。
それもこれもこの日が待ち遠しくて。
今日は待ちに待った相澤先生との水族館デート。
これはデート・・・でいいんだよね?
私があまりにも落ち込んだから、お情けで連れていってもらえるのだとしても。
鏡に映る自分を見返した。
マイク先生と先に買い物行けてよかった。
もしかしたらいつか相澤先生とお出かけできる日がくるかもしれないと願望を掛けて買った服。
まさかこんなにも早く着れる日が来るとは思わなかった。
鞄に入れた携帯が震えた。
「も、もしもし!」
『おはよう』
「おはようございます」
『着いたぞ』
「すぐに行きます」
忘れ物がないか確認して、服と一緒に買ったパンプスを下ろして履いた。
「よし・・・!」
いざ出陣。
私は相澤先生が待つ裏門に早歩きで向かった。
****************
「お待たせしました」
相澤先生の車は予想通り黒だった。
助手席のドアを開けて乗り込んだ。
私がシートベルトを締めたのを確認すると、相澤先生は車にエンジンを掛けた。
最近の私は天気運がいいのかもしれない。
本日も晴天だった。
「水族館ってどこにあるんですか?」
「隣の市だ」
「へー!楽しみです」
「行ったことないのか?」
「そうですね」
元の世界でもたまに人間ウォッチングをしてしまうが、この世界ではより一層しがいがある。
あの人の個性なんだろ~?と考えるのが楽しいのだ。
「・・・マイクとは」
窓の外を眺めながらそんなことを考えているとふと相澤先生が切り出した。
「マイクとは移動中どんな話をしていたんだ?」
「マイク先生?」
この間のお出かけのことだろう。
「えっと、マイク先生のお勧めの音楽を掛けてもらったりしていました。あとは仕事大丈夫か~とか」
「そうか・・・」
2人間に沈黙が走る。
えっ!?
何か私変なこと言ったかな?
焦るな。
別に何もやましいことはない。
ただ聞かれた事に答えただけだ。
しかし思い返せばマイク先生と出かけたのが先週で、今は相澤先生が隣にいる。
二週連続で違う男性とデートなんて。
もしかして尻軽女って思われてる!?
えっ、そんなのやだ。
どうやって弁明すれば・・・とあわあわしていると相澤先生が閉ざしていた口を開いた。
「・・・俺はマイクと違って喋り上手じゃないし、女の扱い方もあいつには劣る」
「へ?」
「だからやってほしいこととか、不快なことがあれば口に出してくれたら助かる」
私は首を傾げた。
「私のこと尻軽って思ってたわけでは」
「尻軽?」
「あっ、いえ!何でもないです!!」
つまり、相澤先生は自分とマイク先生が比べられてるかもって思ったってことかな?
「あの・・・」
私は自分の気持ちを素直に口にした。
「今日とっても楽しみだったんです。相澤先生が一緒に居てくれるだけで私は十分です」
それ以上は何も望みません。
そう言えば相澤先生は視線をフイと逸らした。
今日は無精ひげが綺麗に剃られているから、少し赤くなった頬がよく見えていた。
私は先ほどから部屋を行ったり来たりしている。
マイク先生とのときは何も思わず、ただ準備して待っていただけなのに。
今週の仕事は手につかなかった。
大きなミスはしなかったけれど。
それもこれもこの日が待ち遠しくて。
今日は待ちに待った相澤先生との水族館デート。
これはデート・・・でいいんだよね?
私があまりにも落ち込んだから、お情けで連れていってもらえるのだとしても。
鏡に映る自分を見返した。
マイク先生と先に買い物行けてよかった。
もしかしたらいつか相澤先生とお出かけできる日がくるかもしれないと願望を掛けて買った服。
まさかこんなにも早く着れる日が来るとは思わなかった。
鞄に入れた携帯が震えた。
「も、もしもし!」
『おはよう』
「おはようございます」
『着いたぞ』
「すぐに行きます」
忘れ物がないか確認して、服と一緒に買ったパンプスを下ろして履いた。
「よし・・・!」
いざ出陣。
私は相澤先生が待つ裏門に早歩きで向かった。
****************
「お待たせしました」
相澤先生の車は予想通り黒だった。
助手席のドアを開けて乗り込んだ。
私がシートベルトを締めたのを確認すると、相澤先生は車にエンジンを掛けた。
最近の私は天気運がいいのかもしれない。
本日も晴天だった。
「水族館ってどこにあるんですか?」
「隣の市だ」
「へー!楽しみです」
「行ったことないのか?」
「そうですね」
元の世界でもたまに人間ウォッチングをしてしまうが、この世界ではより一層しがいがある。
あの人の個性なんだろ~?と考えるのが楽しいのだ。
「・・・マイクとは」
窓の外を眺めながらそんなことを考えているとふと相澤先生が切り出した。
「マイクとは移動中どんな話をしていたんだ?」
「マイク先生?」
この間のお出かけのことだろう。
「えっと、マイク先生のお勧めの音楽を掛けてもらったりしていました。あとは仕事大丈夫か~とか」
「そうか・・・」
2人間に沈黙が走る。
えっ!?
何か私変なこと言ったかな?
焦るな。
別に何もやましいことはない。
ただ聞かれた事に答えただけだ。
しかし思い返せばマイク先生と出かけたのが先週で、今は相澤先生が隣にいる。
二週連続で違う男性とデートなんて。
もしかして尻軽女って思われてる!?
えっ、そんなのやだ。
どうやって弁明すれば・・・とあわあわしていると相澤先生が閉ざしていた口を開いた。
「・・・俺はマイクと違って喋り上手じゃないし、女の扱い方もあいつには劣る」
「へ?」
「だからやってほしいこととか、不快なことがあれば口に出してくれたら助かる」
私は首を傾げた。
「私のこと尻軽って思ってたわけでは」
「尻軽?」
「あっ、いえ!何でもないです!!」
つまり、相澤先生は自分とマイク先生が比べられてるかもって思ったってことかな?
「あの・・・」
私は自分の気持ちを素直に口にした。
「今日とっても楽しみだったんです。相澤先生が一緒に居てくれるだけで私は十分です」
それ以上は何も望みません。
そう言えば相澤先生は視線をフイと逸らした。
今日は無精ひげが綺麗に剃られているから、少し赤くなった頬がよく見えていた。
