【2章】室町パニック
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「名前さん、町に行きましょう」
「唐突だね、仙蔵くん」
仙蔵くんに作法委員会に来るように言われたので行ってみると、以前のようにあれよあれよとよそ行きの恰好に仕立て上げられた。
自分も仙子ちゃんに早変わりすると先のように言った。
「外出許可はすでに取ってありますので」
「段取り完璧だね」
仙子ちゃんと外出できるなんて、感激・・・。
「では、行きましょう」
出門票を小松田さんに渡して、バイバーイと手を振って学園を後にした。
****************
ところかわって、町。
三回目にもなると、少し慣れてきた。
前回は利吉さんとじっくり見て回ることができたので。
でもあのときはちゃんと役割こなさないとって気張ってたところがあるから、今日はさらにリラックスして見て回れそうだ。
「そういえば・・・私って普通に外出していいの?」
「これだけ探しても追手の情報が掴めないので、追手はいないのでは・・・というのが現状の見立てになっています。高学年が帯同するのが条件で外出可能になりました」
「そうだったんだ」
自分のことなのに知らなかった。
「っていうか・・・」
さっきからチラチラと人の視線を感じる。
皆が仙子ちゃんを見てる。
「すごい人気だね。さすが仙子ちゃん・・・」
「名前さんもですよ」
いやいや・・・と言いたいところだが、現代では平凡な私でもこっちの世界では美人の部類に入れてもらえるらしいから本当にそうなら嬉しい。
「おっ!仙子ちゃんじゃないか」
「うどん屋のご主人じゃないですか」
「今度いつ来てくれるんだい」
「直近は忙しくて・・・」
「仙子ちゃんには毎日来てほしいぐらいだよ!」
仙子ちゃん、ここの常連さんなのかな?
そう思って仙子ちゃんと店主のやりとりを見ていると、店主は私にも目を向けた。
「お連れさんも別嬪さんだね~」
「彼女はダメですよ」
「うちとしては二人で入ってくれたら助かるんだけど」
「ダメです」
「何の話ですか?」
ただのお客さんだと思って話を聞いていたが、なんだか違うようだ。
「アルバイトだよ。この間仙子ちゃんが入ってくれた時、すごい儲かってさ~」
「えっ、アルバイト!?どんなことすればいいんですか?」
食い気味に聞くと、店主は私の勢いに驚きながら答えた。
「えーっと、注文聞いたり、配膳したり、お皿洗ったり、会計したり・・・かな」
「ごめんなさい、私文字読めないし、お金のやりとりもちょっと・・・」
やっぱり一般教養が無いとできないか。
そう思って諦めたところ、店主はピンと閃いた顔つきになった。
「君なら呼び込みで雇うのもアリだな」
「絶対ダメです」
それなら出来る!と思い、やらせてほしいとお願いする前に仙子ちゃんからNGが入ってしまった。
そうだよね。
私は匿ってもらってる身だから、目立つことしたらダメなんだよね。
追われてないから警戒する必要ないんだけど、それが言えないのがもどかしい。
せっかくお金が手に入るチャンスだったけど・・・。
第一、今日は仙子ちゃんと町に来てるんだ。
仙子ちゃんは息抜きをしに来てるのに、勝手にアルバイトしたいなんて我儘もいいところだ。
「せっかくお声がけ頂いたのに、ごめんなさい」
行こう、と仙子ちゃんの小袖を引っ張ったが、動かなかった。
体幹すごいな。
「いいですよ。今日、このまま入っても」
「本当かい!?」
「でも条件があります。彼女はお皿洗いや盛り付け、片付け等裏方に従事させてください」
「ええ~・・・」
「彼女は親御さんが心配性なので」
「うーん・・・よし、分かった!それでいい」
仙子ちゃんが交渉してくれたおかげで、初めてのアルバイトができることになった。
「唐突だね、仙蔵くん」
仙蔵くんに作法委員会に来るように言われたので行ってみると、以前のようにあれよあれよとよそ行きの恰好に仕立て上げられた。
自分も仙子ちゃんに早変わりすると先のように言った。
「外出許可はすでに取ってありますので」
「段取り完璧だね」
仙子ちゃんと外出できるなんて、感激・・・。
「では、行きましょう」
出門票を小松田さんに渡して、バイバーイと手を振って学園を後にした。
****************
ところかわって、町。
三回目にもなると、少し慣れてきた。
前回は利吉さんとじっくり見て回ることができたので。
でもあのときはちゃんと役割こなさないとって気張ってたところがあるから、今日はさらにリラックスして見て回れそうだ。
「そういえば・・・私って普通に外出していいの?」
「これだけ探しても追手の情報が掴めないので、追手はいないのでは・・・というのが現状の見立てになっています。高学年が帯同するのが条件で外出可能になりました」
「そうだったんだ」
自分のことなのに知らなかった。
「っていうか・・・」
さっきからチラチラと人の視線を感じる。
皆が仙子ちゃんを見てる。
「すごい人気だね。さすが仙子ちゃん・・・」
「名前さんもですよ」
いやいや・・・と言いたいところだが、現代では平凡な私でもこっちの世界では美人の部類に入れてもらえるらしいから本当にそうなら嬉しい。
「おっ!仙子ちゃんじゃないか」
「うどん屋のご主人じゃないですか」
「今度いつ来てくれるんだい」
「直近は忙しくて・・・」
「仙子ちゃんには毎日来てほしいぐらいだよ!」
仙子ちゃん、ここの常連さんなのかな?
そう思って仙子ちゃんと店主のやりとりを見ていると、店主は私にも目を向けた。
「お連れさんも別嬪さんだね~」
「彼女はダメですよ」
「うちとしては二人で入ってくれたら助かるんだけど」
「ダメです」
「何の話ですか?」
ただのお客さんだと思って話を聞いていたが、なんだか違うようだ。
「アルバイトだよ。この間仙子ちゃんが入ってくれた時、すごい儲かってさ~」
「えっ、アルバイト!?どんなことすればいいんですか?」
食い気味に聞くと、店主は私の勢いに驚きながら答えた。
「えーっと、注文聞いたり、配膳したり、お皿洗ったり、会計したり・・・かな」
「ごめんなさい、私文字読めないし、お金のやりとりもちょっと・・・」
やっぱり一般教養が無いとできないか。
そう思って諦めたところ、店主はピンと閃いた顔つきになった。
「君なら呼び込みで雇うのもアリだな」
「絶対ダメです」
それなら出来る!と思い、やらせてほしいとお願いする前に仙子ちゃんからNGが入ってしまった。
そうだよね。
私は匿ってもらってる身だから、目立つことしたらダメなんだよね。
追われてないから警戒する必要ないんだけど、それが言えないのがもどかしい。
せっかくお金が手に入るチャンスだったけど・・・。
第一、今日は仙子ちゃんと町に来てるんだ。
仙子ちゃんは息抜きをしに来てるのに、勝手にアルバイトしたいなんて我儘もいいところだ。
「せっかくお声がけ頂いたのに、ごめんなさい」
行こう、と仙子ちゃんの小袖を引っ張ったが、動かなかった。
体幹すごいな。
「いいですよ。今日、このまま入っても」
「本当かい!?」
「でも条件があります。彼女はお皿洗いや盛り付け、片付け等裏方に従事させてください」
「ええ~・・・」
「彼女は親御さんが心配性なので」
「うーん・・・よし、分かった!それでいい」
仙子ちゃんが交渉してくれたおかげで、初めてのアルバイトができることになった。
