山田 一郎
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皆さんご存知イケブクロの番犬こと山田二郎くんから連絡が来たのが二日前。どうやら彼のお兄さんである一郎がここ半月くらい仕事が忙しく、ろくに休んでいない。そんな兄を労わりたいからご飯を作りにきてほしいとのこと。
確かに最近仕事が忙しいっていうのは本人からも聞いていたのだが、二郎くんから連絡が来るほどとは。一郎の恋人としてそれを把握していなかったことに少し反省しつつ、すぐ了承の返信をした。
約束の当日、自身で経営しているカフェを早めに閉めて、待ち合わせのスーパーに向かう。すると遠目からでも注目を集めている二人をすぐ見つけることができた。
イケブクロ代表としてテリトリーバトルに参加しているBuster Bros!!のメンバーである山田二郎くんと山田三郎くんである。特に女性から熱い視線を送られている二人に突撃しに行くのはあまり気が進まないが仕方ない。今もなお周囲からの注目などおかまいなしに喧嘩を続けている二人に近づいて声をかける。
「お待たせしてごめんね」
「「なまえさん!」」
声をかけるととても嬉しそうに笑いかけてくれた二人がとても眩しい。恐るべき十代。
「なまえさん、今日はお忙しい中お時間頂いてありがとうございます!」
「いいえ~、私もみんなに会えるの嬉しいし、大丈夫だよ」
「兄ちゃん絶対喜ぶぜ」
「みんなでおいしいハンバーグ作るぞー!」
「「おー!!」」
二人と絶対に一郎の疲れが吹き飛ぶハンバーグを作ろうと決意を固めいざスーパーへ。ちなみに今日のメインがハンバーグになったのは二人に事前にアンケートをとって決めていたのだ。二人に何作りたいか考えておいてねって連絡をしたら、回答とともに冷蔵庫の在庫状況を報告してくれた三郎くんには脱帽した。普段一郎がしていることを二人ともよく見てるんだなぁとほっこりした。
冷蔵庫の在庫状況とハンバーグと合わせる副菜、汁物を考えてカートに入れていく。食後にアイス食べたいねって提案したら二人とも目を輝かせて賛成してくれた。レジでお金を出そうとする二人を制し(二人がお金出したらごはんは作らないと脅s…説得した)お会計をする。荷物は全部二人が持ってくれた。
山田家にお邪魔して早速料理開始。二郎くんも三郎くんも一郎がいないとき自分たちで作っているから基本的なことはできるので要所要所で教えていく。二人が揃うと息をするように喧嘩するから台所はとても賑やかだ。でも、一郎もよく言っているけれど、なんだかんだとても仲が良いと思う。
「二人とも仲が良いね」
「「よくない!」」
あまりにも息ぴったりで笑うと二人とも照れくさそうに視線を手元に戻して作業を再開した。思っていることをそのまま口にしているだけなのだが、この仲が良いねは二人がぴったり喧嘩をやめる呪文だ。
ハンバーグが焼きあがった頃、玄関が開く音がした。我先にと玄関までお出迎えに向かう二人に笑いながらお皿にハンバーグを盛り付けていく。わいわいと弟たちを連れてリビングに来た一郎におかえりって言うととても驚かれた。どうやらサプライズゲストだったらしい。一郎の後ろで可愛い弟たちが満足そうに笑っていた。
「「「いただきます!」」」
「はい、召し上がれ~」
うまいうまいと言いながら箸を進めていく一郎を見て、二郎くんも三郎くんも食べ始めた。自分が作ったやつを一郎に報告する弟たちに一郎も嬉しそうだ。そんな一郎を見て弟たちも嬉しそうにしている。
あっという間におかわりした分も含めて食べ終わった兄弟たち。
洗い物をしようと立ち上がると弟たちに流れる連携プレーで止められてしまった。
「こんな時だけ素直に仲が良い…」
「だな!」
そんな弟たちを見て一郎も笑った。
二人が洗い物をしてくれている間、ソファに座った一郎にお茶を渡して隣に座る。
「お兄ちゃんお疲れ様」
「ハハ、サンキュ」
「そんなお疲れな一郎くんに朗報です。みんなでアイス選んで買ってきたから二人が洗い物終わったら食べよう」
「お~!甘いもの食べたかったんだよな」
「そうだろうそうだろう。疲れたときは甘いものが効くからね」
そうひとりドヤっていると不意に肩に重みが加わった。
「一郎?眠い?もう休む?」
そう私の肩に頭を預けている一郎の顔を覗き込むと、一郎がふにゃりと笑った。
「俺今すげぇ幸せ」
一緒に料理をして、おいしいねって笑いあいながらご飯を食べる。そんな当たり前のようで当たり前じゃないことをみんなで大切にして守っていきたい。この光景がどんなに幸せなことかをこの兄弟たちは知っている。それを守るために一郎がどれだけ努力しているかを、その力になりたいと弟たちが努力していることも私は知っている。そんなみんなの力に私も微力ながらなりたい。そうとてもとろけそうな顔で一郎が笑うから、改めて強く思うのだ。
そう決意を新たにしていると、一郎が不意に手を握ってきた。二人きりのときならまだしも、みんながいる空間で一郎が甘えるような素振りを見せるのは珍しい。弟たちの視界に入っていないソファだからというのもあるだろうが。
どうしたのだろうといまだ私の肩に頭を預けている一郎を見る。
「…今日、泊まっていかね?」
