第1話 お姫様もどき達
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*青学*
放課後、由良はテニスコートを通り過ぎ、校門の方へ向かう。
「あれ。
由良先輩、今日部活出ないんスか?」
「あら、越前くん、こんにちは。
今日は氷帝に行ってくるわね。
大石くんには連絡してあるわ」
「氷帝って…。何かあるんスか?偵察?」
由良は色々な学校に偵察に行くことが多いので、今回もそうなのではないか、と越前は考え、尋ねる。
「いえ、今度の夏休みに夏合宿があって、そのことでね」
「夏合宿…ね。
そんなのあるんだ」
「ええ。今年は氷帝学園と立海大附属中学校と合同なのよ」
「氷帝と立海か…」
「一人で大丈夫か?」
「うわ、乾先輩…」
いつの間にか乾が二人のそばにいた。
「あら薫ちゃんまで…」
そしてその隣には海堂もいた。
由良と海堂の家は隣同士で、二人は幼なじみだ。
「おい、由良、お前……」
「薫ちゃん、心配しなくても大丈夫よ…。もう、可愛いんだから…」
由良が海堂の頭をなでる。
(海堂先輩…心配してるんだ)
(うらやましい)
乾は海堂をとてもうらやましそうに見ている。
「や、やめろ!」
「もう、薫ちゃんったら照れ屋さんね。そこが可愛いのだけれど……」
由良はにっこりと微笑み、海堂を撫でる手を更に強くする。
「あ、ところで乾くん。
氷帝へは手塚くんも一緒に行くから一人ではないわよ」
(…!!)
(理屈じゃない!!)
手塚に先を越された海堂と乾の二人はショックのあまり固まった。
「だから悪いけれど、今日はマネージャーも部長もいないのよ」
海堂と乾は部長より由良がいないことに対して衝撃を受け、放心していた。
「越前もマムシも何やってんだ?」
四人を見つけた桃城が校舎の方から走ってくる。
普段マムシと呼ばれると怒る海堂だが、放心状態の為、反応しない。
「あ、桃先輩。
今度、合同合宿があるみたいなんスよ」
「合同合宿?へぇ…面白そうだな。
それで、どこと合同なんだ?」
「氷帝と立海らしいっス」
放課後、由良はテニスコートを通り過ぎ、校門の方へ向かう。
「あれ。
由良先輩、今日部活出ないんスか?」
「あら、越前くん、こんにちは。
今日は氷帝に行ってくるわね。
大石くんには連絡してあるわ」
「氷帝って…。何かあるんスか?偵察?」
由良は色々な学校に偵察に行くことが多いので、今回もそうなのではないか、と越前は考え、尋ねる。
「いえ、今度の夏休みに夏合宿があって、そのことでね」
「夏合宿…ね。
そんなのあるんだ」
「ええ。今年は氷帝学園と立海大附属中学校と合同なのよ」
「氷帝と立海か…」
「一人で大丈夫か?」
「うわ、乾先輩…」
いつの間にか乾が二人のそばにいた。
「あら薫ちゃんまで…」
そしてその隣には海堂もいた。
由良と海堂の家は隣同士で、二人は幼なじみだ。
「おい、由良、お前……」
「薫ちゃん、心配しなくても大丈夫よ…。もう、可愛いんだから…」
由良が海堂の頭をなでる。
(海堂先輩…心配してるんだ)
(うらやましい)
乾は海堂をとてもうらやましそうに見ている。
「や、やめろ!」
「もう、薫ちゃんったら照れ屋さんね。そこが可愛いのだけれど……」
由良はにっこりと微笑み、海堂を撫でる手を更に強くする。
「あ、ところで乾くん。
氷帝へは手塚くんも一緒に行くから一人ではないわよ」
(…!!)
(理屈じゃない!!)
手塚に先を越された海堂と乾の二人はショックのあまり固まった。
「だから悪いけれど、今日はマネージャーも部長もいないのよ」
海堂と乾は部長より由良がいないことに対して衝撃を受け、放心していた。
「越前もマムシも何やってんだ?」
四人を見つけた桃城が校舎の方から走ってくる。
普段マムシと呼ばれると怒る海堂だが、放心状態の為、反応しない。
「あ、桃先輩。
今度、合同合宿があるみたいなんスよ」
「合同合宿?へぇ…面白そうだな。
それで、どこと合同なんだ?」
「氷帝と立海らしいっス」