04 相談 両想い ?
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どうやら私は、
高校生最後のこの年ついに、
初恋
とやらをしてしまったらしい。
と言っても、
自覚してみたはいいけれど、
改めて考えてみると、
お相手は同級生の間でも
結構知名度の高い人気アイドルグループ
関ジャニ∞のひとり、渋谷すばるさん。
普通の高校生なら
実際会うことすら叶わない夢の人。
アイドルに初恋なんて、
世間一般に言わせると
相当、終わってるらしい。
ま、私の場合
実際会えちゃったりもするわけだし、
そこらの女子高生とは
感覚は違うと思うけど、
それはそーとして、
相手が誰であろうと
恋心というのは実に厄介。
四六時中彼のことばっかり考えちゃうし、
テレビ局に行くたびに
彼の姿を探しちゃう。
おまけに、会えたかと思うと
それはそれでうまく言葉が出てこなかったり、
本当、恋って大変なんだな。
それでも、やっぱり会えると嬉しいし、
彼との仕事の日を指折り数えたりするのは
正直楽しい。
そういうわけで、私は今
初めての片想いを楽しんでいます。
∞のみんなと初めてお会いして
あの食事会を終えて数日した頃、
私は偶然、別件でテレビ局に来ていた。
ータッタッタッタッタ…ー
ードンッー
「…っきゃあっ?!」
いきなり誰かが後ろから
私の首元に勢いよく飛びついてきたっ
安[ちいちゃんっ♪]
「や、安田さんっ?!(汗)」
安[え、〝安田さん〟?(泣)]
「あ…しょ、章大、さん…?(汗)」
安[せーっかい!(笑)
こないだはどーも~
で、なにやってんのー?]
可愛い人だな…章大さんって、
渋谷さんよりは年下とはいえ
この人だって私よりだいぶ年上なはずなのに…
なんだか、同級生みたい。
「こちらこそっ。
あ、仕事でたまたま。
もしかして、みなさんもご一緒で?」
安[や、今日は俺一人やで~
そやっこのあと大倉とメシ行く約束してんねんっ
よかったらどう?
昼メシ、まだやろ?]
どうしよう…
ま、大倉さんも一緒だし、
お昼だけなら、
「はい、ぜひ!」
忠[ヤス~!こっち!
…あれ?]
「…こんにちは。」
安[おう!
…ああ、へへっ、
たまたまテレビ局であってさっ
連れてきちゃった(笑)]
忠[おおっ、おいでおいで~
男二人より花あるしなっ]
やっぱり、
同じグループって言っても7人もいると
それぞれの空気感は違ったりするんだな、
みんなでいるときはとにかく明るくて
楽しい人たちって感じだけど、
この二人の間の空気はまるで違う。
なんてゆうか、
穏やかで、落ち着く。
安[なあ!
ぶっちゃけさあ!どーなん?
すばるくんとはさ!(笑)]
「っ!!は、はい?!(汗)」
いきなりなにゆーのよ章大さんっ
忠[え?できてんねやろ?]
大倉さんまで…っ
「な、何言ってるんですか二人ともっ(汗)
本当に、そんなんじゃないです…」
安[え~っ、俺ぇいいと思うねんけどな~]
忠[え、できてへんの?
だってあれやん、この前みんなでメシ食ったときさあ
ふたりで帰ったやん?
あのあと自分すばるくんの部屋泊まったんやろ?]
安[ぅえ?!?!
なにそれなにそれぇっ俺聞いてな~い!
なんや、じゃあそん時ヤってるんやんっ(笑)]
「ヤっ?!(照)」
ーガタガターンッー
忠[ちょ、落ち着きーな~(笑)]
安[へええ~そっかそっか~
なんや照れんでえーや~ん(笑)]
「っちっ違いますっ!!!
ヤっ…てませんし…、(照)
第一!
本当にそうゆう関係じゃないんです…
私の…片想いですから…」
言っちゃった…
こんなこと、同じグループの二人に言っても
きっと困るだけだよね。
私ってずるいな…
[[…]]
ほら、困ってんじゃん…
「あの…っ忘れてください!(笑)
どうにかしようとか思ってるわけじゃないですし、
第一、私みたいな子ども、
渋谷さんが相手にするわけ…」
[[えーやんっ!!(笑)]]
…え?
安[や、ちいちゃん、ガチでさあ、
これいける思うでえ?
なあ大倉ぁ!]
忠[うーん、てかできてないにしてもさあ、
すばるくんはちいちゃんのこと好きやろ?]
