03 告白
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自己紹介も終わり、
少しずつ打ち解けてきて、
お料理も結構食べたころ、
「そういえば、みなさんはどんなお友達なんですか?
大倉さんがアイドルってことは、みなさんも?」
横[そっか、ちいちゃんは俺ら知らんねやったなあ!]
安[俺らもアイドルやで(笑)
7人で‘関ジャニ∞’ってゆうグループやねん!]
「関ジャニ…∞」
『そ、関ジャニ∞。
てゆーか、さ、大倉さんってやめぇや。
俺はちいって呼んでんのに…』
「えっす、すみません!
じゃあ…忠義…さん?」
『忠義でえーよ(笑)敬語もいらんし!』
「でも、年…」
『俺、こん中じゃ一番近いで?(笑)』
「…じゃあ、タメね?(笑)」
『おうっ(照)』
丸[なんやなんや~ラブラブ?(笑)]
「っち、違いますっ(照)
丸ちゃんさんってば…」
丸[丸ちゃんさんって…(苦笑)
ふつーに丸ちゃんって呼んでーな!しゃべり方も!]
フランクにしてくれるのがうれしくて、
丸ちゃんさんに応えようとすると、
忠義が一瞬早く答えた。
『だーっめ。ちいが呼び捨てんのも
タメ語喋るんもおれだけーっ♪』
お酒が入って、酔ってるのかな?
そういった忠義は、私の腕をつかんで、
『もう電車あるやろ、送る。』
って言って店を出た。
忠義が引っ張るから、私はみんなに
会釈ぐらいしかできなかったけど、
ヒナさんが[またおいでな~]って
言ってくれてるのが聞こえて、
ちょっとうれしかった。
帰り道、
「みんないい人たちだね。
最初忠義に連れてこられたときはびっくりしたけど、
きてよかったなあ」
『そらそーや、俺の仲間やもん♪』
「ただ、錦戸さんと渋谷…さん?
二人にはちょっと嫌われてたかなあ…(苦笑)」
『あー、あの二人はな、人見知りなだけ(笑)
亮ちゃんなんかとくに口悪いしやくざみたいやけど、
ほんまはめっちゃいい人やから(笑)』
話しながらも、忠義は道路側を歩いてくれて、
そんな些細なしぐさに、
ドキッとしてしまう。
駅までの道中、会話は尽きなくて、
あっという間だった。
これでお別れ、かあ…
「あ、じゃあ…
送ってくれて、ありがとう。」
『…』
「…?忠義?」
忠義が急に黙るから、
ちょっと心配になって顔を覗き込むと、
忠義は跳ねるように顔をあげて、
私の目をじっと見つめた。
『あの、さ………に、なれへん?…』
「え?…ごめん、もう一回…」
なにか言った気がしたけれど、
その声は小さくて、真ん中が聞こえない。
『だからっ、かっ……に、なって。』
「ちょ、聞こえないっ(汗)」
また聞こえないから、私は2歩、忠義に歩み寄った。
すると、
『っあー、もう!!』
忠義は私の頭をグイッと引き寄せ、
少し乱暴に、唇を重ねた。
『彼女になってや…ちい。』
そういった忠義の顔は
朝焼けのせい? 少し赤いように見えた。
「っきゅ、急にそんなこと言われても…
まだ、会ったばかりじゃない…(汗)」
『っわかってる!俺かて、こんなん初めてや…
でも、思った時にゆーとかな、
他の奴に取られて後悔したくないし…っ』
真剣に、言ってくれてるんだ…
正直、キスされた時、私だってドキドキしたよ?
でもまだ、これが恋かどうかなんてわからない…
『…お願いや、付き合ってくれたら、
必ず俺のこと好きにさせるっ』
そんな、泣きそうな顔しないでよ…
私が困ってうつむいていると、
ゆっくり、忠義の顔が近づいてくるのを感じた。
「…っちょ、ちょっと忠義?!」
『いややったら、突き飛ばして。
そしたらもうあきらめる。』
「…っずるいよっ」
こんな真剣な人を
突き飛ばすなんてできるわけないじゃない。
そのまま、私は忠義の唇を受け入れた。
目があって、微笑む。
壊れ物を扱うみたいに、
大事に、わたしを抱きしめる忠義。
『俺いま、めっちゃうれしー…(照)』
「…私を、惚れさせてくれるんでしょ?(照)」
まだ恋かどうかも分からない。
この淡い感情に、神様どうか、
暖かい風を送ってください。