バシュヴァン2014年

「ねえ、バッシュ。一緒に寝ていい?」

「ああ・・構わないよ。」

一瞬、ちょっと困ったような顔になったけど、
オレは構わずバッシュの布団にもぐり込む。

バッシュと同じ部屋だし、ベッドもふたつ並んでいるのに、
何故わざわざ?と思っているかもしれないね。

寄りそって体温を感じていたいんだ。誰かが傍にいるって。
今だけでもいい。気持ちの整理がつくまでは。

バッシュが腕を回してきた。労わるように、優しくオレの体を抱く。

「いいかい?こうしていても・・」

「うん!あったかい・・」

「年甲斐も無く君と触れ合っていると、何だかホッとするのでね。
言っていいものかと・・」

バッシュが照れたように微笑んだ。
そうか、さっきは困ったからじゃなかったんだ。

オレはもっとバッシュにくっついた。

「ずっと離れないから!。あ、でもこれじゃあ眠れないかなぁ」

「だったらずっと起きているかい?」

バッシュがからかうように言った。オレは笑った。

それもいいかもしれない。
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