なんて恐れ多いっ(汗)
「なっないですよ!そんな…」
安[なあ、ほんまにさ、
あの夜何もなかったん?]
なにも…なかったのかな、
「私、本当に渋谷さんのおうちに帰ったのも
記憶になくって、
起きたら知らないところで、
渋谷さんがいて、
食事の時のこと聞いて、
怒られて…
それで…」
あ…
忠[…それで?]
「…キス…」
[[キスぅ?!]]
「あ、っていっても、あれは
そういう意味じゃないかもっていうかっ
私が、泣いたから…
慰めっていうか…(汗)」
安[…泣いた?なんで?]
「お食事の時のことで、
渋谷さんに怒られちゃって…」
忠[怒られた…?]
「あ…」
言えない、
大倉さんにキスされたから、なんて…(汗)
「その…
ちょっとハプニングがあったみたいで…っ、
私あんまり覚えてないんですけど…」
安[あ、もしかしてあれちゃん?
大倉がちいちゃんにちゅうしたやつ!]
ちょ、章大さんっ
…こっの天然っ!(汗)
忠[え、ちょ、まって!(汗)
俺?
ちいちゃんにキス、した?]
安[うん。
って、え?覚えてないん?(笑)
お前がちいちゃんの膝で気持ちよさそーに
寝てるー思たらいっきなり起きだしてさ、
亮と一緒なってちいちゃんに絡んでって、
あげく口移しで酒飲ましたやんっ
そのせいでちいちゃん酔っ払ってもーて…
なあ?]
…もう、そんな事細かに説明しなくたって(泣)
どんな顔しろっていうのよ~っ
忠[…え、真面目にゆーてる?(笑)]
安[大真面目やっちゅーねん!
そのあともーちいちゃんも酔っ払ってもーてさあ、
俺と亮も酔ってたから悪ノリして
「おれもする~っ」ってずっと
ちいちゃんにちゅうしよーとして大変やったって
今日ヒナちゃんと横ちょに怒られたんやから~(泣)]
やから~(泣)って、
泣きたいのはこっちのほうよ~っ
忠[うっわ、まじか~。
…ご、ごめんな?(汗)
いや俺も酔っ払ってもーてたからさ~
…
て、てかさ、俺にキスさしたからーゆーて
すばるくん怒ってたん?]
「あ…はい。」
安[…?
それってさあ…]
忠[あ、やっぱヤスも思った?]
なによふたりして…
[[…嫉妬、やんな?]]
…は?
嫉、妬?
渋谷さんが…嫉妬したってこと…?
安[しかも、その流れでちゅうしたんやろ?]
「あっ…まあ(照)
でも、あれはたぶんそうゆうのじゃないし、
私が泣いちゃったから、うっとおしかったのかも…(汗)」
忠[…あかん、
俺ちょっと
すばるくんが可哀想になってきたかも(笑)]
安[大倉。
…同じく(笑)]
な、なによなんなのよ…
さっぱりわからない、
忠[てかそこであのすばるくんが
一気にいかんって…
とうとう病気なってもーたんかな?(笑)]
安[ふっ、まあ…そう考えんのが
むしろ自然やわなあ…(笑)
あ、なあ、ちいちゃん明日ひま?
ひまやったらさあ…]
明日は、たしか渋谷さんとの打ち合わせの日。
「あっだめですっ!
明日は、仕事があるので…」
安[あ、そう…じゃ仕事終わってからでいいや。
俺らテレビ局で∞の取材入ってるから、
お昼ごろ楽屋きてや!]
「…あ、それなら…
ちょうど私、∞さんの楽屋にいますよ?」
[[えっ?]]
「明日の仕事って、渋谷さんとの
新曲の打ち合わせなんです!
渋谷さんの取材があるから、
打ち合わせはそちらの楽屋でってことになりましたから。
そっか、みなさんもいるんですよね!」
安[なんやそっかあ!
うんうん、んな丁度いいやん!]
「な、なにがです?」
忠[や、大丈夫、こっちの話(笑)
…あ、おいヤスっ
俺らそろそろいかなっ]
安[ああっそーやな!
んなちいちゃん!また明日!]
「あ、はい!
ごちそうさまでした。
すみません、お金…(汗)」
忠[っはは、じゃ、キスのお礼ってことで(笑)
じゃーね!]
「なっ?!(照)
あ、お気をつけてっ」
やっぱり、若く見えても大人なんだな…
それにしても、あの二人、何考えてるんだろう…