あなたのための赤い花
久しぶりに、ガルバナの花を見つけた。持って帰って飾ろうかな。
兄さんのお墓にそなえてもいい。
オレは特に好みとかって訳じゃないけど、兄さんが好きだった花だから。
ガルバナというと兄さんを思い出す、みたいな感じ?
何となく、そばにいるような。気持ちだけでもさ。
今はバッシュが一緒だし、オレはもう一人ぼっちじゃないけど。
兄さんは一人じゃ寂しいじゃん。やっぱりオレの大事な家族だから。
部屋へ戻ると、ほんのり甘い香りが。あれ?。窓際に、ガルバナの花が一本飾ってある。
もしかして、バッシュ?。
「ヴァン、君も花を見つけたのか」
「バッシュも持ってきてくれたの?ありがとう」
「いや、たまたま偶然なんだ。しかも一本だけで、すまないが・・」
「ううん。覚えていてくれて嬉しいよ。」
何だか、バッシュ、髪の毛は乱れてるし、あちこち擦り傷がいっぱいあるんだけど。
涼しい顔して何気ないふりしてるけど、無理したんじゃない?。崖とか取りにくいところ。
「それはよかった」
「じゃあ、これから兄さんのお墓参りに行こうかな。
オレのとバッシュのと合わせてそなえれば、兄さんも喜ぶよ、きっと」
「私も行こう」
「本当?。じゃあ、一緒に行ってよ」
オレはバッシュの腕をとって、はしゃいだ。バッシュはニッコリ微笑んだ。
すごく嬉しい、オレ。バッシュって、やっぱり優しいよな。
ただ、バッシュがどうやってガルバナの花をとったかは
訊かないでおいた方が良さそうだね。
兄さんのお墓にそなえてもいい。
オレは特に好みとかって訳じゃないけど、兄さんが好きだった花だから。
ガルバナというと兄さんを思い出す、みたいな感じ?
何となく、そばにいるような。気持ちだけでもさ。
今はバッシュが一緒だし、オレはもう一人ぼっちじゃないけど。
兄さんは一人じゃ寂しいじゃん。やっぱりオレの大事な家族だから。
部屋へ戻ると、ほんのり甘い香りが。あれ?。窓際に、ガルバナの花が一本飾ってある。
もしかして、バッシュ?。
「ヴァン、君も花を見つけたのか」
「バッシュも持ってきてくれたの?ありがとう」
「いや、たまたま偶然なんだ。しかも一本だけで、すまないが・・」
「ううん。覚えていてくれて嬉しいよ。」
何だか、バッシュ、髪の毛は乱れてるし、あちこち擦り傷がいっぱいあるんだけど。
涼しい顔して何気ないふりしてるけど、無理したんじゃない?。崖とか取りにくいところ。
「それはよかった」
「じゃあ、これから兄さんのお墓参りに行こうかな。
オレのとバッシュのと合わせてそなえれば、兄さんも喜ぶよ、きっと」
「私も行こう」
「本当?。じゃあ、一緒に行ってよ」
オレはバッシュの腕をとって、はしゃいだ。バッシュはニッコリ微笑んだ。
すごく嬉しい、オレ。バッシュって、やっぱり優しいよな。
ただ、バッシュがどうやってガルバナの花をとったかは
訊かないでおいた方が良さそうだね。
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