09 仲間割れ 彼に…
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今日は
彼との最後の打ち合わせの日。
この日、
∞のみんなはテレビの収録で、
また同じテレビ局に来ていた。
その楽屋で起こったあの事件を、
私は知らなかった。
雛[どうゆうことやねん、丸。
昨日の電話っ]
丸[なんやの信ちゃん、
かっかして~
うれしい知らせちゃうの?]
雛[っお前…
知らんのか…]
安[っ信ちゃんっ!
昨日のメール
…なに?(汗)]
忠[なんかの間違いちゃうん…?(汗)]
横[お前ら、
ちいちゃんもすばる好きゆーてたん
あれ嘘やったんか?!]
丸[ぇえっ?!
なにそれ?!]
安[っち、違うよ!
俺らはほんまに…っ]
雛[とりあえず、亮待と。
話はそっからや。]
丸[え、ちょっなんなん?(汗)
俺にも説明…]
ーガチャ…ー
亮[…あ、はよっす。
どしたん?
みんな早いやんっ(笑)]
丸[あ、亮ちゃん、
ちょっと…]
ーガターンッー
丸[っちょ、しんちゃんっ?!]
錦[…いった、(汗)
なんなん、村上君っ]
雛[亮。
お前…
俺らに言わなあかんことあるんちゃうか。]
錦[ああ、それ。
…丸に聞いたんや?
そーや。
で?それがなに?]
雛[っなにやあるか、
お前なあっ!!]
横[っヒナ!
落ち着け。
どっくんも、煽んな。]
雛[…、っくそ!]
安[おい、亮。
どういうことやねん。]
錦[どういうこともなんも、
一昨昨日ちいに告白して、
付き合うことになった。
それだけや。]
雛[…“それだけ”?
っふざけんな…]
ーガンッー
忠[ふざけんなよ!
なんでちいちゃんなんやっ
ちいちゃんがすばるくん好きなんも、
すばるくんもちいちゃん好きなんも、
お前、知っとったやろ!!]
錦[…それがなんやねん。]
丸[え、なになに、
どういうこと?(苦笑)]
忠[っだから!
このあほが身内の好きな女
横からかっさらっていったんや!!]
安[大倉…]
錦[…おい、大倉。
お前誰に向かって口きいとんねん。]
忠[なんや文句あるんか、
あほにあほゆうて何が悪いねんあほぉ!]
錦[っお前っ…]
横[っおい、
えー加減にせえ!
大倉も、言い過ぎや!
どっくん、お前、
ほんまにちいちゃんが好きなんか?
それがどういうことか、
ほんまにわかってるんか?!]
亮[…好きや。]
雛[それやとしても、
何でもーちょっと頭回らんねん。]
亮[そんなん、
どんな女連れようと
俺の自由やろ?
たまたますばるくんも好きやったとしてもさ、
そんなん、早いもん勝ちやん…]
雛[…話ならんわ。
おい!
今日たしかちいすばると打ち合わせやろ?
ここに来てるはずや。
ヤス、連れて来い。]
亮[っ村上君っ!
ちいは関係な…]
雛[ヤスっ!
はよ行け!]
安[…っ、
わかった。(汗)]
∞の楽屋がそんなことになってるなんて
知りもしない私は、
久しぶりに会う彼を
複雑な気持ちで待っていた。
錦戸さ…
亮さんの
彼女になってからは
初めての…
どんな顔すればいいんだろう…
てゆうか、
彼は私と亮さんのこと知ってるのかなっ(汗)
大丈夫…
落ち着いて…
今までどおりに…
今までどおりって…
なに?
私今まで、
彼の前でどんな顔してたんだろう…っ
どうしようっ、
もうすぐ約束の時間っ
と、とりあえずお手洗いに…
ードンッー
「っきゃっ(汗)」
安[…っとぉ(汗)
大丈夫?
って、
ちいちゃんっ?!
ちょーどよかったぁ!探しとってんっ]
章大さん…
そういえばっ
ずっとメール返してなかったんだ
「あ…あのっ
その節は本当にすみませ…」
安[とととりあえずっ!
今からここで
すばるくんと打ち合わせやろ?!
お、俺ら今日収録で、
楽屋取ってもらってるからっ
とりあえずっ行こっ(汗)]
早口に、少し焦りながらそう言うと、
章大さんは私の腕をつかんで
早足で歩き出した
「ぇえ?!困りますっ、
私今から打ち合わせがっ(汗)」
安[わかってるっ
けど、
ちょっといま…
やばいんや…(汗)]
そういった章大さんの顔は、
気のせいかな?
