第3話 合宿会議②
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「たっだいま!」
梓は意気揚々と部室へ戻ってきた。
「お帰りなさい。あら、澪菜は?」
梓は日吉に任せて戻ってきたと言う。夏希が、「あいつ一人で大丈夫なのか?」と疑問を投げかけると、恵は「日吉くんは悪い子なのか」と不安そうに尋ねる。
「大丈夫す!ワカシはあれで意外といい奴す」
「そっか」
梓の言葉で、恵は安心したように胸をなで下ろす。
「では、会議を再開スル」
梓はそう言って周りを見渡す。この場にいるのは夏希、由良、跡部、宍戸、忍足、向日、芥川、鳳、樺地、手塚、真田。
(会議って部長かマネージャーのどっちかで良かったんじゃ…)
梓は由良にそう聞いていたが、青学と立海は部長とマネージャーが揃っている。まだここまでは分かるが氷帝にいたっては、マネージャーの夏希と梓、部長の跡部以外に6人。澪菜と一緒にいる日吉を入れると7人。
(うん、まあいっか)
「それで、どこまで決まったのかな?」
梓は会議の進捗状況を確認する。
「恵さん参加」
夏希が返答すると、梓はメモ帳とペンを取り出し、書き込みだした。
「ふむふむ…、恵さん参加…、と。
それで?」
「以上よ」
「なぬっ!きみたちは一体何をしていたのかネッ!」梓が演技くさく注意すると、夏希がうるさいと彼女の頭に手刀を喰らわす。由良はそれを横目に気にした様子もなく会議を続行する。
「それで場所は北海道の跡部くんの別荘よ」
「北海道、おいしいモンいっぱい食べれるね」
「それで、梓。
しおりの作成を頼んでいたけれど、出来ているわね」
暫しの沈黙の後、梓の間の抜けた声が流れる。
「え…?」
「出来ているわね?」
由良が威圧的な笑みを浮かべると、梓は怯えた様子で
「ヒィッッッ!!!!!!!!い、い、い、いますぐっ!!」
と、慌てて部室より走り出る。
それと入れ替わるように澪菜と日吉が戻って来た。彼女は慌てて出て行った梓を不思議そうに見送る。