10 今を生きるの
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章大が、
“好き?”じゃなくて、
“好きやろ?”って聞いてきた。
たぶん、自分でも
答えはもうわかってる…
それを告げれば、
きっと章大も受け入れてくれる…
だけど…
『…違うよ?』
わかってる、もう
間違わない…。
予想外の答えだったのか、
章大は少しびっくりしてたみたいだけど、
気持ちを悟ってくれたのか、
すぐにいつもみたいにパって笑って、
あたしの頭を引き寄せた。
「俺は、
ずーっと、ここにおるから。」
『…うん。』
あたしには、章大がいる。
大丈夫。
過去は過去だよ。
今になんて到底及ばない。
多少うずいたって、
下手にいじらずにほっておけば、
いつか必ず、時間が解決してくれる。
あたしは、とらわれない。
章大と一緒に、
今を生きるの…
あの、嵐のようなパーティーの1週間後、
今日は章大に連れられて、
∞の飲み会にお邪魔することに…
横[あっはっはっはっは、
あーっはっはは…]
丸[章ちゃん、
やからな~これからの∞は~…]
昴[ちい~、
おっちゃんにお酌して~や~♪]
錦[雛ちゃ~ん、お酒な~い(泣)]
雛[お~い、飲みすぎやろ~亮~(笑)]
∞のみんなの飲み会は本当に楽しくて、
みんなすっごい酔っぱらってて、
あたしも結構飲んで、
ちょっと酔っちゃったかな…
なのに、
なぜか章大だけはシラフだから、
「っちょ、丸離れて…
亮っ飲みすぎやで!
信ちゃんも!酔ってるやろ?!
あーっ、て、すばるくん!
ちいに触ったあかん!
っちょ、腰に手ぇとか…まじ、あかんってっ(汗)
もー横ちょ笑ってんと手伝って…」
こんな感じでみんなの世話役(笑)
あーあ、すばるくんてばかなり酔ってる(汗)
「って、あれ?
大倉は…?」
『し~っ!
章大、ここ(笑)』
忠[…zzz…
んふっ(笑)、zzz…]
たっちょんはあたしの膝まくらで
すやすやと…(笑)
この飲み会中に打ち解けて、
みんなはあたしを
呼び捨てで呼んでくれるようになったし、
あたしはみんなをあだ名で呼ぶ仲になった♪
まあ、章大はごちゃごちゃ言ってたけどね?(笑)
「ああ、膝まくら、
って…あかーーーーん!!(汗)
大倉っ、起きろっ起きろーーーー!!」
章大が一目散にかけつけてきて
たっちょんを叩き起こしたっ
忠[…ふぁ~あ、朝ぁ?
あ、ちいぉ、
たっちょんにおはよぉのちゅ~…]
『えぇ?!(照) あ…っ』
寝起きのたっちょんに肩をつかまれて
キスされる(汗)
って覚悟した次の瞬間、
章大がすっごい勢いでたっちょんを引きはがして
あたしを抱きしめた(汗)
「ちょーしのんな大倉ぁ!!(怒)
すばるくんもっ酔いすぎっ!!!」
昴[っ!?
ちい~
ヤスが怒る~(泣)]
『あ~(汗)よしよし、
すばるくん、あたしお酌するし、
あっちで飲も?ね?』
そういってなだめて、
なんとかすばるくんは機嫌が直ったみたい。
おいしそうにお酒飲んでは
“もう一杯!”って、すっごいペース(汗)
章大はちょっと心配そうにしてたけど、
あっちのメンバーさん大変でしょ?っていうと、
苦笑いしながら、
“じゃあ、すばるくん頼むな?”って、
他のメンバーさんたちの介抱に向かった。
なんか、落ち着くな。
∞って、
章大や雛ちゃんと同じくらい、
こんなこと勝手に言っちゃだめだけど、
ホームって感じがする…
なんて、すこしふけってると、
不意に、
すばるくんがまじめそうに口を開いた。
昴[…∞はええやろ。]
『え?
…うん。なんか、落ち着くね…(笑)』
昴[…俺、人見知りなんやけど、
ちいってなんか不思議やな。]
『変わり者ってこと?(笑)』
昴[っそーやなくて(笑)
なんか、
…うん、落ち着く?(照)]
ちょっと照れながら
そー言ってくれたのが嬉しくて、
あたしはすばるくんにぎゅーって抱きついた。
昴[っちょ、ちい?!(照)]
すばるくんはびっくりしたのか、
耳まで真っ赤になってた(笑)
『っふは、すばるくん、
ちょー真っ赤(笑)
…ありがとね。
あたし、∞好きだよ。
ホームにしたいくらいw』
お酒も手伝って、
冗談半分のつもりだったのに、
昴[なにゆーてん?
すでにホームやん(笑)]
『…え?』
すばるくんがあんまりすんなり言うから、
思わず間抜けな声出ちゃったっ
昴[いつでも、
なんかあったらここ来たらえーし、
なんもなくても顔出せばええ。
メンバーの大事な人は、
俺らにとっても大事な人やから。
みんな、ちいやったら大歓迎やで?
いつでも、“おかえり”ってゆーたるやん。
…なんてな、あー恥ずっ(笑)
こんなん酒飲んでなかったら絶対…、
っちい…]
いつのまにか、涙が流れてた。
居場所を求めて、存在を求めて
ふらふらしてたあの頃からしたら、
まるで、夢。
愛してくれる人がいて、
大切な親友がいて、
“おかえり”って、迎えてくれる場所がある…
幸せすぎて、罰が当たるよ…っ
すばるくんは、何も言わずに、
そっと頭をなでてくれた…
その手がとても暖かいから…
なんて、やってるうちに…
そう、なんたってここは関ジャニ∞の宴会場。
丸[すばるくんがちいとラブラブや~♪]
突然隆ちゃんが叫ぶから、
みんなの視線が一気に集まるっ
横[すばるっぬけがけずるい!]
錦[ちい~
はよ逃げな妊娠すんで~(笑)]
雛[ちいっ、あかんっ!
そのおっちゃんはほんま危ないっ(汗)]
忠[ちい~眠い~…]
「すばるく~~~ん!!(叫)
もう!ちい!
気ぃつけぇゆーたのに~っ(泣)」
昴[ほんっま、あほの集まりやで(笑)
こんなんやけど、ま、よろしゅうっ!]
『あっはは、(笑)
ほんと、おもしろ…っ』
すべての始まりは、
光ちゃんとの出会い。
それから、雛ちゃんと出会って、
章大と出会って…
今、こうしてみんながいる。
あなたに出会わなければ
こんなに苦しくて、
辛い思いをせずに済んだのかもしれない。
それでも、
あなたに出会えなければ、
今なお胸を焦がす愛しさも、
それすら包み込んでくれる優しい愛情にも、
そして、この温かい人たちにも、
出会うことはなかったんだね…
ありがとう、愛しい人。
あたしはこれから、
大好きな人と今を生きてく。
あなたとじゃたどり着けなかったところまで
この人と進むの。
あなたのこと、本当に大切だったから、
考えても、考えても、
やっぱり、
嫌いになんてなれないけれど
最後に、
これが、本当に最後だから…
本当に、
愛してた…