第5話 合宿にGO!
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今日から一週間の合宿が始まる。
本当は面倒で、参加するつもりも無かった夏希だったが、恵が参加すると聞き自分も参加することに決めた。夏希は恵のファンだ。弟しかいない彼女は彼のような兄に憧れている。実際に恵を義兄とする澪菜のことを羨ましいと思っている。
「梓、遅いね」
現在合宿所に行く為に、参加するメンバーで待ち合わせをしている。
しかし、待ち合わせ時間はとうに過ぎている。なぜ出発しないのかというと、梓がまだ来ていないからだ。
「…もう、行きましょうか」
遅れるという連絡は来ていた。時計の時刻を見間違えたらしい。だが、一人の為に大勢の人間が迷惑している。梓なら後で迎えを寄越せばいいだろう。由良はそう判断して先にいくことを提案する。
待つことが嫌いな夏希も由良の意見に賛成する。
「え、もう少し待たない?」
澪菜はそんな二人を慌てて止める。
「甘いんだよ。そんなだからあのバカがつけあがるんだ」
「何やってんだよ、梓」
向日は梓が置いていかれると思い、焦っているようだ。
向日は梓に対し好意を持っているらしい。
正直趣味が悪いとは思うが、夏希にとってはどうでもいいことだ。
「ところで、飛行機の席順ってもう決めてるのか?」
ふと思い立ち、夏希は跡部に尋ねてみた。
「席順は不公平がないようにクジで決めた」
跡部はそう言うが、本当にクジで決めたのかは夏希には疑わしかった。跡部の都合のいいように改竄されているかもしれない。
「そんな目をしなくても大丈夫よ」
由良は夏希の疑いに対し、安心させるように言った。
「私と梓もその場にいたもの。誓って不正は無いと言えるわ」
「梓が監視したところで意味ねぇだろ」
「そんなことないヨ。普通にくじで決めてたよ」
梓はそう言うが、由良や跡部の不正を梓が見極められるとは夏希には思えなかった。だが…。
「まぁ、大丈夫か」
跡部が不正をしたところで自分の席を由良の隣にする位だろう。それなら由良が見逃す筈はないし、由良にしても跡部と自分の席を離そうとするだろう。もし不正があったとしてもそんな不毛な戦いが繰り広げられるだけだろうと、夏希は考え、取り敢えず納得した。
本当は面倒で、参加するつもりも無かった夏希だったが、恵が参加すると聞き自分も参加することに決めた。夏希は恵のファンだ。弟しかいない彼女は彼のような兄に憧れている。実際に恵を義兄とする澪菜のことを羨ましいと思っている。
「梓、遅いね」
現在合宿所に行く為に、参加するメンバーで待ち合わせをしている。
しかし、待ち合わせ時間はとうに過ぎている。なぜ出発しないのかというと、梓がまだ来ていないからだ。
「…もう、行きましょうか」
遅れるという連絡は来ていた。時計の時刻を見間違えたらしい。だが、一人の為に大勢の人間が迷惑している。梓なら後で迎えを寄越せばいいだろう。由良はそう判断して先にいくことを提案する。
待つことが嫌いな夏希も由良の意見に賛成する。
「え、もう少し待たない?」
澪菜はそんな二人を慌てて止める。
「甘いんだよ。そんなだからあのバカがつけあがるんだ」
「何やってんだよ、梓」
向日は梓が置いていかれると思い、焦っているようだ。
向日は梓に対し好意を持っているらしい。
正直趣味が悪いとは思うが、夏希にとってはどうでもいいことだ。
「ところで、飛行機の席順ってもう決めてるのか?」
ふと思い立ち、夏希は跡部に尋ねてみた。
「席順は不公平がないようにクジで決めた」
跡部はそう言うが、本当にクジで決めたのかは夏希には疑わしかった。跡部の都合のいいように改竄されているかもしれない。
「そんな目をしなくても大丈夫よ」
由良は夏希の疑いに対し、安心させるように言った。
「私と梓もその場にいたもの。誓って不正は無いと言えるわ」
「梓が監視したところで意味ねぇだろ」
「そんなことないヨ。普通にくじで決めてたよ」
梓はそう言うが、由良や跡部の不正を梓が見極められるとは夏希には思えなかった。だが…。
「まぁ、大丈夫か」
跡部が不正をしたところで自分の席を由良の隣にする位だろう。それなら由良が見逃す筈はないし、由良にしても跡部と自分の席を離そうとするだろう。もし不正があったとしてもそんな不毛な戦いが繰り広げられるだけだろうと、夏希は考え、取り敢えず納得した。