少し青ざめているように見えた…
章大さんにひっぱられて
私は∞の楽屋の前までやってきた。
そういえば、当たり前だけど
亮さんもいるんだよね…
あれ以来会ってなかったから、
なんだか少し緊張するな…
そんなこと思っていると
…あれ?
中から漏れる声が、
いつもの騒がしさと少し違うような…
小さく深呼吸をして、
章大さんが、楽屋のドアを開けた
安[っおい!
…ちいちゃん、
連れてきた。]
章大さんがそういうと、
楽屋の外まで響いていた
今思えば、
あれは怒鳴り声。
それがまるでうそのように、
一瞬で静まり返って、
さっきまで言い争っていた5人の目が
一斉に私を見つめていた。
錦[……ちい。]
亮さんが私をみて
力なく笑った。
「にし…
亮、さん…?」
つられて、
私も亮さんのほうを見た。
すると、
たまりかねたかのように、
静寂を切り裂いたのは…
雛[あのなあ!
ちい!
お前どーゆーつもりなん?!]
丸[っ信ちゃん!
そない怒鳴ったら…(汗)]
雛[丸、お前はだまっとれ!]
「あっ…あの…っ」
なに…?
なにがおこってるのっ?
横[どっくんと、
付き合ってるんやって?]
あ…
錦[っもうええやろっ!
俺らの問題やんっ、
ちい巻き込まんでも…]
雛[亮。
お前ちょっと出てろ。]
錦[っいやや!
なんでやねん!
ちいを守んのは俺の役目やっ]
亮…さん…
亮さんはそういって、
私の腕を強く引き寄せ、
かばうように、背中を向けた。
忠[もう、
みんな知ってるからゆーけど、
ちいちゃんさあ、
すばるくんが好きやったんちゃうの?]
「あ…っ(汗)」
忠[それやのに、
いくら告白されたからって、、
ちょっと軽いんちゃうっ?!]
安[大倉っ!
ちいちゃんにあたんなっ
…
ちいちゃん、
すばるくんのことは、もうええん?]
「…あの…私……っ(汗)」
どうしよう…
私の中途半端な態度に、
みんな怒ってるんだ。
きっと私、
うまく説明できない…
錦[なんやねんお前らっ、
ちいを攻めんなよ!
だいたいお前ら、すばるくんばっかり
かわいそうみたいに言うけどなあ、
こいつだって辛い思いしとったんやぞ!
好きなやつが苦しんでんの、
守ってやりたいって思って何が悪いねん!!]
「亮さ…っ」
もう、
やだ。
あんなに仲のよかった人たちが、
私なんかのせいで
こんな…っ
丸[亮ちゃん…
っほら!
みんなもういいやんっ
そんな目くじら立てんでも、、
ちいちゃんが決めることやねんから、
気持ちよく応援したろ?(笑)]
安[丸…]
横[そらそうやけど、、
けどそんなん言うたら
すばるどーなんねん。]
え、彼…?
そういえばさっき亮さんも…
「あ、あのっ、
…渋谷さんが、なにか…?」
横[あー、…(汗)]
雛[もうええやろ、こーなったら。
すばるはな、
あんたのことが好きなんや。]
…え?
なに、それ…
待って、
頭がついていかな…
雛[だから…]
ーカチャー
『…ふぁ~あ、
ちょー、ちい知らん?
っかしーなぁ、
今日打ち合わせやのに待ち合わせの場所
おらへんくって…
って、え?
な、なんかあったん?(苦笑)』
いつもと違う空気
肩で息をする大倉さんと村上さん
みんなと敵対するように立っている錦戸さん
すぐに異変に気付いた彼は
戸惑ったように笑った。
しばらくぶりにみる彼を前に、
こんな状況で、
どんな顔を向ければいいのかなんて
わからない。
『…あれ?
ちいやんっ
おっ前、なんでこんなとこおんねん?!』
「あ…
すみませ…(汗)」
『や、まあえーけど。(笑)
そや、俺ちょっと打ち合わせの前に
お前に話、あんねん。
…とりあえず…』
錦[っすばるくん!
そのまえに…]
亮さんは私をぐいっと引き寄せ、
錦[俺ら、
付き合うことになったから。]
抱きしめながら、
彼に向ってそう言った。
彼の顔が見れない。
亮さんを好きになるって決めたのに、
こんな私を好きって言ってくれる人の気持ちに
応えようって決めたのに…
どうして、
こんなにすれ違ってしまうんだろう…