【3章】フォーリンラブin室町
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「これがミサンガ?」
「はい!」
あれから町へ行ったタイミングで試作品を作る材料を購入し、小学生の頃作ったやり方を必死に思い出して完成させた。
土井先生、上級生、きり丸くん、くのたまちゃんに集まってもらって見せた。
土井先生が不思議そうにミサンガを持ち上げた。
「これを手首に巻くんです」
土井先生の手首に青いミサンガを回した。
「ミサンガは外さずにずっとつけておくものなんです。切れて失くなったら願いが叶うと言われています」
「へー。願掛けみたいなものか」
男性陣の胸中は分かっている。
「こんな紐売れるのか?」って思っているはずだ。
しかしターゲット層はこっちじゃない。
「はい。で・・・」
私はこの間、彼と一年記念を迎えると言っていたくのたまちゃんに、ピンクと青のミサンガを二本手渡した。
「彼とお揃いでつけるっていうのはどうかな?ずっと一緒に居られますようにって願掛けして」
ピンクのミサンガを手首に巻いてあげると、彼女は青い方を手に乗せて目をキラキラさせていた。
「とっても素敵!!!!」
「お揃いでつけてたら離れていても心は一緒って感じしない?」
「する!します!!」
「忍者だし、手首は目立つから足首につけるのもおすすめだよ」
「確かに!」
「切れたら願いが叶うっていうのも、失くして落ち込まなくていいわね」
やっぱり。
男性陣とは違い、年頃の女の子には好感触だった。
「なるほど・・・これは確かにアリかもしれないっすね」
くのたまちゃん達の反応を見て、さっきまで微妙な反応だったきり丸くんが商人の顔を覗かせた。
「ミサンガは私が一人で空き時間に作れるから、完成したら一緒に売りに行ってもらえないかなぁ・・・?」
脱水機のように、みんなの手を煩わせなくて済むというのも良かった。
「名前さんときり丸だけだと心配だから私も行くよ」
「我々も行けますよ」
「ありがとう。実は売るときに協力してほしいことがあって・・・」
「どんな?」
私が自分の考えた販売戦略を伝えると、きり丸くんは土井先生の背中を叩いた。
「いけるっ!!その作戦アリです!販売は僕に任せてください~」
「ありがとう。私、頑張るね!」
「土井先生も頑張ってください!」
「あ、ああ」
ちょっと戸惑ってるけど、大丈夫かな?土井先生。
こうして、次はミサンガを売ることにした私は事務員の仕事が終わったら夜な夜なミサンガを作った。
「はい!」
あれから町へ行ったタイミングで試作品を作る材料を購入し、小学生の頃作ったやり方を必死に思い出して完成させた。
土井先生、上級生、きり丸くん、くのたまちゃんに集まってもらって見せた。
土井先生が不思議そうにミサンガを持ち上げた。
「これを手首に巻くんです」
土井先生の手首に青いミサンガを回した。
「ミサンガは外さずにずっとつけておくものなんです。切れて失くなったら願いが叶うと言われています」
「へー。願掛けみたいなものか」
男性陣の胸中は分かっている。
「こんな紐売れるのか?」って思っているはずだ。
しかしターゲット層はこっちじゃない。
「はい。で・・・」
私はこの間、彼と一年記念を迎えると言っていたくのたまちゃんに、ピンクと青のミサンガを二本手渡した。
「彼とお揃いでつけるっていうのはどうかな?ずっと一緒に居られますようにって願掛けして」
ピンクのミサンガを手首に巻いてあげると、彼女は青い方を手に乗せて目をキラキラさせていた。
「とっても素敵!!!!」
「お揃いでつけてたら離れていても心は一緒って感じしない?」
「する!します!!」
「忍者だし、手首は目立つから足首につけるのもおすすめだよ」
「確かに!」
「切れたら願いが叶うっていうのも、失くして落ち込まなくていいわね」
やっぱり。
男性陣とは違い、年頃の女の子には好感触だった。
「なるほど・・・これは確かにアリかもしれないっすね」
くのたまちゃん達の反応を見て、さっきまで微妙な反応だったきり丸くんが商人の顔を覗かせた。
「ミサンガは私が一人で空き時間に作れるから、完成したら一緒に売りに行ってもらえないかなぁ・・・?」
脱水機のように、みんなの手を煩わせなくて済むというのも良かった。
「名前さんときり丸だけだと心配だから私も行くよ」
「我々も行けますよ」
「ありがとう。実は売るときに協力してほしいことがあって・・・」
「どんな?」
私が自分の考えた販売戦略を伝えると、きり丸くんは土井先生の背中を叩いた。
「いけるっ!!その作戦アリです!販売は僕に任せてください~」
「ありがとう。私、頑張るね!」
「土井先生も頑張ってください!」
「あ、ああ」
ちょっと戸惑ってるけど、大丈夫かな?土井先生。
こうして、次はミサンガを売ることにした私は事務員の仕事が終わったら夜な夜なミサンガを作った。
