【1章】出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
公園に入ると視界に自販機が入った。
少し喉が渇いたが、ポケットを探っても生憎お金など入っておらず、夢だったら出て来るかもと試しに自販機のボタンを押してみるが、反応はなかった。
「いいじゃん、夢なんだから少しぐらいサービスしてくれても・・・」
ふてくされて、再びベンチに腰掛ける。
早く覚めてよ、こんな夢。
相澤先生に会えたけど全然嬉しくない。
「はあ・・・」
大きな溜息を吐いた。
することもなくボーッとしていると公園の入口に人影が見えた。
その人影はこちらに向かってきた。
しかし、足元がおぼつかない。
うわっ。
酔っ払いだ・・・。
絶対こっちに来ないでと念じてみるが、通じなかった。
「お~。姉ちゃん、こんな時間に一人で何やってんの?」
顔を赤くしていかにも酒を飲んだ帰りであろう男が話しかけてきた。
「俺もベンチ座っていい~?」
「あ、どうぞ。私もう行くので・・・いたっ」
立ち上がって、ベンチを渡そうとした時、足に痛みが走った。
「あ、怪我してんじゃ~ん。無理せずここにいなよー」
へらへらと笑いながら、私の手首を掴んでベンチに座らせようとした。
「やめてっ」
手首を掴まれたことで恐怖心が襲ってくる。
あと・・・
「(顔面怖いっ!!!!)」
そう、彼は私が知っている人間の見た目ではなかった。
まるでケルベロスを想像させる狂犬のような顔立ち。
ヒロアカの世界観でいうと『異形型』だ。
異形型なんて、差別用語的な・・・と思ったが、やはり顔で恐怖心を抱いてしまっている私の心は差別を含んでいるのだろう。
しかし怖いものは怖い!!!
夢なのに!
私の想像力たくましすぎる。
「お願い・・・離してください」
寒いからか、怖いからか、分からないが身体の震えが止まらなかった。
「そこまでだ」
手首が軽くなった。
瞑っていた目を開けると、相澤先生が立っていた。
*******************
災難だ。
もうすぐ新学期が始まるということもあり、事前準備に追われていた。
残業続きで、気怠い身体を引きずって帰宅。
鍵を開けて家に入ると、一人暮らしなのに人の気配がした。
リビングと別にある自室。
「あ!夢か」
女の声が聞こえてきて、心臓が飛び出るかと思った。
一瞬疲れすぎて幻聴が聞こえたのか、それとも家を間違えたかと考えたがそんなはずはない。
息を吐いて冷静に辺りを見回すが、ここは俺の家で間違いない。
出てこようとした女を素早く拘束した。
敵かと思い個性は発動させたが、女は何の抵抗をすることもなく、ただ痛みに顔をしかめている。
顔をしかめたいのはこっちだ。
その後、女は訳分からないことを言っていたが、特に脅威があるわけはなさそうだったので警察には突き出さずに家から追い出した。
なんだ、酔っ払いが家を間違えたのか?
