バシュヴァンで140文字SS

ふいに強い力で腕をつかまれた。

「待ってくれ」

バッシュの真剣な表情。オレの体はビクともせず動けない。

彼の手が腕から離れ、今度はオレの顔を包み込む。おでこがコツンと合わされる。

顔がすぐ目の前じゃないか!。体が火照るよ…。

「・・・君が・・好きだ」

バッシュがそっと囁いた。
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