【3章】フォーリンラブin室町
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「吉野先生、この度は推薦状ありがとうございました。これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。基本的に小松田くんについて回ってください。他に何かあるときは声かけますね」
吉野先生が言わんとしていることはよくわかった。
小松田さんの粗相を処理してほしいということだろう。
私の仕事は、小松田さんの仕事を円滑に進め、吉野先生が自分の仕事に集中できる環境にすることだと理解した。
「じゃあ、さっそく倉庫行こう!」
「うん」
パタパタと揃って出ていく私達を見て、吉野先生が「平和ですね…」と呟いていたことは知らなかった。
「ここが倉庫だよ。武器とかもあるから気をつけてね」
「うん」
この倉庫は初めて来る。
トイレットペーパーとかの補充で消耗品関係を扱っている倉庫には入ったことあるけど。
「何したらいいの?」
「ここずっと掃除してないから、掃除しながら棚卸ししようと思うんだ」
「わかった」
はたきと箒を持って、私達は取りかかった。
「ええーっと、クナイの在庫が…」
取りかかったのはいいものの、小松田さんが武器の確認をしていることに内心ヒヤヒヤしていて、私も他の備品を数えているのに一向に頭に入ってこない。
「クナイはこれでよし!」
無事に棚に直した瞬間にホッとため息をついた。
「名前ちゃん、大丈夫?」
「う、うん!大丈夫!」
備品の数が頭に入ってこないので、とりあえず箒とはたきでその場を綺麗にした。
「次は…手裏剣」
ええっ。
手裏剣って用具委員会管轄の倉庫で保管してなかったっけ?
ここにもあるの?
丁寧に箱から出して一枚ずつ数えている小松田さん。
「箱に正の字で枚数書いたらいいんじゃない?取り出したら斜線で消すか、下に取り出した数を正の字で書けば…すぐに、在庫わかるよね?」
「確かに、それいいね!」
まぁ、棚卸しは別途必要だけど。
ふと、小松田さんを見て思った。
新人の私の意見をすんなり聞き入れる、こんなにいい先輩いるだろうか。
小松田さんはポンコツ……おっちょこちょいだけど、一緒に働く上でこの上なく精神的に安心できる相手だ。
私は同僚に恵まれたことに感謝した。
「わっ!」
そんなことを考えていたら、手裏剣の入った箱を直そうとした小松田さんがその箱を棚に引っ掛けてしまった。
「危ない!」
私は咄嗟に落ちてきそうな手裏剣の箱に向かって腕を伸ばした。
ガシャン!
「名前ちゃん!大丈夫!?」
「いっ…。大丈夫、大丈夫!!」
絶対手を伸ばすべきじゃなかった。
離れるべきだったのに。
人間、咄嗟に頭は回らないもので、落ちてきた手裏剣が手の甲に当たってしまった。
「血!血がっ!」
「そんなに深くないから大丈夫だよ」
小松田さんを安心させるために平静を装った。
「ちょっと保健室行ってくるね」
「僕もついてく!」
「倉庫の掃除一生終わらなくなるから、先に進めてて」
さっそく怪我したなんて分かったら伊作くんが怒りそうだなぁ…。
小松田さんを一人にして大丈夫なのか、不安はあったが止血が先なので倉庫は彼に任せることにした。
とぼとぼ歩いていたら、見慣れない忍装束を着た人を見つけた。
その人はキョロキョロ何かを探していてとても怪しい。
「あの……どちら様ですか?」
「え!?」
茶色い忍装束を着た彼が驚いたように目を丸くした。
「えっと…土井半助を探していて…」
「土井先生ですか?うーん…ちょうど休み時間なので職員室あたりにいるんじゃないかと…。言伝預かりましょうか?」
「いえっ。結構です!あっ!見つけたぞ!!!土井半助!!!」
彼が指差す方を向いたら、ちょうど土井先生が歩いていた。
「土井半助っ!覚悟っ!!」
彼は懐からクナイを出した。
「(えっ!?この人刺客だったの!?)」
普通に歩いてるから呑気にお客さんだと思ってた。
でも誰でも通しちゃう小松田さんだからなぁ…。
ふと脳裏に刺客にサインを貰おうとする彼の姿が過ぎった。
「だっ、だめです!」
土井先生に向かって駆け出そうとする彼の腰を後ろからタックルして止めた。
「うわっ!」
「名前さん!」
土井先生が慌てて私達の元に駆けつけてくれた。
「大丈夫か?!」
「いたっ……」
手の甲の傷口が広がってしまった。
タックルしたせいで、砂もついている。
傷を見て土井先生は刺客の人を睨みつけた。
「名前さんを傷つけたのか…!」
「えっ、えっ」
クナイを慌てて離した彼は私の手を見て顔面蒼白になった。
「す、すみません!!!貴方を傷つけるつもりはなかったんです!」
「いえ。違うんです。これは元々怪我してたやつなんです」
私の返事を聞いて彼はホッと息を吐いた。
「早く保健室に行かないと。というわけで、君の相手をしている暇は無い」
雰囲気的に二人は知り合いっぽい?
