【2章】室町パニック
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「ここって…」
ガヤガヤ賑わっているここは町のようだ。
ここで忍務なのかな?
私が利吉さんに問いかける前に、彼は私の手を自然に絡め取って歩き出した。
「私は何をしたらいいんですか?」
「ただ、隣に居てくれたらいいです」
聞き込みでもするのかな?
それとも誰かを追っていて、見つからないようにカップルを装うとか?
私の予想はどれも外れだった。
「今日残りの時間、私と恋仲になってください」
予想外の忍務(?)に私の思考は追いつかなかった。
「え?どういうことですか?」
「私の仕事って心身共に疲れるんですよね。癒やしがほしいなぁって思ってて」
「えーっと、誰かを追ってるから恋仲を装うわけではなく?」
「いいえ。時間限定の恋仲になってこの疲れを癒やして欲しいんです」
なるほど…?
つまりそれって…。
「レンタル彼女ってことですか?」
「レン…タ?え?」
「いえ、なんでもないです」
以前から思ってたけど、この世界って横文字まぁまぁ通じる割に肝心な時は通じないんだよな。
スパイといい、やはりレンタルも通じなかった。
「でもそれ…私にできるんでしょうか…」
それこそ内職と同じぐらい自信ない。
報酬を貰えるほど利吉さんを楽しませてあげられるだろうか。
「もうすでに楽しいので大丈夫ですよ」
本当かな?
気を遣ってくれてるんじゃ?
そう思ったが、もうここまで来てしまったし、せっかくこう言ってくれてるだから今の私にできることをしようと思い直した。
「頑張って、利吉さんのこと癒やします」
しっかり目を見て伝えると、利吉さんは少し顔を赤らめた。
***************
「利吉さんはどういった女性が好きなんですか?」
「特にこれといったこだわりがあるわけじゃないですが…。気が強い女性は苦手かもしれません」
ふーむ。
参考になるような、ならないような。
私が悩んでいると、利吉さんは繋いでいた手を上げた。
「さっきも言いましたが、もう楽しいので、深く考えずにただ笑って過ごしてくれたらいいんです」
「は…い」
時間がもったいないし、ただ現代でデートを楽しむ時のようにしたらいいんだよね。
「私、町に来たの2回目なんです。あまり勝手が分かってなくて…。利吉さんどこか行きたいところありますか?」
「そうですね…。せっかくなので店を見て回りましょうか」
前回来た時は混乱して終わってしまったので、じっくり店を見るのは初めてだ。
「店を見るのは初めてです!楽しみ!」
「そうなんですね。端から行きましょうか」
現代のようにしっかりした店舗構えでは無くて、まるでフリーマーケットのように横並びに陳列している店々。
ちょっと覗けば店主が品物の説明をしてくれる。
「うわあ…」
半紙と筆、硯がセットで売られてるなんて今時見たことがないので物珍しい。
他にも現代では見かけない品々ばかりだ。
「ふふ」
「えっ?」
「キョロキョロして可愛いなって」
落ち着き無かったかな。
よく見たらいつの間にか手を離してしまっていた。
品物に夢中になって解いてしまったのだろう。
私は慌てて利吉さんの隣に戻って、手を繋ぎ直した。
「私のことを忘れてしまうぐらい気になった物ありましたか?」
「いっいえ!ただ物珍しくて…」
「確か記憶が無いんですよね?」
「そ、そうなんです」
嘘を吐くのは心苦しい。
私は苦笑しながら答えた。
「次、行きましょ」
私はぐっと利吉さんの腕を引いて、次へ進んだ。
左右に所狭しと並んでいる店を順番に見て回った。
「ここは見ないんですか?」
利吉さんが指差した先は女性の化粧関係が売られているお店だった。
「はい。利吉さん興味ないでしょう?」
「そんなことないですよ。忍務で女装するときもありますし」
利吉さんも女装似合いそうだなぁ…。
想像していることがバレたようで、ピンと軽くおでこを弾かれた。
「今、私の女装姿想像したでしょ?」
「えへへ。バレましたか」
「全く…。せっかくですし、見ませんか?」
「うーん…。でも…」
私は店に入ろうとする利吉さんを止めた。
「やっぱり見たら欲しくなっちゃいそうなので、やめておきます」
「その時は私が買いますよ」
「ダメです、ダメです!」
私はレンタル彼女なのだ。
利吉さんを楽しませないといけないのに、貢がせるなんてとんでもない。
不服そうな顔をしている利吉さんに腕組みして、店から離れるように促した。
ガヤガヤ賑わっているここは町のようだ。
ここで忍務なのかな?
