【2章】室町パニック
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無事に事務員として正式に採用していただけることになり、ここにいていい理由ができた。
さらにお給料も頂けることになったので、お金が無い問題も解決する。
「これは、今までのお礼じゃ」
そう言って学園長は私に銭の束を渡してくれた。
「銭ぃ~~~!!!」
「きりちゃん!」
「名前さん、それ小袖に仕舞って!」
「は、はい」
サッときり丸くんの視界にお金が入らないように隠した。
しかしこれだけでは問題の半分が解決されたに過ぎない。
私の脳裏に潮江くんの顔が浮かんだ。
「(六年生がいない・・・)」
そう、この場には六年生が誰もいない。
伊作くんと仙蔵くんは居ると思ったんだけど・・・。
キョロキョロと辺りを見回していると、後ろから肩を叩かれた。
「名前さん、少しよろしいですか」
肩を叩いたのは食満くんだった。
「食満くん!」
「ちょっと、ついてきてもらいたいのですが・・・」
「う、うん」
土井先生に目配せをすると「行っておいで」と言われたので食満くんに連れられて場所を移動した。
連れられた先は演習場だった。
「えっ!?」
そこには六年生一同が揃っていて、潮江くんはその場に膝をついておりボロボロだった。
「(集団リンチ・・・!?)」
ど、どうしよう。
先生呼んでくる!?
足が進まずオロオロしている私に食満くんが「どうぞ」と前へ行くよう促した。
いやいや、何でそんな冷静なの。
もしかして昨日のあれが原因で皆が私に代わって報復してるの!?
「あの・・・みんな、一方的な暴行は良くないと思うよ」
恐る恐る言うと、みんな目を瞬かせた。
そして次の瞬間、七松くんがいつもの豪快な笑い声を上げた。
「違う違う!これは文次郎から頼まれたんだ」
「食堂のおばちゃんに真相を聞いた文次郎は罪悪感から一晩中裏山で内省し、今から名前さんに殴ってもらうためにここに居るのです」
仙蔵くんの言っている内容耳に入ってくるのに、理解ができなかった。
「え、どういうこと?それなら何ですでにボロボロなの?」
「ほら、綺麗な状態だと殴りにくいでしょう?本人立っての希望ですので先に私達で少々手を出しておきました」
にしてもやりすぎでは?
こんなにボロボロなら余計にやり辛いわ。
「い、いいよ。私は・・・」
男の子ってこんな無茶するものなの・・・?
私は女の子だから分からない。
遠慮していると、スッと潮江くんが立ち上がった。
さっきの仙蔵くんの説明的に、潮江くんは食堂のおばちゃんから事情を聞いて、あれが暗器じゃないって納得してくれたってことでいいんだよね?
しかし無言でこっちに近寄ってくる姿はやっぱり怖くて、ギュッと目を瞑って俯いた。
「申し訳ありませんでした」
足元に落ちた影に目をやると、彼は頭を下げてくれていることが分かって、私はゆっくり顔を上げた。
私が今まで見たことがあるのは怒っている潮江くんだけで。
こんなに後悔に満ちた顔や、声色を聞くのは初めてだった。
「おばちゃんの説明で、全てが腑に落ちました。自分の視野が狭かったばっかりに、貴方を深く傷つけてしまいました」
正直、謝って許される範疇かと聞かれたら、悩むところではあるが、やっぱり私はこうやって目の前で謝られることに弱いらしい。
潮江くんの態度が軟化したことにホッとしている自分がいる。
「ううん。もういいの」
「良くないです。殴ってください」
「ええ・・・」
私がいいって言っているのに。
「人なんて殴ったことないよ・・・」
「思いっきりいけばいいんですよ」
仙蔵くんはそう言うが、やっぱり躊躇してしまう。
伊作くんは止めないのかな・・・と疑問に思い、彼を見ると救急箱を抱えていた。
「終わった後はきちんと手当するので大丈夫です」
あの争い事を嫌う伊作くんが、そんなこと言うなんて。
というか仙蔵くんと伊作くん、ちょっと怒ってるよね?
