拝啓、さくらサン。


すみません、なかなかお手紙差し上げられなくって。お久しぶり、になっちゃったっスね。


最近、この尸魂界で物騒な事件が起こってまして、その対処におわれてるんス。


夜一サンもぼやいてましたよ、さくらサンに会えない、癒しが足りぬ、せっかく愛くなってきたのに、と。


ボクもそう思いますよ。たしかに死神の業務や日々の実験にも楽しさはありますが癒しはない。疲労や鬱憤は溜まるもんっスから。


こんな事件、すぐに解決して、また顔出しに行くので、その時には、暖かく出迎えてくださいな。


ここだけの話、夜一サンがさくらサンに素敵な贈り物を用意してるとか。中身までは知らないんですが、あの夜一サンのことですから、期待してもいいっスよ。


ボクも、あの人に負けじと、とても良いものを準備したんス。次回までのお楽しみっスね。


最近、どんどん子供らしさが抜けていくさくらさんをしって、砕蜂さんも会いたがってましたし、会えた時には目一杯甘えてみてください、喜びますよ。


さあそろそろ、ボクもお仕事の時間なので筆をおこうと思います。さくらさんのところには怖いことは何も起こらないように守ってみせると約束しましょう。


お体には気をつけて。それでは。





　　　　　　　　　　　　　　　浦原　喜助