しかし玄関はきちんと鍵が掛かっていた。
「はあ・・・」
どっと疲れた。
飲用ゼリーを冷蔵庫から取り出し、啜った。
そのまま自室へと入りベッドに倒れ込む。
ぼんやりと考えるのは先ほどの女。
そりゃそうだろう。
あんな衝撃的な出来事があれば、すぐに忘れることなんて無理だ。
言っていることは無茶苦茶だったが、一見普通の女だった。
冷静に思い返すと、まるでここに居たことは自分の意思ではないといった様子。
そういえば・・・。
「あいつ、靴履いてたか?」
勢いのまま追い出してしまった。
身体を起こして玄関に行くが、やはり靴はない。
しかし土足のまま部屋に居た記憶もない。
わずかな記憶を手繰り寄せると、靴下しか履いていなかったように思う。
不法侵入された身なのだから、気にしなくてもいいだろうが、ヒーローの性分なのだろうか。
自室へと戻り窓を開けた。
ベランダに出て女を探すと、覚束ない足取りで公園へ入っていくのが見えた。
「ったく・・・」
放っておけばいいものを。
しかし、そうしたらそうしたで気になって明日寝不足になりそうだ。
首を回すとコキッと音が鳴った。
少し喉が渇いたが、ポケットを探っても生憎お金など入っておらず、夢だったら出て来るかもと試しに自販機のボタンを押してみるが、反応はなかった。
「いいじゃん、夢なんだから少しぐらいサービスしてくれても・・・」
ふてくされて、再びベンチに腰掛ける。
早く覚めてよ、こんな夢。
相澤先生に会えたけど全然嬉しくない。
「はあ・・・」
大きな溜息を吐いた。
することもなくボーッとしていると公園の入口に人影が見えた。
その人影はこちらに向かってきた。
しかし、足元がおぼつかない。
うわっ。
酔っ払いだ・・・。
絶対こっちに来ないでと念じてみるが、通じなかった。
「お~。姉ちゃん、こんな時間に一人で何やってんの?」
顔を赤くしていかにも酒を飲んだ帰りであろう男が話しかけてきた。
「俺もベンチ座っていい~?」
「あ、どうぞ。私もう行くので・・・いたっ」
立ち上がって、ベンチを渡そうとした時、足に痛みが走った。
「あ、怪我してんじゃ~ん。無理せずここにいなよー」
へらへらと笑いながら、私の手首を掴んでベンチに座らせようとした。
「やめてっ」
手首を掴まれたことで恐怖心が襲ってくる。
あと・・・
「(顔面怖いっ!!!!)」
そう、彼は私が知っている人間の見た目ではなかった。
まるでケルベロスを想像させる狂犬のような顔立ち。
ヒロアカの世界観でいうと『異形型』だ。
異形型なんて、差別用語的な・・・と思ったが、やはり顔で恐怖心を抱いてしまっている私の心は差別を含んでいるのだろう。
しかし怖いものは怖い!!!
夢なのに!
私の想像力たくましすぎる。
「お願い・・・離してください」
寒いからか、怖いからか、分からないが身体の震えが止まらなかった。
「そこまでだ」
手首が軽くなった。
瞑っていた目を開けると、相澤先生が立っていた。
*******************
災難だ。
もうすぐ新学期が始まるということもあり、事前準備に追われていた。
残業続きで、気怠い身体を引きずって帰宅。
鍵を開けて家に入ると、一人暮らしなのに人の気配がした。
リビングと別にある自室。
「あ!夢か」
女の声が聞こえてきて、心臓が飛び出るかと思った。
一瞬疲れすぎて幻聴が聞こえたのか、それとも家を間違えたかと考えたがそんなはずはない。
息を吐いて冷静に辺りを見回すが、ここは俺の家で間違いない。
出てこようとした女を素早く拘束した。
敵かと思い個性は発動させたが、女は何の抵抗をすることもなく、ただ痛みに顔をしかめている。
顔をしかめたいのはこっちだ。
その後、女は訳分からないことを言っていたが、特に脅威があるわけはなさそうだったので警察には突き出さずに家から追い出した。
なんだ、酔っ払いが家を間違えたのか?
しかし玄関はきちんと鍵が掛かっていた。
「はあ・・・」
どっと疲れた。
飲用ゼリーを冷蔵庫から取り出し、啜った。
そのまま自室へと入りベッドに倒れ込む。
ぼんやりと考えるのは先ほどの女。
そりゃそうだろう。
あんな衝撃的な出来事があれば、すぐに忘れることなんて無理だ。
言っていることは無茶苦茶だったが、一見普通の女だった。
冷静に思い返すと、まるでここに居たことは自分の意思ではないといった様子。
そういえば・・・。
「あいつ、靴履いてたか?」
勢いのまま追い出してしまった。
身体を起こして玄関に行くが、やはり靴はない。
しかし土足のまま部屋に居た記憶もない。
わずかな記憶を手繰り寄せると、靴下しか履いていなかったように思う。
不法侵入された身なのだから、気にしなくてもいいだろうが、ヒーローの性分なのだろうか。
自室へと戻り窓を開けた。
ベランダに出て女を探すと、覚束ない足取りで公園へ入っていくのが見えた。
「ったく・・・」
放っておけばいいものを。
しかし、そうしたらそうしたで気になって明日寝不足になりそうだ。
首を回すとコキッと音が鳴った。
