こばと様へ!40000hitおめでとうございます!
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
##IMGLU80##
替えっこしてみた!
※諸事情(誰かさんが異様にガリチビ)によりサイズが合わず、お互いの服を着ているわけではありません。
◇◆◇◆◇◆◇
こばと様、四万打おめでとうございますヽ(≧▽≦)ノ!
というわけでぜろより贈りつけさせて貰ったシロモノです。
お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。こんなんで良ければ貰ってやって下さい。
◇◆◇◆◇◆◇
言い出したのは、どちらだったか。
そういえば二人ともいつも同じ系統の衣服を纏ってるね、なんて他愛の無い感想から始まった着せ替えごっこ。
しかしながら、イチは珍しくも早々に根をあげた。
「スーツって、苦しいっていうか……動きが固くなるな」
腕が上がらない。
言いながら、関節を緩く拘束してくる上着を若干の不満顔で脱ぎ捨てる。さらにシャツの袖口を捲り上げ、引き摺り気味のスラックスを軽く睨んで溜息。
「……ロボットになったみたいな気分だ」
一方で、普段着からは程遠い型のそれを難なく着こなしたロランは軽く頭を傾けた。
「そうでしょうか……慣れてしまえば平気ですよ?」
平素スーツ着用者の、その宥めるような静かな声に仏頂面が、ぐっ、と声もなく喉を詰める。
持て余し気味にネクタイを弄るその仕草からは、無表情ながら『慣れる程着ていたくない』という心状が如実に感じ取れる。容姿も相まってとても年上には見えないその様子に、ロランは見兼ねて声をかけた。
「それに、よくお似合いです」
その言葉に、ふとイチは彼女の姿をまじまじと見つめてしまう。
片方に纏め、フードから垂らされているのは艶やかな長い髪。光を浴びて輝く、自分と同じ色とはとても思えない魅力を有したそれ。
どこか憂いを帯びた様な灰色は長く細かな睫毛に縁取られ、端正な顔立ちに理知的な印象を与えていた。加えて四肢はすらりと伸び、肌の白さも相俟って、まるで陶器で出来たビスクドールを感じさせる美しさを持つ少女。
よくお似合いだなんて、そっちこそ。
これまで彼女のスーツ姿しか見た事が無かったのだが……現在彼女が纏っているのは、デザインこそ異なるもののいつも自分が着ている様な、動きやすさと着心地が最優先の衣装。しかしその容姿をもってすれば、在り来たりにラフな服装までもが何処かのブランド品の様に見えてしまう。
つまり、だ。
「やっぱり……美人だから何着ても似合うね」
ぽろりと漏れた呟きは、当人にとっては筋道の通った、しかし傍から聞けば唐突すぎる台詞。
案の定、いきなり美人と称された少女は軽く驚きを顔に出す。あたり前である。いえ、そんな、と謙遜もそこそこに、落ちる沈黙。
お互いに社交辞令で言った訳ではないし、それは紛れも無い本心からの感想なのだろう。
二人ともそれを充分に理解しているが……しているからこそ。
やがて、ふ、と漏れた吐息も、果たしてどちらのものだったか。
顔を見合わせた少女達は密やかに表情を緩めた。
(三度目の邂逅)
替えっこしてみた!
※諸事情(誰かさんが異様にガリチビ)によりサイズが合わず、お互いの服を着ているわけではありません。
◇◆◇◆◇◆◇
こばと様、四万打おめでとうございますヽ(≧▽≦)ノ!
というわけでぜろより贈りつけさせて貰ったシロモノです。
お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。こんなんで良ければ貰ってやって下さい。
◇◆◇◆◇◆◇
言い出したのは、どちらだったか。
そういえば二人ともいつも同じ系統の衣服を纏ってるね、なんて他愛の無い感想から始まった着せ替えごっこ。
しかしながら、イチは珍しくも早々に根をあげた。
「スーツって、苦しいっていうか……動きが固くなるな」
腕が上がらない。
言いながら、関節を緩く拘束してくる上着を若干の不満顔で脱ぎ捨てる。さらにシャツの袖口を捲り上げ、引き摺り気味のスラックスを軽く睨んで溜息。
「……ロボットになったみたいな気分だ」
一方で、普段着からは程遠い型のそれを難なく着こなしたロランは軽く頭を傾けた。
「そうでしょうか……慣れてしまえば平気ですよ?」
平素スーツ着用者の、その宥めるような静かな声に仏頂面が、ぐっ、と声もなく喉を詰める。
持て余し気味にネクタイを弄るその仕草からは、無表情ながら『慣れる程着ていたくない』という心状が如実に感じ取れる。容姿も相まってとても年上には見えないその様子に、ロランは見兼ねて声をかけた。
「それに、よくお似合いです」
その言葉に、ふとイチは彼女の姿をまじまじと見つめてしまう。
片方に纏め、フードから垂らされているのは艶やかな長い髪。光を浴びて輝く、自分と同じ色とはとても思えない魅力を有したそれ。
どこか憂いを帯びた様な灰色は長く細かな睫毛に縁取られ、端正な顔立ちに理知的な印象を与えていた。加えて四肢はすらりと伸び、肌の白さも相俟って、まるで陶器で出来たビスクドールを感じさせる美しさを持つ少女。
よくお似合いだなんて、そっちこそ。
これまで彼女のスーツ姿しか見た事が無かったのだが……現在彼女が纏っているのは、デザインこそ異なるもののいつも自分が着ている様な、動きやすさと着心地が最優先の衣装。しかしその容姿をもってすれば、在り来たりにラフな服装までもが何処かのブランド品の様に見えてしまう。
つまり、だ。
「やっぱり……美人だから何着ても似合うね」
ぽろりと漏れた呟きは、当人にとっては筋道の通った、しかし傍から聞けば唐突すぎる台詞。
案の定、いきなり美人と称された少女は軽く驚きを顔に出す。あたり前である。いえ、そんな、と謙遜もそこそこに、落ちる沈黙。
お互いに社交辞令で言った訳ではないし、それは紛れも無い本心からの感想なのだろう。
二人ともそれを充分に理解しているが……しているからこそ。
やがて、ふ、と漏れた吐息も、果たしてどちらのものだったか。
顔を見合わせた少女達は密やかに表情を緩めた。
(三度目の邂逅)
1/1ページ