「名前ちゃん、思いっきりいったれー!」
「モソ」
「やらないなら俺が代わりにやるか!?」
「お前は黙ってろ!」
なんかもう引けない雰囲気になってる・・・。
私は覚悟を決めた。
それに確かに彼らが言う通り、一発ぐらい殴る権利はあると思う。
「よし、いくよ」
「どうぞ」
直立する潮江くんに向かって拳を構えた。
「ぐ、グーでいくよ?」
「はい」
「い、いきます!」
構えた拳を全力で潮江くんの胴体に向かって突き出した。
さらにお給料も頂けることになったので、お金が無い問題も解決する。
「これは、今までのお礼じゃ」
そう言って学園長は私に銭の束を渡してくれた。
「銭ぃ~~~!!!」
「きりちゃん!」
「名前さん、それ小袖に仕舞って!」
「は、はい」
サッときり丸くんの視界にお金が入らないように隠した。
しかしこれだけでは問題の半分が解決されたに過ぎない。
私の脳裏に潮江くんの顔が浮かんだ。
「(六年生がいない・・・)」
そう、この場には六年生が誰もいない。
伊作くんと仙蔵くんは居ると思ったんだけど・・・。
キョロキョロと辺りを見回していると、後ろから肩を叩かれた。
「名前さん、少しよろしいですか」
肩を叩いたのは食満くんだった。
「食満くん!」
「ちょっと、ついてきてもらいたいのですが・・・」
「う、うん」
土井先生に目配せをすると「行っておいで」と言われたので食満くんに連れられて場所を移動した。
連れられた先は演習場だった。
「えっ!?」
そこには六年生一同が揃っていて、潮江くんはその場に膝をついておりボロボロだった。
「(集団リンチ・・・!?)」
ど、どうしよう。
先生呼んでくる!?
足が進まずオロオロしている私に食満くんが「どうぞ」と前へ行くよう促した。
いやいや、何でそんな冷静なの。
もしかして昨日のあれが原因で皆が私に代わって報復してるの!?
「あの・・・みんな、一方的な暴行は良くないと思うよ」
恐る恐る言うと、みんな目を瞬かせた。
そして次の瞬間、七松くんがいつもの豪快な笑い声を上げた。
「違う違う!これは文次郎から頼まれたんだ」
「食堂のおばちゃんに真相を聞いた文次郎は罪悪感から一晩中裏山で内省し、今から名前さんに殴ってもらうためにここに居るのです」
仙蔵くんの言っている内容耳に入ってくるのに、理解ができなかった。
「え、どういうこと?それなら何ですでにボロボロなの?」
「ほら、綺麗な状態だと殴りにくいでしょう?本人立っての希望ですので先に私達で少々手を出しておきました」
にしてもやりすぎでは?
こんなにボロボロなら余計にやり辛いわ。
「い、いいよ。私は・・・」
男の子ってこんな無茶するものなの・・・?
私は女の子だから分からない。
遠慮していると、スッと潮江くんが立ち上がった。
さっきの仙蔵くんの説明的に、潮江くんは食堂のおばちゃんから事情を聞いて、あれが暗器じゃないって納得してくれたってことでいいんだよね?
しかし無言でこっちに近寄ってくる姿はやっぱり怖くて、ギュッと目を瞑って俯いた。
「申し訳ありませんでした」
足元に落ちた影に目をやると、彼は頭を下げてくれていることが分かって、私はゆっくり顔を上げた。
私が今まで見たことがあるのは怒っている潮江くんだけで。
こんなに後悔に満ちた顔や、声色を聞くのは初めてだった。
「おばちゃんの説明で、全てが腑に落ちました。自分の視野が狭かったばっかりに、貴方を深く傷つけてしまいました」
正直、謝って許される範疇かと聞かれたら、悩むところではあるが、やっぱり私はこうやって目の前で謝られることに弱いらしい。
潮江くんの態度が軟化したことにホッとしている自分がいる。
「ううん。もういいの」
「良くないです。殴ってください」
「ええ・・・」
私がいいって言っているのに。
「人なんて殴ったことないよ・・・」
「思いっきりいけばいいんですよ」
仙蔵くんはそう言うが、やっぱり躊躇してしまう。
伊作くんは止めないのかな・・・と疑問に思い、彼を見ると救急箱を抱えていた。
「終わった後はきちんと手当するので大丈夫です」
あの争い事を嫌う伊作くんが、そんなこと言うなんて。
というか仙蔵くんと伊作くん、ちょっと怒ってるよね?
「名前ちゃん、思いっきりいったれー!」
「モソ」
「やらないなら俺が代わりにやるか!?」
「お前は黙ってろ!」
なんかもう引けない雰囲気になってる・・・。
私は覚悟を決めた。
それに確かに彼らが言う通り、一発ぐらい殴る権利はあると思う。
「よし、いくよ」
「どうぞ」
直立する潮江くんに向かって拳を構えた。
「ぐ、グーでいくよ?」
「はい」
「い、いきます!」
構えた拳を全力で潮江くんの胴体に向かって突き出した。
