バシュヴァン2014年

バッシュの髭面に手を添えて、オレの唇をそっと押し当てる。
軽く触れるように。

驚いたような、照れたような表情。隠そうとするから可笑しくて。

「君のキスは、春のそよ風のようだな」

彼は、穏やかな笑みを浮かべて言った。

ならば、バッシュはすべてを受け止めてくれる、恵み豊かな大地だろうか。
2/6ページ
スキ