【2章】室町パニック
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翌朝。
私は堂々と紅をつけて部屋を出た。
「わあっ!名前さん可愛い!」
ふらふらと学園内を歩いていたら、は組の3人組に出くわした。
「えへへ、ありがとう」
そのまま一緒に朝食を済ませて、皆がご飯済ませて洗い物が溜まったあたりにまた来ることを伝えて食堂を出た。
日課の掃き掃除をするために門へ向かうと、小松田さんと見知らぬ男性が話している。
何か少し険悪な雰囲気…?
小松田さんはいつも通りだけど、男性側があまり友好的な感じではない。
「おはようございます」
「えっ!あ、おはようございます」
挨拶をすると男性は私の顔を見て驚いた。
「あ、名前ちゃん!おはよう」
「小松田さん、おはよう。こちらの方は…?」
「出茂鹿之介さんだよ」
「名字名前です。よろしくお願いします」
「君は…事務員なのか?」
よろしくって言ってるんだから、よろしくって言えや。
そう思ったが、顔に出さないように努めてニコリと笑顔を作った。
「いえ、お世話になってるお礼にただお手伝いさせてもらってるだけです」
「なんだ、そうなのか」
「あー!!出茂鹿之介だ!!」
遠くの方からさっき別れた3人組がバタバタと駆け寄ってきた。
「また小松田さんの後釜狙いに来たんだな!!」
「どういうこと?」
いつもニコニコしてる可愛らしいは組の3人がこんなに人に敵意を向けているのは珍しい。
事情を聞けば、この出茂鹿という男は小松田さんの職を狙っているとか。
事務員としての能力はあるらしいが、人柄が壊滅的だと聞いて納得した。
だから見慣れない私が事務員になったのでは、と疑って真っ先に聞いてきたのか。
「これから学園長のところへ行ってくる!」
「どうしてですか?」
「私が有能であることを証明してくる」
「いってらっしゃーい」
「小松田さん!!それでいいの?」
「え、でも入門票にサイン貰ったから」
自分の座を奪おうとしている男を通していいの!?
相変わらずニコニコして、本当に小松田さんは…。
「(放っておけないんだから…)」
ここは、私が…!!!
意を決して出茂鹿さんの前に立った。
「すみませんが、ここを通すわけにはいきません。お引き取りください」
「何で」
「第一、小松田さんが辞めることと貴方が採用されることは別問題だと思います」
心臓がバクバクする。
でも小松田さんは私が守る!!
「貴方、ここに来たの初めてじゃないですよね?何回も来てるのに採用されないってことは小松田さんが居ようが居なかろうが関係ないですよ」
「小松田さんは忍術学園の顔なんです。小松田さんは皆に慕われているんです。これだけおっちょこちょいなのに誰も嫌いにならないって凄いことなんです」
「貴方たまーにしか来ないのに、すでにこんなにいい子達に嫌われてるじゃないですか。そんな人が忍術学園の顔になれるわけないでしょ」
だからお引き取りください!!と門を指差した。
シーンと辺りが、静まり返り我に返った。
「(い、言い過ぎた…)」
いくらなんでも言い過ぎだよね…と思い「ごめんなさい」と謝ったら出茂鹿さんはポッキリ心が折れた様子で門から出ていった。
その後ろから「出門票〜!!」と追いかけていって天然でトドメを刺しに行くあたり小松田さんも罪深いと思う。
「何かあったの?」
「どうしたんだ?」
「伊作先輩!立花先輩!」
騒ぎを聞きつけた六年生の2人が駆け寄ってきた。
「さっきの名前さん、すごく格好良かったんです!!」
興奮した乱太郎くんが事のあらましを説明してくれた。
「いや…なんか言い過ぎちゃった」
「いいんですよ!!どうせまたすぐ来るんですから」
「それはぜひ私達も見たかったな」
仙蔵くんがニヒルな笑いを浮かべていた。
「やめてよ…」
