【2章】室町パニック
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今朝のことを謝ろうと、仕事が一段落した合間に名前さんの部屋を訪ねた。
「はい」
中から出てきた彼女は今朝と同じで薄っすら紅をひいていた。
私が驚いた反応を見て、わたわたと弁明をする名前さん。
自室で誰に見せることもないのに、紅を…?
机に置かれた手鏡が視界に入った。
あれで紅を引いた自分の顔を見て利吉くんとの逢瀬を思い出していたのだろうか。
そう思ったら、謝りに来たはずなのについ利吉くんとのことを聞いてしまった。
名前さんは私の質問に困惑しているようだ。
その反応だけでも、利吉くんと恋仲になったわけではないとわかって、安心した。
「えっと…?確かにこの紅は利吉さんから貰いましたが…。あ、もしかして恋仲でもない男性から紅を貰うのって非常識なんでしょうか!?」
すみません、私知らなくて…。と申し訳なさそうにする名前さんに肩の力が抜けた。
「いや、違うんだ…。もしかして2人は恋仲になったのではと思ってしまって」
名前さんは首を横に振った。
「ほんと、ただのお礼です。他意はないですよ。利吉さんに失礼になっちゃうので、変な想像しないでください!!」
プリプリと怒られた。
「はは、ごめん」
「もう」
「やっぱり、今朝のことを気にしていたんだよね?」
名前さんは小さく頷いた。
「私、前々から羨ましかったんです。くのたまちゃんやシナ先生がとても綺麗なお化粧してるの」
そういえば一度仙蔵が名前さんに化粧をしたことがあったな。
とても綺麗で、あの時は相手が仙蔵ということもあって今みたいな嫉妬心より綺麗になった名前さんに目を奪われたのを覚えている。
あのときの名前さんの表情はとっても嬉しそうで。
つい、素面が可愛いから化粧なんて必要無いと思ってしまったけど、それと名前さん自身が化粧をしたいと思うのは別次元なのだ。
「だから、この紅を貰えたのが本当に嬉しくて」
そんなに欲しかったのであれば、私がもっと早く町へ連れて行って買ってあげればよかった。
名前さんは自分から欲しいものを強請る性格ではないとわかっていたのに。
女性の機微に疎い自分を恨めしく思った。
「どうしてもこのまま捨てるのは諦めきれないから部屋で…」
学園内で窮屈な生活を強いられているのに、私は自分の感情を優先して、彼女に悲しい思いをさせてしまった。
私は忍びなのたから。
今こそ自分の感情を仕舞うべきだ。
「今日は、悲しませてしまってすまない。明日この紅をつけてほしい」
「え?でも…」
「考え直したんだ。忍たまが紅をつけた名前さんの魅力に翻弄されるようなら、それはそれで鍛え直しが必要だなって」
「それはきっと大丈夫ですよ」
ケラケラ笑う名前さんに、ここに翻弄されてる男が一人いるとは言えなかった。
それよりも…。
「ありがとうございます!」と嬉しそうにはにかむ彼女が可愛かった。
「はい」
中から出てきた彼女は今朝と同じで薄っすら紅をひいていた。
私が驚いた反応を見て、わたわたと弁明をする名前さん。
自室で誰に見せることもないのに、紅を…?
机に置かれた手鏡が視界に入った。
あれで紅を引いた自分の顔を見て利吉くんとの逢瀬を思い出していたのだろうか。
そう思ったら、謝りに来たはずなのについ利吉くんとのことを聞いてしまった。
名前さんは私の質問に困惑しているようだ。
その反応だけでも、利吉くんと恋仲になったわけではないとわかって、安心した。
「えっと…?確かにこの紅は利吉さんから貰いましたが…。あ、もしかして恋仲でもない男性から紅を貰うのって非常識なんでしょうか!?」
すみません、私知らなくて…。と申し訳なさそうにする名前さんに肩の力が抜けた。
「いや、違うんだ…。もしかして2人は恋仲になったのではと思ってしまって」
名前さんは首を横に振った。
「ほんと、ただのお礼です。他意はないですよ。利吉さんに失礼になっちゃうので、変な想像しないでください!!」
プリプリと怒られた。
「はは、ごめん」
「もう」
「やっぱり、今朝のことを気にしていたんだよね?」
名前さんは小さく頷いた。
「私、前々から羨ましかったんです。くのたまちゃんやシナ先生がとても綺麗なお化粧してるの」
そういえば一度仙蔵が名前さんに化粧をしたことがあったな。
とても綺麗で、あの時は相手が仙蔵ということもあって今みたいな嫉妬心より綺麗になった名前さんに目を奪われたのを覚えている。
あのときの名前さんの表情はとっても嬉しそうで。
つい、素面が可愛いから化粧なんて必要無いと思ってしまったけど、それと名前さん自身が化粧をしたいと思うのは別次元なのだ。
「だから、この紅を貰えたのが本当に嬉しくて」
そんなに欲しかったのであれば、私がもっと早く町へ連れて行って買ってあげればよかった。
名前さんは自分から欲しいものを強請る性格ではないとわかっていたのに。
女性の機微に疎い自分を恨めしく思った。
「どうしてもこのまま捨てるのは諦めきれないから部屋で…」
学園内で窮屈な生活を強いられているのに、私は自分の感情を優先して、彼女に悲しい思いをさせてしまった。
私は忍びなのたから。
今こそ自分の感情を仕舞うべきだ。
「今日は、悲しませてしまってすまない。明日この紅をつけてほしい」
「え?でも…」
「考え直したんだ。忍たまが紅をつけた名前さんの魅力に翻弄されるようなら、それはそれで鍛え直しが必要だなって」
「それはきっと大丈夫ですよ」
ケラケラ笑う名前さんに、ここに翻弄されてる男が一人いるとは言えなかった。
それよりも…。
「ありがとうございます!」と嬉しそうにはにかむ彼女が可愛かった。
