小湊 亮介
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午後練の後、走り込みをして寮に帰ろうと歩いていると、門のところに純さんが立っていた。
「純さん!お疲れっス!こんなとこでどうしたんすか?」
「おー、マネたち待ってんだよ」
「え、こんな時間まで?」
「備品の整理してくれてたみたいでな」
青道野球部は選手はもちろん、マネージャーたちもとても懸命に部活動をしている。休みは無いに等しいし、放課後だって部活一色。それでも愚痴もこぼさず、チームのために動いてくれているマネージャーたちにはとても感謝をしている。
「お前らもマネージャーたちが帰るとき、気を付けてやれよ」
「うっす」
マネージャーたちは大抵みんなまとまって帰っているので、二年の先輩が送ってくれている。藤原先輩が梅本と夏川が一人で帰ることのないように入部したときから声をかけて自分と一緒に帰るようにしたそうだ。なので必然的に二年の先輩が送ってくれている形になっている。
「すんません、今度一年で話し合います!」
「ハハッ、今は俺らが送ってやれるからいいぜ。それにお前らはまだまだ体力つけねぇとなぁ?」
「ぐッ」
まだまだ自分のことでいっぱいいっぱいなことを見越しての発言。ホント、どんだけ練習積めば追いつけんだクソ…
しかしよく考えれば今とてもチャンスではないかと気づいた。この流れなら自然にあの人のこと聞けるのではと。
「…純さんたちはいつから順番にマネージャー送ってんスか?入部してすぐっスか?」
「あー…いや、ある奴から言われてからだな」
「ある奴?知り合いっスか?」
「俺はその時まで知らなかったんだけどよ、亮介と仲良かったんだよ。藤原のことはそれまでも送ったりしてたんだけど毎日ではなかったんだ。気付いたら送るって感じでよ。藤原も藤原で気使って帰り遅くなっても誰にも言わなかったしな。んで、地区予選始まる少し前にアイツ変質者に襲われちまってよ。そこをたまたま近くにいた亮介のダチが助けてくれたんだ。で、そのあとそのことを亮介に話して、誰かが送ってあげてくれないかって」
梅本が言っていた通りだ。
「そうだったんスか」
「おー、女なのにやたら言動が男前なんだよなそいつ」
そうポツリとこぼした純さんの顔はとても楽しげだった。
「そいつみょうじってんだけどよ、よく練習見にくるからいたら声かけてやるよ」
「マジっすか!」
「なんだよ、やたら嬉しそうだな」
待ち望んだ展開についつい声が弾んでしまった。
「…おもしろい奴だけどよ、お前付き合い方には気をつけろよ」
アイツが絡んだ時の亮介はマジで怖ェぞ…
そうこぼした純さんの顔は見事に青ざめていた。
「純さん!お疲れっス!こんなとこでどうしたんすか?」
「おー、マネたち待ってんだよ」
「え、こんな時間まで?」
「備品の整理してくれてたみたいでな」
青道野球部は選手はもちろん、マネージャーたちもとても懸命に部活動をしている。休みは無いに等しいし、放課後だって部活一色。それでも愚痴もこぼさず、チームのために動いてくれているマネージャーたちにはとても感謝をしている。
「お前らもマネージャーたちが帰るとき、気を付けてやれよ」
「うっす」
マネージャーたちは大抵みんなまとまって帰っているので、二年の先輩が送ってくれている。藤原先輩が梅本と夏川が一人で帰ることのないように入部したときから声をかけて自分と一緒に帰るようにしたそうだ。なので必然的に二年の先輩が送ってくれている形になっている。
「すんません、今度一年で話し合います!」
「ハハッ、今は俺らが送ってやれるからいいぜ。それにお前らはまだまだ体力つけねぇとなぁ?」
「ぐッ」
まだまだ自分のことでいっぱいいっぱいなことを見越しての発言。ホント、どんだけ練習積めば追いつけんだクソ…
しかしよく考えれば今とてもチャンスではないかと気づいた。この流れなら自然にあの人のこと聞けるのではと。
「…純さんたちはいつから順番にマネージャー送ってんスか?入部してすぐっスか?」
「あー…いや、ある奴から言われてからだな」
「ある奴?知り合いっスか?」
「俺はその時まで知らなかったんだけどよ、亮介と仲良かったんだよ。藤原のことはそれまでも送ったりしてたんだけど毎日ではなかったんだ。気付いたら送るって感じでよ。藤原も藤原で気使って帰り遅くなっても誰にも言わなかったしな。んで、地区予選始まる少し前にアイツ変質者に襲われちまってよ。そこをたまたま近くにいた亮介のダチが助けてくれたんだ。で、そのあとそのことを亮介に話して、誰かが送ってあげてくれないかって」
梅本が言っていた通りだ。
「そうだったんスか」
「おー、女なのにやたら言動が男前なんだよなそいつ」
そうポツリとこぼした純さんの顔はとても楽しげだった。
「そいつみょうじってんだけどよ、よく練習見にくるからいたら声かけてやるよ」
「マジっすか!」
「なんだよ、やたら嬉しそうだな」
待ち望んだ展開についつい声が弾んでしまった。
「…おもしろい奴だけどよ、お前付き合い方には気をつけろよ」
アイツが絡んだ時の亮介はマジで怖ェぞ…
そうこぼした純さんの顔は見事に青ざめていた。