11 あたしは今、幸せです。
name change .
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あれから2年、季節は冬。
あたしの隣には、大好きな章大。
あれ以来、
章大や雛ちゃんだけじゃなく、
関ジャニ∞みんなと仲良くさせてもらってるけど、
なにせみんなはアイドル。
最近とくに
歌番組にバラエティーに引っ張りだこで、
あたしみたいなただの女子大生とは、
住む世界が違うんだなあって実感させられる。
でも、あたしはあたしで
現在大学4年生。
ええ、就活真っ最中です。
アイドルの章大たちとはまた違う意味で
あたしも企業から企業へ
ハシゴハシゴの怒涛の生活。
そんなこんなで、お互い忙しくて、
一番最近会ったのは…
去年のクリスマス…かな?
そう、
もう1か月以上も会えてない…
しょうがないってわかってる。
あたしだって忙しいんだから
文句は言えない。
それでも、
さみしいよ…
会いたい…
ープルルルル…プルルルル…
そんなことを思ってたら、
ふいに、懐かしい着信が鳴る。
『もしもし、
雛ちゃん?ひさしぶり(笑)』
雛[おーちい、ひさしぶりw
お前さあ、このあと時間ない?]
ー15分後
『…わ、早(笑)』
雛[あほ、すぐ行くゆーたやんけ。
乗れ(笑)]
雛ちゃんが家まで迎えに来てくれて
連れてこられたのは、
あの居酒屋。
『…なつかし、
ここで∞のみんなとご飯食べたっけ?』
雛[ん?おー、
…あ、せやからヤス…(笑)]
『え?なに?』
雛[っや、なんもないで?
今日な、ここでメンバー集まんねん、
そいで、ちいも呼ぼーってなってな。
ま、入ろーや(笑)]
雛ちゃんに促されて中に入ると、
侯くん、すばるくんがいて、
あたしたちを待っててくれてた。
雛[連れてきたで~っ]
横[ご苦労!足!(笑)]
雛[誰が足じゃ!]バシッ
昴[ちいひさしぶり~♪
おっちゃんの隣座りやっ]
『ありがと(笑)
あれ?…ほかのみんなは…?』
昴[ん?あーっと…(汗)
あ、大倉はそこの隅で寝てるでっ?]
『あ、ほんとだ(笑)
たっちょんっていっつも寝てるんだねっ
…章大とかは?』
雛[(あいつら、まだ準備してんのか?)]
横[(どっくんと丸が手伝ってるから
もー来るはずなんやけど…っ)]
『…雛ちゃん?侯くん?
なに?』
横[っや、もう!
も~来る思うから…]
[[ッパ~~~~~ン!!]]
『っきゃ!(汗)』
いきなり部屋のドアが開いて、
亮ちゃんと隆ちゃんが
テンション高く飛び込んできたっ(汗)
昴[っぅおい!
ちいがびっくりしとるやろが!(怒)]ギュッ
や、すばるくん、
どさくさで抱きしめられても…(苦笑)
雛[遅かったやんけ~っ
ってか亮までテンション高いなw
…首尾は?(笑)]
丸亮[っ上々!♪]
横[おつかれさん(笑)
んなまぁ、座れや!]
丸[あざーっす!(笑)
おぅちいっひさしぶりっ♪]
錦[ほんま久々やなぁっ去年ぶりやん!
ってか大倉っお前起きろやっ]バシッ
忠[…んぅ~、おはよ…
あれ?ちい?
おはよ~(笑)]
『っあは、おはよぉたっちょんっ(笑)
三人ともひさしぶりっ
ってかみんな、さっきから何の話してるの?』
丸[ま、ええからええから♪]
そーいって、小さい子をあやすみたいに
あたしの頭をなでる隆ちゃん。
『ふ~ん、?
ま、いいけどさ、
…で、章大はまだ?遅くない?』
昴[ちい~、隣にこんっなええ男おんのに
んなヤスヤス言わんとってや~っ
おっちゃん拗ねてまうで~?(泣)]
猫なで声出して泣きまねするすばるくん(汗)
『っもう、すばるくん!(汗)』
雛[すばる!あんま困らしたんなや(笑)
ちい、ヤスもー来るから安心しぃ!]
