空を見上げて
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あれから。
普段は頭を使うことを得意としているはずなのに、ほとんど頭が真っ白なままで焦りに任せて体だけを動かした。
自分が今まで夢中になってやってきた研究はなんだったのか。
時間をかけて積み重ねてきた人との信頼関係はなんだったのか。
自分の思っていた、自分の長所とはなんだったのか。
今までの全てを悔やみ、振り返り、また悔やむ。
彼らに全てを捨てさせてしまった。
大切な副官にも辛い思いをさせてしまった。
幼い頃から付き合いのある二人にも、無理を強いてしまった。
あの姫様との些細な約束も、果たせなかった。
隊舎から夜一サンは、あの髪紐と扇子を持ってきてくれていた。そして、今までやり取りした文の束も。
もう、二度と会えない。それどころか、姫様の慕っている夜一サン、知り合いの僕が大罪人となったことを知れば。
どうしようもないのだ。なにもかも、諦めるしかないのだ。
さくらサン…
とても大きな思い出をありがとう。さようなら。
普段は頭を使うことを得意としているはずなのに、ほとんど頭が真っ白なままで焦りに任せて体だけを動かした。
自分が今まで夢中になってやってきた研究はなんだったのか。
時間をかけて積み重ねてきた人との信頼関係はなんだったのか。
自分の思っていた、自分の長所とはなんだったのか。
今までの全てを悔やみ、振り返り、また悔やむ。
彼らに全てを捨てさせてしまった。
大切な副官にも辛い思いをさせてしまった。
幼い頃から付き合いのある二人にも、無理を強いてしまった。
あの姫様との些細な約束も、果たせなかった。
隊舎から夜一サンは、あの髪紐と扇子を持ってきてくれていた。そして、今までやり取りした文の束も。
もう、二度と会えない。それどころか、姫様の慕っている夜一サン、知り合いの僕が大罪人となったことを知れば。
どうしようもないのだ。なにもかも、諦めるしかないのだ。
さくらサン…
とても大きな思い出をありがとう。さようなら。