01 もしも時間が戻せるのなら
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あたしはもう…
男なんて、信じない…
錦[俺ら、もう別れよ…?]
亮…
ねえ、どうして?
どうしてこんなことになっちゃうんだろう?
ただ、幸せになりたい
それだけなのに…
「亮ーーっ♪」…ドンッ
錦[っぅわ、ちい?
おっ前、いきなり飛びついてくんなよっ(汗)]
安[あーっちいちゃんやあ!
おはよう♪]
丸[朝から元気やなあっ
俺も元気やで!ッパーーーーン!!!]
「おはようっ章ちゃん!隆ちゃん!」
横[朝っぱらからいちゃいちゃせんでもらえますか~]ベリッ
昴[ちい~おっちゃんにぎゅーは?(笑)]
「やぁんっ侯くん!
すばるくんもっ、やだやだ亮がいい~っ(泣)」
『ぁあっもう!ヨコっすばる!
ちい離したれやっいやがっとるやろ?』バシッ
「あっヒナちゃんっ
助けて~おっちゃん達がイジワルする~っ(泣)」ギュッ
昴[あああーー!!
ちいっなんでヒナには抱きつくねん!]
「べぇ~っだ!」
錦[…ほら、ちいっ
村上君困っとるやろ? おいで。]
「はぁ~い♪」ギュッ
忠[けっきょくいちゃついとるやん(笑)]
「えへへ♪
たっちょんにならぎゅーしてもいいよー?」
昴[ちい!おっちゃんも~!]
錦[で、どーしたん?なんでテレビ局なんかおんの?]
昴[(無視?!?!)]
「っあのね!聞いて聞いてっ
あたし…芸能界デビューするかもしんない!!」
[[…はぁぁぁ?!?!]]
あ、ごめんごめんっ
あたしの名前は 如月ちい 。
見ての通り、あの錦戸亮さんの彼女です♪
まあ、彼女になるまでのなれ初めは置いといて、
仕事は、ごくふつーの女子大生!
だったんだけど…なんと!
このあたしが昨日麻生でスカウトされちゃった!!
もともと芸能界に興味はあったし、
スカウトマンさんの真剣さに負けて、
それになにより、亮のいる世界だしっ
そんなわけで、スカウトをお受けしたあたしは、
いてもたってもいられなくってっ
一刻も早く亮に知らせたくて、
今日このテレビ局で仕事だって言ってた
亮のこと、待ち伏せしてたの♪
この後ここで待ち合わせしてるしねっ
「…と、いうわけっ♪」
[[………]]
「…ど、どうしたの?(汗)」
きっと喜んでくれると思ったのに…
なんだか反応が薄いなあ…
[[…っすごいやんっっっ!!!!]]
錦[………]
って思ったら!
びっくりしたあ~(汗)
安[え、すごいなあちいちゃん!]
丸[びっくりして一瞬止まってもーたわあっ]
忠[すげー、スカウト…]
昴[そんなことほんまにあるんやな~]
横[ってことはなに?なんか仕事とか決まってん?]
「実は…ドラマ、決まったんだよねっ♪
今日もね、その打ち合わせなの…
って、亮?どうしたの?浮かない顔して…」
どうして喜んでくれないの?
亮が喜んでくれなきゃ
意味ないのに…
錦[…別に。]
「っ別にって…っ」
『ああ!ちいっあっちでスタッフさんが捜してるん、
ちいのことちゃう?』
≪おかしいなあ…9時にロビーって言っておいたのに…≫
「あ…っ、やっばぁい!
じゃーねっみんな! すみませ~~んっ!!」
横[や~、まさかちいが…]
昴[彼女の大出世やなあ!
なあ、亮!(笑)
…って、亮?(汗)]
錦[……ぁあ、おん。]
『…なんや、うれしないんか?』
安[あーっわかった♪
ちいちゃんがテレビ出て人気者なんのが嫌なんやろ~っ
芸能人なっちゃったら、
もう亮だけのちいちゃんちゃうもんな~(笑)]
錦[っ…そんなんちゃうわ、ただ…]
忠[…ただ?]
錦[や、俺もこの仕事してるから
余計思うんやろーけど、
やっぱ、さ…忙しいやん…それに…っ]
昴[…まあ、今まで以上に
二人だけで会う時間はなくなるやろな?
…週刊誌とかにも今までの二倍気ぃつけなやし…]
そんな亮の思いをよそに、、
私はキラキラの芸能界に入れることに頭がいっぱいで
不安なんてないに等しかった。
あの時、亮の意見もちゃんと聞いていれば、
こんなに辛くて、悲しい思いをせずに済んだのかな。
もし、過去に戻れるのなら、
スカウトなんかに浮かれずに、
亮と過ごす未来を大切に…
なんて思ってみても、もう遅い…
最愛のあなたを失った今、
私の目は、光なんかうつさない…
まるで私は、神話の中のイカロス
太陽に近づきたいと欲を張り
その逆鱗に触れて羽を焼かれた、愚か者…
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