私が利吉さんに問いかける前に、彼は私の手を自然に絡め取って歩き出した。
「私は何をしたらいいんですか?」
「ただ、隣に居てくれたらいいです」
聞き込みでもするのかな?
それとも誰かを追っていて、見つからないようにカップルを装うとか?
私の予想はどれも外れだった。
「今日残りの時間、私と恋仲になってください」
予想外の忍務(?)に私の思考は追いつかなかった。
「え?どういうことですか?」
「私の仕事って心身共に疲れるんですよね。癒やしがほしいなぁって思ってて」
「えーっと、誰かを追ってるから恋仲を装うわけではなく?」
「いいえ。時間限定の恋仲になってこの疲れを癒やして欲しいんです」
なるほど…?
つまりそれって…。
「レンタル彼女ってことですか?」
「レン…タ?え?」
「いえ、なんでもないです」
以前から思ってたけど、この世界って横文字まぁまぁ通じる割に肝心な時は通じないんだよな。
スパイといい、やはりレンタルも通じなかった。
「でもそれ…私にできるんでしょうか…」
それこそ内職と同じぐらい自信ない。
報酬を貰えるほど利吉さんを楽しませてあげられるだろうか。
「もうすでに楽しいので大丈夫ですよ」
本当かな?
気を遣ってくれてるんじゃ?
そう思ったが、もうここまで来てしまったし、せっかくこう言ってくれてるだから今の私にできることをしようと思い直した。
「頑張って、利吉さんのこと癒やします」
しっかり目を見て伝えると、利吉さんは少し顔を赤らめた。
***************
「利吉さんはどういった女性が好きなんですか?」
「特にこれといったこだわりがあるわけじゃないですが…。気が強い女性は苦手かもしれません」
ふーむ。
参考になるような、ならないような。
私が悩んでいると、利吉さんは繋いでいた手を上げた。
「さっきも言いましたが、もう楽しいので、深く考えずにただ笑って過ごしてくれたらいいんです」
「は…い」
時間がもったいないし、ただ現代でデートを楽しむ時のようにしたらいいんだよね。
「私、町に来たの2回目なんです。あまり勝手が分かってなくて…。利吉さんどこか行きたいところありますか?」
「そうですね…。せっかくなので店を見て回りましょうか」
前回来た時は混乱して終わってしまったので、じっくり店を見るのは初めてだ。
「店を見るのは初めてです!楽しみ!」
「そうなんですね。端から行きましょうか」
現代のようにしっかりした店舗構えでは無くて、まるでフリーマーケットのように横並びに陳列している店々。
ちょっと覗けば店主が品物の説明をしてくれる。
「うわあ…」
半紙と筆、硯がセットで売られてるなんて今時見たことがないので物珍しい。
他にも現代では見かけない品々ばかりだ。
「ふふ」
「えっ?」
「キョロキョロして可愛いなって」
落ち着き無かったかな。
よく見たらいつの間にか手を離してしまっていた。
品物に夢中になって解いてしまったのだろう。
私は慌てて利吉さんの隣に戻って、手を繋ぎ直した。
「私のことを忘れてしまうぐらい気になった物ありましたか?」
「いっいえ!ただ物珍しくて…」
「確か記憶が無いんですよね?」
「そ、そうなんです」
嘘を吐くのは心苦しい。
私は苦笑しながら答えた。
「次、行きましょ」
私はぐっと利吉さんの腕を引いて、次へ進んだ。
左右に所狭しと並んでいる店を順番に見て回った。
「ここは見ないんですか?」
利吉さんが指差した先は女性の化粧関係が売られているお店だった。
「はい。利吉さん興味ないでしょう?」
「そんなことないですよ。忍務で女装するときもありますし」
利吉さんも女装似合いそうだなぁ…。
想像していることがバレたようで、ピンと軽くおでこを弾かれた。
「今、私の女装姿想像したでしょ?」
「えへへ。バレましたか」
「全く…。せっかくですし、見ませんか?」
「うーん…。でも…」
私は店に入ろうとする利吉さんを止めた。
「やっぱり見たら欲しくなっちゃいそうなので、やめておきます」
「その時は私が買いますよ」
「ダメです、ダメです!」
私はレンタル彼女なのだ。
利吉さんを楽しませないといけないのに、貢がせるなんてとんでもない。
不服そうな顔をしている利吉さんに腕組みして、店から離れるように促した。
