【3章】フォーリンラブin室町
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「半助さん!今日は頼りにしてますよ。男手少ないから」
「はは…」
彼女は土井先生にべったり引っ付いて離れない。
なんかモヤモヤする。
私はきり丸くんに袋を手渡された。
「ここにゴミ入れていきましょ」
「わかった」
ドブに溜まった残留物を掻き出すのは力がいるので、半助さん含めた男性陣と引けを取らないおばちゃん勢が主に努めてくれた。
「俺、あっちの方やってきます」
「気をつけてね」
私は黙々とゴミを拾って袋に入れた。
ついでに周囲の雑草も抜いていく。
「ぬ、抜けない…」
一際目立つ雑草を抜いてしまいたくて、両手で引っ張ったが抜けなかった。
「大丈夫ですか?」
「え?」
声をかけてくれたのは土井先生と同じぐらいの年齢の男性だった。
「これで掘り起こしましょうか」
持っていた鋤で周囲の地面を掘り起こしてくれた。
「あ、抜けた!ありがとうございます」
「良かったです」
男性は私の目の前のドブ掃除を始めた。
「初めてお見かけしますが、最近この辺に越してこられたのですか?」
「いえ、私は…」
「名前さん」
土井先生が私のところにやってきた。
後ろにあの女性を引き連れて。
「大丈夫?困ったことない?」
「はい、大丈夫です」
「今日のお昼ご飯は何食べたい?」
「え?お昼ご飯?」
さっき朝ごはん食べたばかりだし、何で急にご飯の話?
「家で作ってもいいし、外でうどんでも食べに行くのもいいし」
「私はどっちでも…。きり丸くんに聞いてみましょうか」
「ちょっと、半助さん!私とご飯食べる約束は!?」
「そんなのしてないだろう…」
げんなりしている土井先生。
不謹慎だが彼女のことは眼中になさそうで、安心した。
「ねぇ、この女誰?」
「こら、失礼だろう」
土井先生が彼女の態度を嗜めた。
「今私の家に泊まりに来ている名前さんだ」
「よろしくお願いします」
土井先生の紹介に対して挨拶してくれたのはさっきの男性。
私もよろしくお願いします、と彼に返した。
「お二人は恋仲なのですか?」
「いえ…」
私が首を振ると、彼女は嬉しそうに再び土井先生の手を取った。
「なーんだ。じゃあ私が半助さん誘っても問題ないわね」
「困るよ…」
「では、私が貴方を誘っても問題ないですね」
「えっ!?私!?」
「ダメだ」
土井先生のピリついた声が走った。
「この休みは名前さんときり丸と過ごすためにあるんだ。邪魔しないで欲しい」
土井先生がこんなにはっきり物申すなんて。
でもそれだけ私との時間を大切にしたいと思ってくれてるんだと感じて嬉しかった。
「はは…」
彼女は土井先生にべったり引っ付いて離れない。
なんかモヤモヤする。
私はきり丸くんに袋を手渡された。
「ここにゴミ入れていきましょ」
「わかった」
ドブに溜まった残留物を掻き出すのは力がいるので、半助さん含めた男性陣と引けを取らないおばちゃん勢が主に努めてくれた。
「俺、あっちの方やってきます」
「気をつけてね」
私は黙々とゴミを拾って袋に入れた。
ついでに周囲の雑草も抜いていく。
「ぬ、抜けない…」
一際目立つ雑草を抜いてしまいたくて、両手で引っ張ったが抜けなかった。
「大丈夫ですか?」
「え?」
声をかけてくれたのは土井先生と同じぐらいの年齢の男性だった。
「これで掘り起こしましょうか」
持っていた鋤で周囲の地面を掘り起こしてくれた。
「あ、抜けた!ありがとうございます」
「良かったです」
男性は私の目の前のドブ掃除を始めた。
「初めてお見かけしますが、最近この辺に越してこられたのですか?」
「いえ、私は…」
「名前さん」
土井先生が私のところにやってきた。
後ろにあの女性を引き連れて。
「大丈夫?困ったことない?」
「はい、大丈夫です」
「今日のお昼ご飯は何食べたい?」
「え?お昼ご飯?」
さっき朝ごはん食べたばかりだし、何で急にご飯の話?
「家で作ってもいいし、外でうどんでも食べに行くのもいいし」
「私はどっちでも…。きり丸くんに聞いてみましょうか」
「ちょっと、半助さん!私とご飯食べる約束は!?」
「そんなのしてないだろう…」
げんなりしている土井先生。
不謹慎だが彼女のことは眼中になさそうで、安心した。
「ねぇ、この女誰?」
「こら、失礼だろう」
土井先生が彼女の態度を嗜めた。
「今私の家に泊まりに来ている名前さんだ」
「よろしくお願いします」
土井先生の紹介に対して挨拶してくれたのはさっきの男性。
私もよろしくお願いします、と彼に返した。
「お二人は恋仲なのですか?」
「いえ…」
私が首を振ると、彼女は嬉しそうに再び土井先生の手を取った。
「なーんだ。じゃあ私が半助さん誘っても問題ないわね」
「困るよ…」
「では、私が貴方を誘っても問題ないですね」
「えっ!?私!?」
「ダメだ」
土井先生のピリついた声が走った。
「この休みは名前さんときり丸と過ごすためにあるんだ。邪魔しないで欲しい」
土井先生がこんなにはっきり物申すなんて。
でもそれだけ私との時間を大切にしたいと思ってくれてるんだと感じて嬉しかった。
