カオス・ソルジャーまとめなクリスマス
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今更、手作りなんて、流行らないものだろう。
それでも宵闇の騎士は渡したかった。
いらないと言われるだろうか、迷惑だろうか、ネガティブな妄想が脳内を駆け回る。
「いや! 渡す!」
意を決して宵闇の騎士は、現世へと行った。
「名無し様」
「宵闇の騎士!」
甘い香りを漂わせながら、名無しが振り向いた。
「メリークリスマスです。その……お嫌かもしれませんが、私からのプレゼントです。良ければお受け取りください」
マフラーを差し出す、名無しの顔が笑顔で綻んだ。
「宵闇の騎士……ありがとう」
「それ、手編みで作ったのです。不格好だから外に着けなくていいですよ」
「何だか宵闇の騎士の愛を感じるなぁ」
「んなっ!?」
名無しはくすくす笑い、首にマフラーを巻いた。
「温かいわ、デザインも素敵」
此方に来て、と促される。
宵闇の騎士の首に別のマフラーが巻かれる。
「うん、素敵。ねぇ、クリスマスの曲、弾いて……?」
ピアノがポロンポロンとクリスマスソングを奏でる。
いつかこの思いを伝えたい。好きだと言いたい。そして幸せになりたいと願った。
それでも宵闇の騎士は渡したかった。
いらないと言われるだろうか、迷惑だろうか、ネガティブな妄想が脳内を駆け回る。
「いや! 渡す!」
意を決して宵闇の騎士は、現世へと行った。
「名無し様」
「宵闇の騎士!」
甘い香りを漂わせながら、名無しが振り向いた。
「メリークリスマスです。その……お嫌かもしれませんが、私からのプレゼントです。良ければお受け取りください」
マフラーを差し出す、名無しの顔が笑顔で綻んだ。
「宵闇の騎士……ありがとう」
「それ、手編みで作ったのです。不格好だから外に着けなくていいですよ」
「何だか宵闇の騎士の愛を感じるなぁ」
「んなっ!?」
名無しはくすくす笑い、首にマフラーを巻いた。
「温かいわ、デザインも素敵」
此方に来て、と促される。
宵闇の騎士の首に別のマフラーが巻かれる。
「うん、素敵。ねぇ、クリスマスの曲、弾いて……?」
ピアノがポロンポロンとクリスマスソングを奏でる。
いつかこの思いを伝えたい。好きだと言いたい。そして幸せになりたいと願った。