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暴虐のかぎりを尽くしたその場所には、もう私以外の命はない。
血飛沫がそこら彼処に滲みを作り、誰とも知らぬ亡骸が何十体と横たわっている。
私はそれを見ても、戦は悲しい、などと思わなかった。
戦場にいるのだ、力無き者が死して当然だ
それを理解しているのに、何故、敵は私に憎悪の炎を燃やし、報復しようとして無駄に命を散らすのか。理解ができない。理解したところで、何かが変わる訳でもない。
心など、思い出せない遠い昔に、何処かで捨ててきた。
ため息をついて、私は別のことをする。
とある者からの依頼の品である、"血紅玉"とやらを持つ者を探している。
血紅玉は私の眼の色と似た宝玉らしい。
何に使うかは知らないが、それを渡せば私の欲しかったもの全てを寄越すと言っていた。
欲しいものは特にない。だから、血紅玉を探す。欲しいものを探すために。
血飛沫がそこら彼処に滲みを作り、誰とも知らぬ亡骸が何十体と横たわっている。
私はそれを見ても、戦は悲しい、などと思わなかった。
戦場にいるのだ、力無き者が死して当然だ
それを理解しているのに、何故、敵は私に憎悪の炎を燃やし、報復しようとして無駄に命を散らすのか。理解ができない。理解したところで、何かが変わる訳でもない。
心など、思い出せない遠い昔に、何処かで捨ててきた。
ため息をついて、私は別のことをする。
とある者からの依頼の品である、"血紅玉"とやらを持つ者を探している。
血紅玉は私の眼の色と似た宝玉らしい。
何に使うかは知らないが、それを渡せば私の欲しかったもの全てを寄越すと言っていた。
欲しいものは特にない。だから、血紅玉を探す。欲しいものを探すために。
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