【3章】フォーリンラブin室町
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そして大量のミサンガを編み終えた私は箱に詰めて市場に出す準備をした。
「売れるかなぁ…」
脱水機の時と同じ不安が過った。
「あそこに頼もしい味方がいるから大丈夫じゃないですか?」
仙蔵くんが指差す先には、学園の正門で待つきり丸くんがいた。
「うん、そうだね。あと二人とも手伝ってくれてありがとう」
仙蔵くんと伊作くんは空いている時間にミサンガ作りを手伝ってくれたのだ。
「いいえ。楽しかったです!」
伊作くんがニコニコそう言ってくれて嬉しかった。
「実は、名前さんに渡したいものがあって」
仙蔵くんと伊作くんはそれぞれの手に一本のミサンガを乗せていた。
「これ、受け取ってもらえますか?」
「私に?いいの?」
「ええ。名前さんをイメージして作りました」
仙蔵くんのは紫とピンクの二色。
伊作くんのはえんじと白の二色を編み込んでいた。
「両方すごく可愛い!ありがとう!実はね…」
私も二人に作っていた。
取り出して二人にそれぞれ渡した。
「私の二人のイメージカラーで仕上げたんだ。仙蔵くんは紫、伊作くんはえんじ」
ぶっちゃけ、イメージカラーといっても仙蔵くんは髪色、伊作くんは袴の色からきているのだが…。
でも二人から貰ったミサンガと色被ってるから、本人達もきっと好きなんだろう。
「私も二色にすればよかったね。ごめんね」
「いいえ。これがいいです」
二人とも手首につけてくれた。
「すごく似合ってる!私は販売が全部終わってからつけるね」
「お待たせ。さ、行こうか」
一番最後に土井先生と合流して、私達はみんなで町を目指した。
町へ着き、きり丸くんは手早く売るためのスペースを作った。こういうところも室町は自由だよね…。
勝手に露店開いても怒られない感じ。
「じゃ、俺達はここで売りますんで名前さんと土井先生は行ってきてください」
「うん、頑張る!」
私は売り物のミサンガから赤と青をそれぞれ取り出した。
「それじゃ、行こうか」
「はい」
それぞれ手首に巻いて、手を絡めた。
「いってきまーす」
きり丸くん、伊作くん、仙蔵くんに手を振って町中を目指した。
「お二人さん、顔怖いっす」
恋仲のようにぴったりくっつく私達の後ろ姿を睨みつけられていたことに気づかないまま歩いた。
「売れるかなぁ…」
脱水機の時と同じ不安が過った。
「あそこに頼もしい味方がいるから大丈夫じゃないですか?」
仙蔵くんが指差す先には、学園の正門で待つきり丸くんがいた。
「うん、そうだね。あと二人とも手伝ってくれてありがとう」
仙蔵くんと伊作くんは空いている時間にミサンガ作りを手伝ってくれたのだ。
「いいえ。楽しかったです!」
伊作くんがニコニコそう言ってくれて嬉しかった。
「実は、名前さんに渡したいものがあって」
仙蔵くんと伊作くんはそれぞれの手に一本のミサンガを乗せていた。
「これ、受け取ってもらえますか?」
「私に?いいの?」
「ええ。名前さんをイメージして作りました」
仙蔵くんのは紫とピンクの二色。
伊作くんのはえんじと白の二色を編み込んでいた。
「両方すごく可愛い!ありがとう!実はね…」
私も二人に作っていた。
取り出して二人にそれぞれ渡した。
「私の二人のイメージカラーで仕上げたんだ。仙蔵くんは紫、伊作くんはえんじ」
ぶっちゃけ、イメージカラーといっても仙蔵くんは髪色、伊作くんは袴の色からきているのだが…。
でも二人から貰ったミサンガと色被ってるから、本人達もきっと好きなんだろう。
「私も二色にすればよかったね。ごめんね」
「いいえ。これがいいです」
二人とも手首につけてくれた。
「すごく似合ってる!私は販売が全部終わってからつけるね」
「お待たせ。さ、行こうか」
一番最後に土井先生と合流して、私達はみんなで町を目指した。
町へ着き、きり丸くんは手早く売るためのスペースを作った。こういうところも室町は自由だよね…。
勝手に露店開いても怒られない感じ。
「じゃ、俺達はここで売りますんで名前さんと土井先生は行ってきてください」
「うん、頑張る!」
私は売り物のミサンガから赤と青をそれぞれ取り出した。
「それじゃ、行こうか」
「はい」
それぞれ手首に巻いて、手を絡めた。
「いってきまーす」
きり丸くん、伊作くん、仙蔵くんに手を振って町中を目指した。
「お二人さん、顔怖いっす」
恋仲のようにぴったりくっつく私達の後ろ姿を睨みつけられていたことに気づかないまま歩いた。
