第5話 合宿にGO!
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「これがその席順よ」
1列目…跡部 越前 柳 [通路] 向日 柳生 乾
2列目… 梓 菊丸 桑原 [通路] 由良 海堂 真田
3列目…切原 樺地 手塚 [通路] 日吉 恵 大石
4列目…仁王 忍足 澪菜 [通路] 不二 鳳 丸井
5列目…宍戸 芥川 河村 [通路] 桃城 夏希 (空)
夏希は恵の隣ではないことが少し不満だったが、隣が氷帝の人間ではないということは評価できる。それに隣は空席らしいのでのんびり出来る点もいい。
「誰か走って来るっス。
あれが、梓さん?」
「そうだ。
坂本梓。氷帝学園中等部三年、男子テニス部マネージャー。誕生日は5月18日、血液型はO型、身長は」
「乾先輩、そこまで聞いてないっス」
「遅れてごめーん!!」
到着した梓はぜえぜえと息を切らせながら謝る。
「梓、もう少しで置いてかれてたよ…」
「えっ!そんなまさか。梓さんいなくてどーすんのさ」
「遅れる方が悪いだろ」
「それはごめんっ!けど、連絡したじゃん。あの後慌てて準備したんだよ」
梓を見ると確かに慌てて準備した様子はうかがえる。普段は二つに束ねている髪の毛もおろしたままで、よく見るとTシャツも前後逆。
「お前Tシャツ前後逆じゃないか?」
夏希が指摘すると、梓はぎゃっ、と叫ぶ。
「もういいから乗り込みましょう。ただでさえ予定を20分も過ぎてるのよ」
由良の言葉で全員が飛行機に乗り込む。
-----
搭乗したメンバーはそれぞれ席に向かう。
勿論夏希も自分の席に向かった。
隣の席は空席で、誰も座っているはずがないのだが、その席に夏希の知っている顔があった。
彼は由良の一つ年下の弟、信夫 。
それが何故か席に座っていた。
「あ、夏希さん、こんにちは」
信夫はにこやかに挨拶する。
「こんにちはじゃねぇだろ」
信夫は聖ルドルフの生徒のはずだ。
つまり、合宿には無関係。
そもそも彼は陸上部でテニス部ですらない。
「信夫?何故いるの?」
「あ、姉ちゃん。ボクも合宿に行きたい」
「仕方がない子ね。
…皆、構わないかしら?」
1列目…跡部 越前 柳 [通路] 向日 柳生 乾
2列目… 梓 菊丸 桑原 [通路] 由良 海堂 真田
3列目…切原 樺地 手塚 [通路] 日吉 恵 大石
4列目…仁王 忍足 澪菜 [通路] 不二 鳳 丸井
5列目…宍戸 芥川 河村 [通路] 桃城 夏希 (空)
夏希は恵の隣ではないことが少し不満だったが、隣が氷帝の人間ではないということは評価できる。それに隣は空席らしいのでのんびり出来る点もいい。
「誰か走って来るっス。
あれが、梓さん?」
「そうだ。
坂本梓。氷帝学園中等部三年、男子テニス部マネージャー。誕生日は5月18日、血液型はO型、身長は」
「乾先輩、そこまで聞いてないっス」
「遅れてごめーん!!」
到着した梓はぜえぜえと息を切らせながら謝る。
「梓、もう少しで置いてかれてたよ…」
「えっ!そんなまさか。梓さんいなくてどーすんのさ」
「遅れる方が悪いだろ」
「それはごめんっ!けど、連絡したじゃん。あの後慌てて準備したんだよ」
梓を見ると確かに慌てて準備した様子はうかがえる。普段は二つに束ねている髪の毛もおろしたままで、よく見るとTシャツも前後逆。
「お前Tシャツ前後逆じゃないか?」
夏希が指摘すると、梓はぎゃっ、と叫ぶ。
「もういいから乗り込みましょう。ただでさえ予定を20分も過ぎてるのよ」
由良の言葉で全員が飛行機に乗り込む。
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搭乗したメンバーはそれぞれ席に向かう。
勿論夏希も自分の席に向かった。
隣の席は空席で、誰も座っているはずがないのだが、その席に夏希の知っている顔があった。
彼は由良の一つ年下の弟、
それが何故か席に座っていた。
「あ、夏希さん、こんにちは」
信夫はにこやかに挨拶する。
「こんにちはじゃねぇだろ」
信夫は聖ルドルフの生徒のはずだ。
つまり、合宿には無関係。
そもそも彼は陸上部でテニス部ですらない。
「信夫?何故いるの?」
「あ、姉ちゃん。ボクも合宿に行きたい」
「仕方がない子ね。
…皆、構わないかしら?」