第2話 合宿会議①
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放課後、夏希は部室で澪菜と由良を待っていた。彼女は二人が中々来ないことに対し苛立った様子で部室内のソファーに腰掛けている。
まだ学校が終わってから10分しか経っていないのに、無茶な話だ。
「夏希?
何やってんだ、こんなトコで」
鞄を降ろしながら、宍戸は夏希に話しかける。
「今日来るはずの青学と立海のマネージャー待ってる」
夏希はメンバーが着替えるぞというとき、突如乱入し、ソファーに座り込んだ。
「俺ら着替えたいんやけど…」
「ああ大丈夫。
あたしん家、弟いるから気にしない」
夏希は全く気にした様子もなく答える。
「そういう問題かよ!」
向日が抗議するが、夏希は「そういう問題だ」と返す。
『えぇぇぇ…!!』
「それで、その今日来るはずのお二人は、どんな人たちなんですか?」
鳳に尋ねられ、夏希は澪菜と由良二人の姿を思い浮かべる。
「取りあえず、青学の由良はかなり美人だ」
「そうなんですか」
「先に断っておくが、俺様の婚約者だ」
跡部は周りに釘を指すように言った。
「それ、由良に秘密にしとけって言われてなかったのか?」
「何言ってんだ。知らずに鳳が惚れたら気の毒だろ」
「親同士が勝手に決めたことだろ」
「そんなこと関係ねぇだろ。由良は俺様の女ということに変わりはねぇ」
「婚約解消されなきゃいいな」
「誰に向かって言ってんだ」
「氷帝学園中等部三年A組跡部景吾」
「ち、ちょっと待ってください。そもそも俺がその人を好きになるとは限らないでしょう」
長い口論が始まりそうだと思った鳳は、慌ててそれを遮った。
「じゃあ、立海の澪菜の方か?
あいつは苦労するぞ」
「え、どういう意味ですか?」
鳳が尋ねると、夏希は「メンドい」と一言だけ答えた。
「由良が来たよ」
ばんっと勢いよく部室の扉が開くと同時に、梓の声が響く。当然のごとくノックは無く、夏希の背後でこそこそと着替えようとしていたメンバーが目を丸くする。
入り口には梓が嬉しそうに立っていて、その後ろには到着したばかりの由良と手塚がいた。
「夏希、久しぶりね」
由良はにこりと微笑む。その笑顔の美しいことと言ったら、手塚が無表情で真っ赤になる程だ。
「手塚、久しぶりじゃねぇの」
「跡部か」
「後は、澪菜か。早く済ませて帰りたい」
「ま、仕方ないんじゃないー?
神奈川からだし時間かかるよ」
「お前に言われなくてもわかってんだよ」
周りの氷帝レギュラー達が、(じゃあ文句言うなよ…)と思ったのは言うまでもない。
まだ学校が終わってから10分しか経っていないのに、無茶な話だ。
「夏希?
何やってんだ、こんなトコで」
鞄を降ろしながら、宍戸は夏希に話しかける。
「今日来るはずの青学と立海のマネージャー待ってる」
夏希はメンバーが着替えるぞというとき、突如乱入し、ソファーに座り込んだ。
「俺ら着替えたいんやけど…」
「ああ大丈夫。
あたしん家、弟いるから気にしない」
夏希は全く気にした様子もなく答える。
「そういう問題かよ!」
向日が抗議するが、夏希は「そういう問題だ」と返す。
『えぇぇぇ…!!』
「それで、その今日来るはずのお二人は、どんな人たちなんですか?」
鳳に尋ねられ、夏希は澪菜と由良二人の姿を思い浮かべる。
「取りあえず、青学の由良はかなり美人だ」
「そうなんですか」
「先に断っておくが、俺様の婚約者だ」
跡部は周りに釘を指すように言った。
「それ、由良に秘密にしとけって言われてなかったのか?」
「何言ってんだ。知らずに鳳が惚れたら気の毒だろ」
「親同士が勝手に決めたことだろ」
「そんなこと関係ねぇだろ。由良は俺様の女ということに変わりはねぇ」
「婚約解消されなきゃいいな」
「誰に向かって言ってんだ」
「氷帝学園中等部三年A組跡部景吾」
「ち、ちょっと待ってください。そもそも俺がその人を好きになるとは限らないでしょう」
長い口論が始まりそうだと思った鳳は、慌ててそれを遮った。
「じゃあ、立海の澪菜の方か?
あいつは苦労するぞ」
「え、どういう意味ですか?」
鳳が尋ねると、夏希は「メンドい」と一言だけ答えた。
「由良が来たよ」
ばんっと勢いよく部室の扉が開くと同時に、梓の声が響く。当然のごとくノックは無く、夏希の背後でこそこそと着替えようとしていたメンバーが目を丸くする。
入り口には梓が嬉しそうに立っていて、その後ろには到着したばかりの由良と手塚がいた。
「夏希、久しぶりね」
由良はにこりと微笑む。その笑顔の美しいことと言ったら、手塚が無表情で真っ赤になる程だ。
「手塚、久しぶりじゃねぇの」
「跡部か」
「後は、澪菜か。早く済ませて帰りたい」
「ま、仕方ないんじゃないー?
神奈川からだし時間かかるよ」
「お前に言われなくてもわかってんだよ」
周りの氷帝レギュラー達が、(じゃあ文句言うなよ…)と思ったのは言うまでもない。