第4話 終業式の日
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「折角だから、あなたも好きな物を買えばいいわ。跡部くんの別荘に好きな御菓子があるとは限らないからね」
「そーそ!夏希の好きなチヨコレイトとか!多分、溶けるケド!」
「冷蔵庫に入れときゃ平気だろ。移動中も阿呆跡部に何とかさせればいい」
「夏希、跡部くんを阿呆なんていっちゃ駄目だよ」
澪菜が注意するが、夏希は
「いや、阿呆は阿呆だろ」
と、訂正することはない。
「それより、あたしも選んでくる。
行くぞ、カゴ」
そう言って夏希はカゴもとい、カゴを持った澪菜を引き連れ、お菓子売り場へと歩いていく。
「よほどチヨコレイトが好きなんだなぁ。うい奴め」
梓はにこにこと夏希の後ろ姿を見つめる。
「ええ、そうね。
あなたも可愛いわよ、梓」
「そんなぁ、照れるなぁ」
照れた梓が思わず後退すると、後ろの何かにぶつかった。
「梓、気をつけなさい」
「すんませんす」
梓が後ろを振り返ると、眼鏡をかけた長身の少年がこちらを見ていた。
「ああ、こちらこそすまない」
「あら、乾くんじゃない」
少年は青学の乾だった。
「いぬい?」
「うちの乾くんよ。私たちと同じ三年生で男子テニス部員」
「へぇ、あぁ、アタシは…」
「坂本梓。氷帝学園中等部三年。
男子テニス部のマネージャー。
血液型はO型。
成績は良くないが、手先が器用で技術等は得意。
身長151cm、体重47kg」
梓が自己紹介する前に梓の情報を語る。
「ぎゃ!何でアタシのことそんな知ってんの!?」
「乾くんはデータを取るのが趣味なのよ」
「いや、それは誤解だ。データの収集はあくまで過程で、それを分析して…」
「どっちでもいーよ!
それよりアンタは何なのさ」
「俺については由良が紹介した通りだが…」
「そうじゃないノ!
アタシが聞きたいのは、きみがストッキーかどうかだヨ!」
「ストーカーではない。あくまでデータ収集だ」
「それはともかく、乾くん。
何故わざわざこのスーパーマーケットへ?
乾くんの家はこの付近ではない筈だったわね」
「新作の乾汁を作ろうと思ったんだが、このスーパーにいい材料があると聞いてな」
「イヌイジル…?イヌイの汁?イヌイの出し汁…」
「違うわ。乾くんが作る栄養飲料よ」
「そーそ!夏希の好きなチヨコレイトとか!多分、溶けるケド!」
「冷蔵庫に入れときゃ平気だろ。移動中も阿呆跡部に何とかさせればいい」
「夏希、跡部くんを阿呆なんていっちゃ駄目だよ」
澪菜が注意するが、夏希は
「いや、阿呆は阿呆だろ」
と、訂正することはない。
「それより、あたしも選んでくる。
行くぞ、カゴ」
そう言って夏希はカゴもとい、カゴを持った澪菜を引き連れ、お菓子売り場へと歩いていく。
「よほどチヨコレイトが好きなんだなぁ。うい奴め」
梓はにこにこと夏希の後ろ姿を見つめる。
「ええ、そうね。
あなたも可愛いわよ、梓」
「そんなぁ、照れるなぁ」
照れた梓が思わず後退すると、後ろの何かにぶつかった。
「梓、気をつけなさい」
「すんませんす」
梓が後ろを振り返ると、眼鏡をかけた長身の少年がこちらを見ていた。
「ああ、こちらこそすまない」
「あら、乾くんじゃない」
少年は青学の乾だった。
「いぬい?」
「うちの乾くんよ。私たちと同じ三年生で男子テニス部員」
「へぇ、あぁ、アタシは…」
「坂本梓。氷帝学園中等部三年。
男子テニス部のマネージャー。
血液型はO型。
成績は良くないが、手先が器用で技術等は得意。
身長151cm、体重47kg」
梓が自己紹介する前に梓の情報を語る。
「ぎゃ!何でアタシのことそんな知ってんの!?」
「乾くんはデータを取るのが趣味なのよ」
「いや、それは誤解だ。データの収集はあくまで過程で、それを分析して…」
「どっちでもいーよ!
それよりアンタは何なのさ」
「俺については由良が紹介した通りだが…」
「そうじゃないノ!
アタシが聞きたいのは、きみがストッキーかどうかだヨ!」
「ストーカーではない。あくまでデータ収集だ」
「それはともかく、乾くん。
何故わざわざこのスーパーマーケットへ?
乾くんの家はこの付近ではない筈だったわね」
「新作の乾汁を作ろうと思ったんだが、このスーパーにいい材料があると聞いてな」
「イヌイジル…?イヌイの汁?イヌイの出し汁…」
「違うわ。乾くんが作る栄養飲料よ」