山田 一郎
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「みんな、準備はいいかい?」
「「いいともー!」」
始まりました、第一回バスブロ、麻天狼交流戦ババ抜きIN山田家。
一二三さんの掛け声にジロちゃんと元気いっぱい返事をする。
そもそもの始まりは、山田家で今日の夕飯何にしようって相談していたときに寂雷さんから連絡がきたことがきっかけ。麻天狼のみなさんで今日釣りに行っていたようで、大量にお魚が釣れたのでお裾分けしたいとのこと。少し前に独歩さんの体調不良の件で、お礼に釣った魚で一二三さんの手作り料理をご馳走になったときに私含むバスブロメンバーが大喜びで、そんな様子を嬉しそうに見ていた寂雷さん。またお裾分けするねとおっしゃって下さってはいたのだけれどまさかこんな短期間で実行に移してくださるとは。
もらってばかりでは申し訳ないし、なら今度は頂いた魚で山田家にておもてなしするのはどうかという私の提案が採用され、寂雷さんに伝えたところ是非お願いしたいとのことでバスブロと麻天狼が山田家に勢ぞろいする状況ができあがったのである。
料理は主に私と一郎で作ったのだが、いかんせん前回頂いた一二三さんの料理がおいしすぎて緊張した。お裾分けしていただいたお魚を捌くときには一二三さんにも協力していただき、料理は無事に完成。味も好評で一安心だった。
そんな流れでなぜババ抜きをすることになったのか。それは私が数日前、某国民的アイドルが個性豊かなゲストたちと共にババ抜きする番組を視聴したことに起因している。もう番組を観たときからめっちゃ楽しそう!!!!!!とうずうずしており、今度山田家を巻き込んでやろうと企んでいたところにまさかの麻天狼さんの来訪。これはもうやるしかない。
ということで、私から提案させていただき、ババ抜きをすることになったのです。
第一回戦は私とジロちゃんと独歩さんと一二三さんだ。
一二三さんがカードをきって配ってくれる。配られたカードを見るとババはなかった。
私→一二三さん→ジロちゃん→独歩さん→私と矢印の方向の人のカードを引いていく。
序盤だからか表情に違和感がある人はいない。ジロちゃんはババを持っていたら絶対表情に出ると思うので、今は持ってなさそう。なんだか平和なこの状況にむくむくと悪戯心が芽生える。スキル発動、貴族の遊び!!そう、某セレブ夫人が使っていた技である。
「?!」
独歩さんが私のカードを引こうと手を伸ばしたところで不自然にカードを一枚飛び出させる。独歩さんが明らかに動揺している。
「ふっふっふ、独歩さんどうしますか?」
「うぐ…」
独歩さんは少し悩んだ末に飛び出していないカードを引いた。独歩さん警戒心強そうだしなぁ。
そしてこのババを持っていない人が無駄に駆け引きを投じるこの貴族の遊びはおもしろい連鎖を引き起こしていく。
「独歩!お前今ババ持ってんな?!」
「持ってないよ!」
先ほど私と独歩さんの駆け引きを見ていたジロちゃんが独歩さんからカードを引くのにとても警戒している。独歩さんが私からババを引いたと思っているようだ。かわいい。
「本当にあなたはおもしろい人だ」
「その余裕な感じ…一二三さんさてはババ持ってますね?」
私が独歩さんに仕掛けたとき、一二三さん笑ってたんだよな…それはババの在り処がわかってて、まったく関係のない二人のやりとりを見ておもしろかったからかなと踏んでいたのだがどうやら当たりかな?
「それはどうかな?」
すると今度は一二三さんがスキルを発動した。私の印象的には一二三さんは思い切りがいい。のでババをあえて一枚飛び出させているような気がする。ただ勝つだけではつまらない。色んな人のもとへババを巡らせたい…!ということで飛び出ているカードを引く。すると…きた!!!!ババが!!!!!
途端に顔を輝かせ始めた私に独歩さんの警戒心がマックスになる。
「今度こそ持ってますよね?!」
「さぁ独歩さん!経済を回すようにババも回しましょう!!」
「なぜそこを結びつける?!」
私のよくわからないお誘いを前に独歩さんの敬語が消失した。
とても警戒しながらカードを引いた独歩さんだったが、独歩さんに根付く社畜の性質か…社会を形成する歯車のごとく、仕事を全うしようとでもいうかのようにババを一発で引いていった。
「不本意すぎる!!!」
頭を抱える独歩さんに、私と一二三さんの腹筋が死にそうである。
続いて独歩さんとジロちゃんの攻防である。
一度手元のカードをシャッフルする独歩さん。ジロちゃんが慎重に手を伸ばす。
一枚ずつに手を近付けて独歩さんの表情を読もうとするジロちゃん。しかし独歩さんの表情は変わらない。というか目が据わっている気がする。
「やばい、社畜要素をつついてしまったせいで独歩さんが覚醒した」
「ああなった独歩くんは強いよ」
一二三さんと勝負の様子を見守っていると、勢いよくカードを引いたジロちゃんが机に突っ伏した。どうやら一発でババを引いたようだ。
結局この後、一二三さん、私、独歩さんの順に上がり、ババに気に入られたジロちゃんが最後までババを持ち続けてゲームは終了となった。
一二三さんが上がったあと、私がジロちゃんからカードを引いていたのだけれど、ジロちゃん顔にすぐ出るからババ回避余裕であった。わざとババ引くふりして期待させてみたり、少しいじめすぎたのでこの後たっぷり甘やかそうと思います。
注目の二回戦は、このままでは終われないと意気込むジロちゃん、一郎、サブちゃん、寂雷さんの対決。みなさん誰が勝つか負けるか予想しつつ、次の更新までお待ちください!←