「ところで、その紅綺麗ですね。よく似合ってます」
仙蔵くんならすぐに気づいてくれると思っていた。
「ありがとう」
「でも、いつ買ったんですか?」
伊作くんが不思議そうにするので、利吉さんに貰ったことを伝えた。
すると2人共微妙そうな顔をしていた。
「もー!出門票貰うのに大変だったよー」
そうこうしているうちに小松田さんが帰ってきた。
「名前ちゃん、さっきは僕のためにありがとうー!!」
一応私が小松田さんのために動いたというのは伝わったらしい。
もしかしたらそれさえわかってないかもと思っていたので、お礼の言葉は期待していなかった。
「でも僕が学園の顔なんて、照れるなぁ〜」
「ふふ。私は小松田さんに癒やされてるよ」
「本当?嬉しいー!!そういえば名前ちゃん、紅つけてるんだね」
「あ、気づいてくれた?」
「うん、とっても可愛いよ!!」
小松田さんって、は組の子達と同じテンションで可愛いって言ってくれるんだよね。
小松田さんぐらいの年齢でそれができるってある意味才能だと思う。
「ありがとう。小松田さん、だーいすき」
「僕もだーいすき」
ぎゅーって抱きしめてくれるのも、男性の抱擁ではなくて、ただのハグ。
男とか、女とか。
そういうことを一切考えなくて済む唯一の人だ。
人間としての安心感ぶっちぎり。
まぁ、頼りなさもぶっちぎりだが。
小松田さんに癒されていると、ベリッと剥がされた。
「ゴホン、もうそろそろ小松田さん仕事に戻らないといけないんじゃないですか?」
「あっ!!吉野先生に怒られるー!!」
小松田さんはバタバタと駆けていった。
「名前さんは、女性なんですからもっと危機感を持ってください」
「小松田さんだよ?」
「それでも!です」
でも仙蔵くんも小松田さんを❝それでも❞扱いするぐらいには大丈夫だと思ってるよね。
「はい、肝に銘じておきます」
私も遅れてしまったけど朝の掃き掃除を始めることにした。
私は堂々と紅をつけて部屋を出た。
「わあっ!名前さん可愛い!」
ふらふらと学園内を歩いていたら、は組の3人組に出くわした。
「えへへ、ありがとう」
そのまま一緒に朝食を済ませて、皆がご飯済ませて洗い物が溜まったあたりにまた来ることを伝えて食堂を出た。
日課の掃き掃除をするために門へ向かうと、小松田さんと見知らぬ男性が話している。
何か少し険悪な雰囲気…?
小松田さんはいつも通りだけど、男性側があまり友好的な感じではない。
「おはようございます」
「えっ!あ、おはようございます」
挨拶をすると男性は私の顔を見て驚いた。
「あ、名前ちゃん!おはよう」
「小松田さん、おはよう。こちらの方は…?」
「出茂鹿之介さんだよ」
「名字名前です。よろしくお願いします」
「君は…事務員なのか?」
よろしくって言ってるんだから、よろしくって言えや。
そう思ったが、顔に出さないように努めてニコリと笑顔を作った。
「いえ、お世話になってるお礼にただお手伝いさせてもらってるだけです」
「なんだ、そうなのか」
「あー!!出茂鹿之介だ!!」
遠くの方からさっき別れた3人組がバタバタと駆け寄ってきた。
「また小松田さんの後釜狙いに来たんだな!!」
「どういうこと?」
いつもニコニコしてる可愛らしいは組の3人がこんなに人に敵意を向けているのは珍しい。
事情を聞けば、この出茂鹿という男は小松田さんの職を狙っているとか。
事務員としての能力はあるらしいが、人柄が壊滅的だと聞いて納得した。
だから見慣れない私が事務員になったのでは、と疑って真っ先に聞いてきたのか。
「これから学園長のところへ行ってくる!」
「どうしてですか?」
「私が有能であることを証明してくる」
「いってらっしゃーい」
「小松田さん!!それでいいの?」
「え、でも入門票にサイン貰ったから」
自分の座を奪おうとしている男を通していいの!?