刺客の人は私の傷を見て諦めたようで、素直に引き下がっていった。
「こちらこそよろしくお願いします。基本的に小松田くんについて回ってください。他に何かあるときは声かけますね」
吉野先生が言わんとしていることはよくわかった。
小松田さんの粗相を処理してほしいということだろう。
私の仕事は、小松田さんの仕事を円滑に進め、吉野先生が自分の仕事に集中できる環境にすることだと理解した。
「じゃあ、さっそく倉庫行こう!」
「うん」
パタパタと揃って出ていく私達を見て、吉野先生が「平和ですね…」と呟いていたことは知らなかった。
「ここが倉庫だよ。武器とかもあるから気をつけてね」
「うん」
この倉庫は初めて来る。
トイレットペーパーとかの補充で消耗品関係を扱っている倉庫には入ったことあるけど。
「何したらいいの?」
「ここずっと掃除してないから、掃除しながら棚卸ししようと思うんだ」
「わかった」
はたきと箒を持って、私達は取りかかった。
「ええーっと、クナイの在庫が…」
取りかかったのはいいものの、小松田さんが武器の確認をしていることに内心ヒヤヒヤしていて、私も他の備品を数えているのに一向に頭に入ってこない。
「クナイはこれでよし!」
無事に棚に直した瞬間にホッとため息をついた。
「名前ちゃん、大丈夫?」
「う、うん!大丈夫!」
備品の数が頭に入ってこないので、とりあえず箒とはたきでその場を綺麗にした。
「次は…手裏剣」
ええっ。
手裏剣って用具委員会管轄の倉庫で保管してなかったっけ?
ここにもあるの?
丁寧に箱から出して一枚ずつ数えている小松田さん。
「箱に正の字で枚数書いたらいいんじゃない?取り出したら斜線で消すか、下に取り出した数を正の字で書けば…すぐに、在庫わかるよね?」
「確かに、それいいね!」
まぁ、棚卸しは別途必要だけど。
ふと、小松田さんを見て思った。
新人の私の意見をすんなり聞き入れる、こんなにいい先輩いるだろうか。
小松田さんはポンコツ……おっちょこちょいだけど、一緒に働く上でこの上なく精神的に安心できる相手だ。
私は同僚に恵まれたことに感謝した。
「わっ!」
そんなことを考えていたら、手裏剣の入った箱を直そうとした小松田さんがその箱を棚に引っ掛けてしまった。
「危ない!」
私は咄嗟に落ちてきそうな手裏剣の箱に向かって腕を伸ばした。
ガシャン!
「名前ちゃん!大丈夫!?」
「いっ…。大丈夫、大丈夫!!」
絶対手を伸ばすべきじゃなかった。
離れるべきだったのに。
人間、咄嗟に頭は回らないもので、落ちてきた手裏剣が手の甲に当たってしまった。
「血!血がっ!」
「そんなに深くないから大丈夫だよ」
小松田さんを安心させるために平静を装った。
「ちょっと保健室行ってくるね」
「僕もついてく!」
「倉庫の掃除一生終わらなくなるから、先に進めてて」
さっそく怪我したなんて分かったら伊作くんが怒りそうだなぁ…。
小松田さんを一人にして大丈夫なのか、不安はあったが止血が先なので倉庫は彼に任せることにした。
とぼとぼ歩いていたら、見慣れない忍装束を着た人を見つけた。
その人はキョロキョロ何かを探していてとても怪しい。
「あの……どちら様ですか?」
「え!?」
茶色い忍装束を着た彼が驚いたように目を丸くした。
「えっと…土井半助を探していて…」
「土井先生ですか?うーん…ちょうど休み時間なので職員室あたりにいるんじゃないかと…。言伝預かりましょうか?」
「いえっ。結構です!あっ!見つけたぞ!!!土井半助!!!」
彼が指差す方を向いたら、ちょうど土井先生が歩いていた。
「土井半助っ!覚悟っ!!」
彼は懐からクナイを出した。
「(えっ!?この人刺客だったの!?)」
普通に歩いてるから呑気にお客さんだと思ってた。
でも誰でも通しちゃう小松田さんだからなぁ…。
ふと脳裏に刺客にサインを貰おうとする彼の姿が過ぎった。
「だっ、だめです!」
土井先生に向かって駆け出そうとする彼の腰を後ろからタックルして止めた。
「うわっ!」
「名前さん!」
土井先生が慌てて私達の元に駆けつけてくれた。
「大丈夫か?!」
「いたっ……」
手の甲の傷口が広がってしまった。
タックルしたせいで、砂もついている。
傷を見て土井先生は刺客の人を睨みつけた。
「名前さんを傷つけたのか…!」
「えっ、えっ」
クナイを慌てて離した彼は私の手を見て顔面蒼白になった。
「す、すみません!!!貴方を傷つけるつもりはなかったんです!」
「いえ。違うんです。これは元々怪我してたやつなんです」
私の返事を聞いて彼はホッと息を吐いた。
「早く保健室に行かないと。というわけで、君の相手をしている暇は無い」
雰囲気的に二人は知り合いっぽい?
刺客の人は私の傷を見て諦めたようで、素直に引き下がっていった。