そう上目遣いでお願いされたらもうひとたまりもない。普段から強くあろうと絶えず戦っているこの男の子が甘えてくれたなら、全力で応えようと決めている私が泊まっていくことを即決したのは言うまでもない。
確かに最近仕事が忙しいっていうのは本人からも聞いていたのだが、二郎くんから連絡が来るほどとは。一郎の恋人としてそれを把握していなかったことに少し反省しつつ、すぐ了承の返信をした。
約束の当日、自身で経営しているカフェを早めに閉めて、待ち合わせのスーパーに向かう。すると遠目からでも注目を集めている二人をすぐ見つけることができた。
イケブクロ代表としてテリトリーバトルに参加しているBuster Bros!!のメンバーである山田二郎くんと山田三郎くんである。特に女性から熱い視線を送られている二人に突撃しに行くのはあまり気が進まないが仕方ない。今もなお周囲からの注目などおかまいなしに喧嘩を続けている二人に近づいて声をかける。
「お待たせしてごめんね」
「「なまえさん!」」
声をかけるととても嬉しそうに笑いかけてくれた二人がとても眩しい。恐るべき十代。
「なまえさん、今日はお忙しい中お時間頂いてありがとうございます!」
「いいえ~、私もみんなに会えるの嬉しいし、大丈夫だよ」
「兄ちゃん絶対喜ぶぜ」
「みんなでおいしいハンバーグ作るぞー!」
「「おー!!」」
二人と絶対に一郎の疲れが吹き飛ぶハンバーグを作ろうと決意を固めいざスーパーへ。ちなみに今日のメインがハンバーグになったのは二人に事前にアンケートをとって決めていたのだ。二人に何作りたいか考えておいてねって連絡をしたら、回答とともに冷蔵庫の在庫状況を報告してくれた三郎くんには脱帽した。普段一郎がしていることを二人ともよく見てるんだなぁとほっこりした。
冷蔵庫の在庫状況とハンバーグと合わせる副菜、汁物を考えてカートに入れていく。食後にアイス食べたいねって提案したら二人とも目を輝かせて賛成してくれた。レジでお金を出そうとする二人を制し(二人がお金出したらごはんは作らないと脅s…説得した)お会計をする。荷物は全部二人が持ってくれた。
山田家にお邪魔して早速料理開始。二郎くんも三郎くんも一郎がいないとき自分たちで作っているから基本的なことはできるので要所要所で教えていく。二人が揃うと息をするように喧嘩するから台所はとても賑やかだ。でも、一郎もよく言っているけれど、なんだかんだとても仲が良いと思う。
「二人とも仲が良いね」
「「よくない!」」
あまりにも息ぴったりで笑うと二人とも照れくさそうに視線を手元に戻して作業を再開した。思っていることをそのまま口にしているだけなのだが、この仲が良いねは二人がぴったり喧嘩をやめる呪文だ。
ハンバーグが焼きあがった頃、玄関が開く音がした。我先にと玄関までお出迎えに向かう二人に笑いながらお皿にハンバーグを盛り付けていく。わいわいと弟たちを連れてリビングに来た一郎におかえりって言うととても驚かれた。どうやらサプライズゲストだったらしい。一郎の後ろで可愛い弟たちが満足そうに笑っていた。
「「「いただきます!」」」
「はい、召し上がれ~」
うまいうまいと言いながら箸を進めていく一郎を見て、二郎くんも三郎くんも食べ始めた。自分が作ったやつを一郎に報告する弟たちに一郎も嬉しそうだ。そんな一郎を見て弟たちも嬉しそうにしている。
あっという間におかわりした分も含めて食べ終わった兄弟たち。
洗い物をしようと立ち上がると弟たちに流れる連携プレーで止められてしまった。
「こんな時だけ素直に仲が良い…」
「だな!」
そんな弟たちを見て一郎も笑った。
二人が洗い物をしてくれている間、ソファに座った一郎にお茶を渡して隣に座る。
「お兄ちゃんお疲れ様」
「ハハ、サンキュ」
「そんなお疲れな一郎くんに朗報です。みんなでアイス選んで買ってきたから二人が洗い物終わったら食べよう」
「お~!甘いもの食べたかったんだよな」
「そうだろうそうだろう。疲れたときは甘いものが効くからね」
そうひとりドヤっていると不意に肩に重みが加わった。
「一郎?眠い?もう休む?」
そう私の肩に頭を預けている一郎の顔を覗き込むと、一郎がふにゃりと笑った。
「俺今すげぇ幸せ」
一緒に料理をして、おいしいねって笑いあいながらご飯を食べる。そんな当たり前のようで当たり前じゃないことをみんなで大切にして守っていきたい。この光景がどんなに幸せなことかをこの兄弟たちは知っている。それを守るために一郎がどれだけ努力しているかを、その力になりたいと弟たちが努力していることも私は知っている。そんなみんなの力に私も微力ながらなりたい。そうとてもとろけそうな顔で一郎が笑うから、改めて強く思うのだ。
そう決意を新たにしていると、一郎が不意に手を握ってきた。二人きりのときならまだしも、みんながいる空間で一郎が甘えるような素振りを見せるのは珍しい。弟たちの視界に入っていないソファだからというのもあるだろうが。
どうしたのだろうといまだ私の肩に頭を預けている一郎を見る。
「…今日、泊まっていかね?」
そう上目遣いでお願いされたらもうひとたまりもない。普段から強くあろうと絶えず戦っているこの男の子が甘えてくれたなら、全力で応えようと決めている私が泊まっていくことを即決したのは言うまでもない。
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