雛ちゃんがくっついて離れない
すばるくんを連行してった(笑)
錦[なぁそれより飯食いだそうやぁ!
俺腹減って死にそう…]
忠[そやそやっ飯食おっ♪]
二人の言葉で、章大にはちょっと悪いけど(笑)
先に食べ始めることにした。
それにしても…
こんなこと言っちゃヤな女だけど、
章大、ひさしぶりにオフなのに
あたしよりみんなと約束したんだよね~、
…別に、
∞が温かいのは知ってるし、
男の人相手に嫉妬してるんじゃないよ?
でもさ、お迎えも雛ちゃんだったし…
ね?(拗)
せめて早く来てよ!
章大のばか~~っ
ーバンッ
「っごめん!遅なった~~~っ(汗)」
章大だ!
あ、
…髪の色、変わってる…
なんか、
たった一か月ちょっと会ってないだけなのに、
章大が遠くなっちゃったみたいな、
そんな疎外感を感じる…
あたしが寄ってかないのを不思議に思ってか、
たっちょんがあたしんとこに来て
顔を覗き込んだ。
忠[…ちい?
章ちゃん来たで?]
『…知ってる。』
やだ、
あたし今たぶんすっごいブサイク…
忠[…ふーん、
もー、しゃーないな~♪]ギュッ
『っちょ…(照)』
たっちょんがいきなり
あたしのことをギュって抱きしめてきたっ
「きゃ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!(叫)」
…章大、
あなた男の子ですよね?(汗)
章大がすっごい勢いで走ってきて
あたしを自分の腕の中にかくまう。
「っちょ、まじ大倉何やってんの?!?!?!(怒)
ちいっごめんな怖かったやろ~っ(汗)」
いや、今あなたの方が
若干怖いですけど…(呆)
忠[…な?
ちい♪(笑)]
『…たっちょん(汗)』
なんでたっちょんって、
ぼーっとしてるようで
こんな敏感に察知してくれるんだろう…
あたしがちょっと弱気になってんの察して
こうなるように仕向けてくれたんだよね?
優しいんだから…
面と向かっては恥ずかしいけど、
ありがと…ね?(照)
「ちい~ひさしぶり~っ
俺ぇ、めぇっちゃ会いたかった~(笑)」
あたしを抱きしめたまま、
さっきと打って変わって
にこにこしながら話す章大。
…ちょっと、
イジワルしちゃおっかな?(妖笑)
『…よくゆーよ。
ろくに連絡くれなかったくせにさ…』
章大の腕の中から出て
ちょっとそっぽむいてみると、
章大の顔色がみるみる変わってく。
「っごめんってぇ!
ちいーっ(汗)
ほら、いろいろあったからさ~っ?」
『今日も時間空いたって、
あたしよりメンバーのみんなと
ご飯食べたかったんだもんね?
ごめんね?空気読めなくって。』
「っちがう!ちがう!
ちい~っ(泣)」
やば、ちょっとやりすぎたかな…
章大ちょっと泣きそうだし…(汗)
そろそろ許してあげよ(笑)
『…なーんて、うっそだよ♪
章大今お仕事忙しいんだもんね?
気にしてないよ。
あたしも、就活で忙しくしてたしね?(笑)』
「あっ、それな…
ちょっと、ちいに話あるんやけど…
聞いてくれる?」
なんだろう…
まさか…最近忙しかったのは
仕事じゃなくて浮気とか?!?!
え、まさかのお別れ宣言?!?!?(泣)
「…実は、」
『っやだぁ~!(泣)』
錦[っなんやちいっ(汗)]
昴[こらチンパ!ちい襲うな!!]
雛[ちゃうやろっ]バシッ
丸[どーしたちい~(汗)]
忠[なになに~?章ちゃんがちい襲ったん?]
横[っほんまかちい!(汗)]
雛[っやからちゃうゆーとるやろ!(怒)]バシッバシッ
「っえ、っえ…なに?!
