第6話 合宿練習1日目
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チームのリーダーを決め終えた合宿メンバーの前に再び部長達とマネージャー達が並ぶ。
「今日の予定は、この後全員で走り込み。
その後はあまり時間もないし、初日で移動に疲れたりもしているでしょうし、自由時間とします」
「と、言うことで早く走れ。とろとろすんな。あたしの自由時間が減る」
夏希の言葉でレギュラーたちは一斉に走り出した。
合宿メンバーの走っている姿を眺めながら、澪菜が今晩の夕食の話を始めた。先ほど、跡部から指示を受けたと言う。
「ねぇ…今日の夕食から、わたしたちが作るみたいだよ」
「はあ?
カニはどうしたんだカニは!」
夏希は蟹を楽しみにしていた。蟹だけではない。北海道ならではの美味しい食事。
「なんで!?
北海道といえばカニでしょ!ウニも!
だから北海道にしたんだよ!?」
「騙された」
梓はがっくりと項垂れる。夏希は跡部に対して怒りを覚えた。
「騙されたということは、跡部くんはそう約束していたの?」
それならば約束を反故にしたということで抗議をするべきだと由良は言う。
しかし、夏希と梓は
「いや約束はしてねぇけど、普通はそう思うだろ」
「そーそー、北海道ときいたらネ」
と、自分たちで勝手に決めつけていたと認めた。
「そもそも跡部家のお手伝いさんとかいただろ。その人たちに作ってもらうんじゃねぇのかよ」
自分たちで作るということは、自由時間が減るということ。
早起きして朝食、練習後に皆が休憩しているときに昼食や夕食を作る。勿論、皆の練習時間はきちんとマネージャーの仕事をしながらだ。
「練習見ながらご飯作るなんてムリじゃない?」
「わたしも跡部くんにそう言ったんだけど、何かトラブルとかでお手伝いさんが来れなくなったので、作って欲しいって言われちゃって」
「いいじゃない。
…腕によりをかけて作りましょう」
由良はそう言って微笑んだ。
この時、レギュラー達は知らなかった。地獄をみることを…。
チームのリーダーを決め終えた合宿メンバーの前に再び部長達とマネージャー達が並ぶ。
「今日の予定は、この後全員で走り込み。
その後はあまり時間もないし、初日で移動に疲れたりもしているでしょうし、自由時間とします」
「と、言うことで早く走れ。とろとろすんな。あたしの自由時間が減る」
夏希の言葉でレギュラーたちは一斉に走り出した。
合宿メンバーの走っている姿を眺めながら、澪菜が今晩の夕食の話を始めた。先ほど、跡部から指示を受けたと言う。
「ねぇ…今日の夕食から、わたしたちが作るみたいだよ」
「はあ?
カニはどうしたんだカニは!」
夏希は蟹を楽しみにしていた。蟹だけではない。北海道ならではの美味しい食事。
「なんで!?
北海道といえばカニでしょ!ウニも!
だから北海道にしたんだよ!?」
「騙された」
梓はがっくりと項垂れる。夏希は跡部に対して怒りを覚えた。
「騙されたということは、跡部くんはそう約束していたの?」
それならば約束を反故にしたということで抗議をするべきだと由良は言う。
しかし、夏希と梓は
「いや約束はしてねぇけど、普通はそう思うだろ」
「そーそー、北海道ときいたらネ」
と、自分たちで勝手に決めつけていたと認めた。
「そもそも跡部家のお手伝いさんとかいただろ。その人たちに作ってもらうんじゃねぇのかよ」
自分たちで作るということは、自由時間が減るということ。
早起きして朝食、練習後に皆が休憩しているときに昼食や夕食を作る。勿論、皆の練習時間はきちんとマネージャーの仕事をしながらだ。
「練習見ながらご飯作るなんてムリじゃない?」
「わたしも跡部くんにそう言ったんだけど、何かトラブルとかでお手伝いさんが来れなくなったので、作って欲しいって言われちゃって」
「いいじゃない。
…腕によりをかけて作りましょう」
由良はそう言って微笑んだ。
この時、レギュラー達は知らなかった。地獄をみることを…。