第7話 森の〇〇さん
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「何事だ!!」
梓の悲鳴を聞いた夏希、宍戸、忍足が走ってくる。
「うわーん、夏希!」
梓は夏希の姿を見て、抱きついた。普段なら慌てて引き離す夏希だったが、彼女の意識はそこではなく目の前で倒れている熊にあった。
「熊…?澪菜が倒したのか?」
澪菜の強さを知っている夏希にすれば、このメンバーで熊を倒せるのは澪菜だろうと予想した。
「それがね…」
澪菜がこの熊には背中にファスナーがあると説明をする。
「なんやそういうことかいな…」
「…このファスナー、開けてみねぇか?」
宍戸の言葉に全員同意する。
そして梓が開けてみると…
樺地とそれにおんぶされる形で倒れている芥川が出てきた。
「ジロー!!それに樺地も!!」
「へへ…バレちゃったC~」
芥川はバツが悪そうに頬を掻く。
「…なにしてたんだ?」
夏希がじろりと芥川を睨みつけると芥川が行動の経緯を説明する。
「俺が寝てる隙に梓と遊ぶなんて許さないC~。
邪魔しようかと思って樺地に協力してもらったんだ」
「ほう、そういうことかよ」
いつのまにか跡部と由良が来ていた。
跡部は由良との大事な話を邪魔されたので腹を立てている。
「すみません」
芥川のお願いとはいえ跡部に迷惑を掛けてしまったと、樺地は慌てて謝る。
「アーン?樺地はいいんだよ。悪いのは全てジローだ。
大方、ジローに頼まれたんだろ」
「えーっ、なんで分かったの?
って…鳳、日吉何してんだよ。持ち場は?」
「なんのことですか?」
鳳と日吉は全く表情を変えず、とぼける。
「えーっ」
「とにかく、お前のせいだろ!!」
次々とレギュラー達から責められる芥川。そして、それを遠巻きに見ている夏希達四人。
…………………。
「さて、夕食の支度もあるし、戻りましょうか」
「えぇ!?いいの?ほっといて…」
「いいんだよ」
澪菜が不安そうにオロオロとしているが、夏希は気にせずに答えた。
「…先に帰ってるね!!」
澪菜は揉めてる集団に向かって叫ぶが、聞こえてない様子だ。だが、取り敢えずこちらとしては報告したので問題はないと、夏希は澪菜の背中を押して進ませる。
「うふふー、何作ろっかなぁ」
梓は夕食の献立考え、にまにまと笑っている。
四人が去っていく中、氷帝レギュラー達はそれに気付かず、ずっと揉め続け、彼らが合宿所に戻ったのは四人が夕食を作り終えた後だった。
―つづく―
梓の悲鳴を聞いた夏希、宍戸、忍足が走ってくる。
「うわーん、夏希!」
梓は夏希の姿を見て、抱きついた。普段なら慌てて引き離す夏希だったが、彼女の意識はそこではなく目の前で倒れている熊にあった。
「熊…?澪菜が倒したのか?」
澪菜の強さを知っている夏希にすれば、このメンバーで熊を倒せるのは澪菜だろうと予想した。
「それがね…」
澪菜がこの熊には背中にファスナーがあると説明をする。
「なんやそういうことかいな…」
「…このファスナー、開けてみねぇか?」
宍戸の言葉に全員同意する。
そして梓が開けてみると…
樺地とそれにおんぶされる形で倒れている芥川が出てきた。
「ジロー!!それに樺地も!!」
「へへ…バレちゃったC~」
芥川はバツが悪そうに頬を掻く。
「…なにしてたんだ?」
夏希がじろりと芥川を睨みつけると芥川が行動の経緯を説明する。
「俺が寝てる隙に梓と遊ぶなんて許さないC~。
邪魔しようかと思って樺地に協力してもらったんだ」
「ほう、そういうことかよ」
いつのまにか跡部と由良が来ていた。
跡部は由良との大事な話を邪魔されたので腹を立てている。
「すみません」
芥川のお願いとはいえ跡部に迷惑を掛けてしまったと、樺地は慌てて謝る。
「アーン?樺地はいいんだよ。悪いのは全てジローだ。
大方、ジローに頼まれたんだろ」
「えーっ、なんで分かったの?
って…鳳、日吉何してんだよ。持ち場は?」
「なんのことですか?」
鳳と日吉は全く表情を変えず、とぼける。
「えーっ」
「とにかく、お前のせいだろ!!」
次々とレギュラー達から責められる芥川。そして、それを遠巻きに見ている夏希達四人。
…………………。
「さて、夕食の支度もあるし、戻りましょうか」
「えぇ!?いいの?ほっといて…」
「いいんだよ」
澪菜が不安そうにオロオロとしているが、夏希は気にせずに答えた。
「…先に帰ってるね!!」
澪菜は揉めてる集団に向かって叫ぶが、聞こえてない様子だ。だが、取り敢えずこちらとしては報告したので問題はないと、夏希は澪菜の背中を押して進ませる。
「うふふー、何作ろっかなぁ」
梓は夕食の献立考え、にまにまと笑っている。
四人が去っていく中、氷帝レギュラー達はそれに気付かず、ずっと揉め続け、彼らが合宿所に戻ったのは四人が夕食を作り終えた後だった。
―つづく―
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