panic
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薬。薬を飲む。
震える手を無理やり動かして蓋を開けて。
ざらざら零れる白い薬をあるだけ口に詰め込んで。
苦い。苦しい。でもそうしなきゃダメだから。皆が死ぬから。
なんでこんな、こんなことになるんだろう。僕は誰も殺したくないのに。死なせたくないのに。
いつになったらこの手から血の跡は消えるの。
ああいっそ死にたい。
目の前にいる軍帽を被った男を殴りつけた。ぱりんと音がして拳の皮膚が破れる。血。
罅のはいった鏡に映る僕の眼は少しずつ金に侵されていって、
「お前なんて──」
生まれてこなければよかったのに。
ナイフを抜いて、
目に付いた順から一人残らず殺していく。
だらだらと足元に溜まっていく赤い血と人間の中身。
焦る。衝動。もっと殺さないと。そうじゃなきゃ狂いそうだ。
死んだってどうせ生き返る。なら死にっぱなしだったあの世界はなんだっていうんだ。
いつになったらアイツは理解する?
あの、死にたがりめ。
投げたナイフはショーウインドウをぶち破った。込み上げてくる人工的な吐き気。薬。
割れた硝子から俺を見かえす瞳はだんだん深緑に染まっていく、
「お前なんて──」
俺がいないと生きられないくせに。
【end】
軍人>何か自分の中にもう一人誰かいるらしくてしかもなんか殺しまくっててみんな生き返るとはいえ死ぬってそんな軽いもんじゃないでしょ、って訳わかんなくて薬だって飲んでるのに手は血染めのまんまだしもう泣きそう。
覚醒>あんなに生きるか死ぬかだったのにここではあっさり生き返っちゃって死ぬってそんなやり直しがきくもんなのかよ、って訳わかんなくてとりあえず殺しまくってたらフリッピーが死にたいとか言い出したもう泣きそう。
街に来たばっかの頃。
フリッピーさんがもう一人のフリッピーさんを認識できるようになるのはこの街に入ってからなのでそりゃお互い混乱もするよね、っていう。
この後大喧嘩したり何だりかんだりしてあそこまで仲良くなりましたどんだけ
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