「「いいともー!」」
始まりました、第一回バスブロ、麻天狼交流戦ババ抜きIN山田家。
一二三さんの掛け声にジロちゃんと元気いっぱい返事をする。
そもそもの始まりは、山田家で今日の夕飯何にしようって相談していたときに寂雷さんから連絡がきたことがきっかけ。麻天狼のみなさんで今日釣りに行っていたようで、大量にお魚が釣れたのでお裾分けしたいとのこと。少し前に独歩さんの体調不良の件で、お礼に釣った魚で一二三さんの手作り料理をご馳走になったときに私含むバスブロメンバーが大喜びで、そんな様子を嬉しそうに見ていた寂雷さん。またお裾分けするねとおっしゃって下さってはいたのだけれどまさかこんな短期間で実行に移してくださるとは。
もらってばかりでは申し訳ないし、なら今度は頂いた魚で山田家にておもてなしするのはどうかという私の提案が採用され、寂雷さんに伝えたところ是非お願いしたいとのことでバスブロと麻天狼が山田家に勢ぞろいする状況ができあがったのである。
料理は主に私と一郎で作ったのだが、いかんせん前回頂いた一二三さんの料理がおいしすぎて緊張した。お裾分けしていただいたお魚を捌くときには一二三さんにも協力していただき、料理は無事に完成。味も好評で一安心だった。
そんな流れでなぜババ抜きをすることになったのか。それは私が数日前、某国民的アイドルが個性豊かなゲストたちと共にババ抜きする番組を視聴したことに起因している。もう番組を観たときからめっちゃ楽しそう!!!!!!とうずうずしており、今度山田家を巻き込んでやろうと企んでいたところにまさかの麻天狼さんの来訪。これはもうやるしかない。
ということで、私から提案させていただき、ババ抜きをすることになったのです。
第一回戦は私とジロちゃんと独歩さんと一二三さんだ。
一二三さんがカードをきって配ってくれる。配られたカードを見るとババはなかった。
私→一二三さん→ジロちゃん→独歩さん→私と矢印の方向の人のカードを引いていく。
序盤だからか表情に違和感がある人はいない。ジロちゃんはババを持っていたら絶対表情に出ると思うので、今は持ってなさそう。なんだか平和なこの状況にむくむくと悪戯心が芽生える。スキル発動、貴族の遊び!!そう、某セレブ夫人が使っていた技である。
「?!」
独歩さんが私のカードを引こうと手を伸ばしたところで不自然にカードを一枚飛び出させる。独歩さんが明らかに動揺している。
「ふっふっふ、独歩さんどうしますか?」
「うぐ…」
独歩さんは少し悩んだ末に飛び出していないカードを引いた。独歩さん警戒心強そうだしなぁ。
そしてこのババを持っていない人が無駄に駆け引きを投じるこの貴族の遊びはおもしろい連鎖を引き起こしていく。
「独歩!お前今ババ持ってんな?!」
「持ってないよ!」
先ほど私と独歩さんの駆け引きを見ていたジロちゃんが独歩さんからカードを引くのにとても警戒している。独歩さんが私からババを引いたと思っているようだ。かわいい。
「本当にあなたはおもしろい人だ」
「その余裕な感じ…一二三さんさてはババ持ってますね?」
私が独歩さんに仕掛けたとき、一二三さん笑ってたんだよな…それはババの在り処がわかってて、まったく関係のない二人のやりとりを見ておもしろかったからかなと踏んでいたのだがどうやら当たりかな?
「それはどうかな?」
すると今度は一二三さんがスキルを発動した。私の印象的には一二三さんは思い切りがいい。のでババをあえて一枚飛び出させているような気がする。ただ勝つだけではつまらない。色んな人のもとへババを巡らせたい…!ということで飛び出ているカードを引く。すると…きた!!!!ババが!!!!!
途端に顔を輝かせ始めた私に独歩さんの警戒心がマックスになる。
「今度こそ持ってますよね?!」
「さぁ独歩さん!経済を回すようにババも回しましょう!!」
「なぜそこを結びつける?!」
私のよくわからないお誘いを前に独歩さんの敬語が消失した。
とても警戒しながらカードを引いた独歩さんだったが、独歩さんに根付く社畜の性質か…社会を形成する歯車のごとく、仕事を全うしようとでもいうかのようにババを一発で引いていった。
「不本意すぎる!!!」
頭を抱える独歩さんに、私と一二三さんの腹筋が死にそうである。
続いて独歩さんとジロちゃんの攻防である。
一度手元のカードをシャッフルする独歩さん。ジロちゃんが慎重に手を伸ばす。
一枚ずつに手を近付けて独歩さんの表情を読もうとするジロちゃん。しかし独歩さんの表情は変わらない。というか目が据わっている気がする。
「やばい、社畜要素をつついてしまったせいで独歩さんが覚醒した」
「ああなった独歩くんは強いよ」
一二三さんと勝負の様子を見守っていると、勢いよくカードを引いたジロちゃんが机に突っ伏した。どうやら一発でババを引いたようだ。
結局この後、一二三さん、私、独歩さんの順に上がり、ババに気に入られたジロちゃんが最後までババを持ち続けてゲームは終了となった。
一二三さんが上がったあと、私がジロちゃんからカードを引いていたのだけれど、ジロちゃん顔にすぐ出るからババ回避余裕であった。わざとババ引くふりして期待させてみたり、少しいじめすぎたのでこの後たっぷり甘やかそうと思います。
注目の二回戦は、このままでは終われないと意気込むジロちゃん、一郎、サブちゃん、寂雷さんの対決。みなさん誰が勝つか負けるか予想しつつ、次の更新までお待ちください!←