相変わらずニコニコして、本当に小松田さんは…。
「(放っておけないんだから…)」
ここは、私が…!!!
意を決して出茂鹿さんの前に立った。
「すみませんが、ここを通すわけにはいきません。お引き取りください」
「何で」
「第一、小松田さんが辞めることと貴方が採用されることは別問題だと思います」
心臓がバクバクする。
でも小松田さんは私が守る!!
「貴方、ここに来たの初めてじゃないですよね?何回も来てるのに採用されないってことは小松田さんが居ようが居なかろうが関係ないですよ」
「小松田さんは忍術学園の顔なんです。小松田さんは皆に慕われているんです。これだけおっちょこちょいなのに誰も嫌いにならないって凄いことなんです」
「貴方たまーにしか来ないのに、すでにこんなにいい子達に嫌われてるじゃないですか。そんな人が忍術学園の顔になれるわけないでしょ」
だからお引き取りください!!と門を指差した。
シーンと辺りが、静まり返り我に返った。
「(い、言い過ぎた…)」
いくらなんでも言い過ぎだよね…と思い「ごめんなさい」と謝ったら出茂鹿さんはポッキリ心が折れた様子で門から出ていった。
その後ろから「出門票〜!!」と追いかけていって天然でトドメを刺しに行くあたり小松田さんも罪深いと思う。
「何かあったの?」
「どうしたんだ?」
「伊作先輩!立花先輩!」
騒ぎを聞きつけた六年生の2人が駆け寄ってきた。
「さっきの名前さん、すごく格好良かったんです!!」
興奮した乱太郎くんが事のあらましを説明してくれた。
「いや…なんか言い過ぎちゃった」
「いいんですよ!!どうせまたすぐ来るんですから」
「それはぜひ私達も見たかったな」
仙蔵くんがニヒルな笑いを浮かべていた。
「やめてよ…」
「ところで、その紅綺麗ですね。よく似合ってます」
仙蔵くんならすぐに気づいてくれると思っていた。
「ありがとう」
「でも、いつ買ったんですか?」
伊作くんが不思議そうにするので、利吉さんに貰ったことを伝えた。
すると2人共微妙そうな顔をしていた。
「もー!出門票貰うのに大変だったよー」
そうこうしているうちに小松田さんが帰ってきた。
「名前ちゃん、さっきは僕のためにありがとうー!!」
一応私が小松田さんのために動いたというのは伝わったらしい。
もしかしたらそれさえわかってないかもと思っていたので、お礼の言葉は期待していなかった。
「でも僕が学園の顔なんて、照れるなぁ〜」
「ふふ。私は小松田さんに癒やされてるよ」
「本当?嬉しいー!!そういえば名前ちゃん、紅つけてるんだね」
「あ、気づいてくれた?」
「うん、とっても可愛いよ!!」
小松田さんって、は組の子達と同じテンションで可愛いって言ってくれるんだよね。
小松田さんぐらいの年齢でそれができるってある意味才能だと思う。
「ありがとう。小松田さん、だーいすき」
「僕もだーいすき」
ぎゅーって抱きしめてくれるのも、男性の抱擁ではなくて、ただのハグ。
男とか、女とか。
そういうことを一切考えなくて済む唯一の人だ。
人間としての安心感ぶっちぎり。
まぁ、頼りなさもぶっちぎりだが。
小松田さんに癒されていると、ベリッと剥がされた。
「ゴホン、もうそろそろ小松田さん仕事に戻らないといけないんじゃないですか?」
「あっ!!吉野先生に怒られるー!!」
小松田さんはバタバタと駆けていった。
「名前さんは、女性なんですからもっと危機感を持ってください」
「小松田さんだよ?」
「それでも!です」
でも仙蔵くんも小松田さんを❝それでも❞扱いするぐらいには大丈夫だと思ってるよね。
「はい、肝に銘じておきます」
私も遅れてしまったけど朝の掃き掃除を始めることにした。
