バシュヴァン2012年

暑い日に海で泳いだ後は、気持ちがいい。

さっぱりして、心地よい疲れが残る。

先に砂浜にあがっていたバッシュは、微笑みながらオレに近づいてくる。

「君に、輝く海はよく似合ってるな」

眩しそうにオレを見る目に何となく熱を感じるけど、
今はキスとか抱擁とか嫌だよ・・暑いもん。

「ヴァン・・、こっちへおいで」

「え?何?」

思わず身を乗り出してしまった。

すると、いきなりオレの唇に、ヒンヤリと冷たい感触が!

「うわぁ!」

バッシュは面白そうに笑ってる。

差し出したその手には、アイスキャンディー。

「君も食べるだろう?」

ちぇっ!・・やられた!

「当たり前じゃないか!」

ちょっとふてくされながら、オレはバッシュの手からアイスをもぎ取った。
2/3ページ
スキ