08 彼の決意 裏切り
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あの気まずい打ち合わせの一週間後、
ちょうど、
私が亮さんの胸に落ちてる時間…
そんなこと知りもしない彼は
ヒナさんにバーに誘われていた。
雛[おおっすばるっこっちやぁ!]
『なんやねん、
急にふたりで飲みたいとか…』
雛[まあええやんけ、座れや(笑)
同じのでええか?]
『…おお、
だれかおったん?』
雛[や、横がおったんやけどな、
あいつ待ちきれんくて帰ってもーたんや。]
『ふーん。
…で?』
雛[ん?
で?]
『とぼけんでええがな(笑)
長い付き合いや、
なんか話あって呼んだんやろ?』
雛[さっすが渋やん!
お見通しやな(笑)]
『はっ(笑)
ええからはよ話せ。』
雛[まぁ~な、
あれや、
ちいのことや…]
『…なんや、
しょーもない話やったら帰るで。』
雛[や、しょーもないゆーけどやで、
すばる?
お前ももう年なんやから、
行くとき行っとかんと…]
『それやけどな、
もう、やめよーか思ってるんや…』
雛[っなんでや?!
あ、年っちゅーんはあれやで?
冗談…っ]
『っちゃうちゃう!(笑)
相談乗ってもらっといて悪いなっ
なんてゆーか…
ほら、あいつ、
可愛いやん?(笑)』
雛[…はぁ?]
『や、だからさ、、
あいつ、まだ高校生やん。
俺ぇもう30やし、
それに、ヤスとか大倉も
あいつのこと気に入ってるみたいやしなっ
ほら、デートもしたぁゆーてたし!
まぁあいつらのゆうことやから
実際どこまでほんまかわからんけど、
…
っ要するにっ、あいつに似合うやつは、
俺なんかじゃなくもっと他に…』
雛[すばるっ!
どーしたん?お前…
なに焦っとんねん。]
『…っはは、
焦っとる、か。
たしかに、あいつとおると、
いっつも冷静じゃないかも知らんわ。』
雛[なにがあったんや?
…話してみ。]
『…引くで?(笑)』
雛[あーっほ!
悪いけど、そんなんゆーたら
とっくの昔からちょいちょい引いとるわっ。]
『…それもそーか。(笑)』
雛[で?(笑)
なに。]
『なんかさ、
あんな小娘相手に
なにやっとんねんって自分でも思うんやけど、
あいつに他の誰かがたとえば触ったり、
デートしたぁとか冗談でも聞いただけで、
めっちゃいらいらして当り散らしてまうねん。
…
それで、あいつ泣かしたり、
こないだも…
ひどいことした。
俺、このままやったらいつか
あいつのことむちゃくちゃにしてまいそうで怖いねん。
…情けないねんけど、』
雛[…何が情けないねん?]
『…えっ?』
雛[好きな女やったら、
独り占めしたいって思うんも、
やらしい気持ちになるんも、当たり前やんけ。
なーにをいまさら、
純情少年かっちゅーねんっ(笑)]
『…ヒナ…』
雛[ひどいことって、
何したかは知らんけど、
それされて、
ちい、どんな顔しとった?]
『どんなって、
こう…
顔、真っ赤にして…
可愛かった…(照)
…ってなにゆわすんじゃっ(汗)』
雛[いや、知らんがな(笑)
でもっ、嫌そーにはしてなかったんやろ?]
『…たぶん。』
雛[案外、
あっちも待ってるんかもわからんで?
年とか、周りとか気にせんと、
素直に自分の気持ちぶつけたらええやん。
取られてからじゃ、
遅いんやで?(笑)]
『…ヒナ……。(笑)
俺、がんばって…みよかな…っ』
雛[そーやっ、いったれいったれぇ!
骨は拾ったるっ!]
『おぅっ!
って玉砕前提かいっ(笑)』
[『はっはっはっはっは…(笑)』]
『じゃーな、
今日はありがとうっ
明々後日の打ち合わせで最終やし、
一丁かましてくるわっ!』
雛[おぅっ!結果報告せえよっ
ほなっ!]
…
雛[ふぅっ、
ほんま、世話焼けるわ。
あとは、きばるんやで?…すばる。]
ープルルルルッ…プルルルルッ…ー
ーカチャッー
雛[もしもし…
あ、丸?なにー
…
…は?]