なんで泣いてんのちい~?(汗)」
『…っだって、
しょ、ちゃんがぁ…ヒック
う、浮気…っ
別れる、って…ふぇ…っ(泣)』
∞[[…え~~~?!?!??!?(汗)]]
「…っっ?!?!?!?(汗)」
昴[っおま、浮気しとったんかぁ!(怒)]
「っや、すばるくん…
誤解…っ(汗)」
雛[落ち着けてすばるっ!(汗)
ちい?
ほんまにヤスが浮気してるゆーたんか?]
『っだ、ってぇ…
“お仕事忙しいもんね?”って…言ったら
…話…ある、って…ヒック…
だから…忙しいのは、
お仕事、じゃなくて、ぇ、
…う、浮気…だから、
もう…あたしは…
い、いら、ない…うわ~んっ(泣)』
∞[[………はぁぁぁ~。(汗)]]
「…(汗)
え、ちい?
それ、めっちゃ早とちり…(笑)」
『…へ?(泣)』
「…だから、そのっ
話あるってゆーたんは、
そっちじゃなくて、次の方。
ちい、就活忙しいってゆーたやん?
ってことは、
まだ決まってないってことやんな?」
『…ん、うん。(泣)』
「…じゃあ、その…
東京、行かん?(照)」
『……東、京?(汗)』
「おん、その…
俺らも東京での仕事増えてきたし、
これからはそっち拠点になると思うからさ…
その…
一緒に、住もうや…(照)」
『……へっ?!(照)』
そういって、差し出されたのは、
小さなかわいらしい箱に入った、
『………指輪?』
「っそんな、高価なもんじゃないけどな…っ(照)
…まだ、今の俺やと
ちいを幸せにしきる自信ないねん。
やからさ、
俺、もっともっとがんばってっ
んでいつか、ほんまに胸張って、
“幸せにしたる”って言えるようになるまで、
ずーっと、側におってほしい。
そんときはっ、もっと、
ちゃんとしたやつプレゼントするからさ、
これは、その約束の印。
約束の、約束?(笑)
…受け取って、くれる…?」
錦[ヤス、それ渡すために
今日ぎりっぎりまで準備して、
この店も予約しとってんで?w]
横[俺らとちいが仲良くなったここで、
俺らの前でけじめつけたいってなっ(笑)]
雛[お前迎えに行くんも、ほんまは
ヤスの予定やってんけど、
どーしても間に合わんからって俺になってん(笑)]
丸[ちいに長いこと連絡できんかったんは、
ヤスなりにめっちゃ悩んでたからやんな?(笑)]
忠[俺、ずーっと相談されてた(笑)
こんなんゆーてちい引かんかな~?
ってな!w]
昴[ヤスはええ男やで。
…俺の次くらいに(笑)]
「っもぉっ、すばるくん!
みんなも…
恥ずかしいやんか…(照)」
『…っふ、ぇ~(泣)』
「っな、ちい?!」
さっきとは全然違う涙が流れた。
嬉しくて、嬉しくて…
まるで夢なんじゃないかって思うくらい、
幸せ。
あたしは言葉にならなくて、
返事の代わりに、
指輪を受け取って、強く抱きしめた。
章大はすっごく嬉しそうにはしゃいでて(笑)
みんなは微笑ましそうにそれを眺めてる。
雛ちゃんと目が合うと、
優しく、
本当に優しく微笑んでくれた。
「ちいっ」
名前を呼ばれて振り向くと、
大好きな人の腕に強く抱きしめられる。
「ありがとうっ!
俺、いまめっちゃ幸せ…(笑)」
『…章大…っ、
あたし、も…幸せ(照)』
“いつかきっと幸せにする”
そんな淡い約束。
いつ崩れるかもわからない薄い氷の上で
抱き合ってる今が愛しくて…
ねえ、
あたしは今、幸せです。
剃刀のようにとがってしまった
あなたへのこの想いを、
受け入れて、包み込んでくれる。
そんな大好きな人に愛されて…
どんな時でも、
そばにいてくれる大切な人と、
迎え入れてくれる、
温かい人たちに囲まれて…
幸せなのに、
初めてじゃないその言葉に、
ふと、
あなたがよぎります。
…ねえ、あたしはまだ、
あなたを忘れられてません…
あなたは今、
幸せですか… ?
今、
誰の隣で、笑ってますか…?