ソニック・ザ・ヘッジホッグ(夢)
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「なら…消えてもらうしかないようだな」
「それはこっちのセリフだぜっ!」
そんな言い合いから始まった彼らの争い(もといケンカ?)は、その中心であるふたりの能力が互角であることも手伝って、決着がつかないまま続いていた。……よく飽きないものだ。
「いい天気だねー……緑が多くて…沼も多いけど…空気も綺麗だし、マイナスイオンたっぷり……ね、テイルス」
リリスはどこか現実逃避ぎみに辺りを見回した。森……と言うよりは密林に近い風景が続いている。取っ組み合いを背景に、騒がしい(喧しい)かけ声や銃撃の音をBGMにしながら、自分と同じように木にもたれて座り成り行きを(半ば呆れながら)傍観しているはずの彼……テイルスに向けてそう呟いた。
「……ん?」
同時に、こてん、と左肩に何かがぶつかり、隣に目を向けた。そこにはリリスの肩に頭を預けて眠ってしまったテイルスが。
「そりゃ眠くもなるわよねぇ。やだ、日焼けしちゃうわ」
「そうですよね…いい加減疲れましたし」
右側からルージュの呆れた声が聞こえてくる。……苦笑いと共に一つため息をついて、数十分前の出来事を思い起こした。
なにが起きたかと言えば……一般的に見ればそれほど問題のある出来事でもなかった気がする。単に、シャドウ、ルージュ、オメガ、リリスの4人とソニック、テイルス、ナックルズの3人がこの森の出口付近で鉢合わせした、それだけだったのだ。当然、アークの事件以来姿を見せず、生きているはずがないと思っていたシャドウの登場に3人はかなり驚いていたが……ソニックは不敵な笑いを浮かべながらシャドウにこう言った。
『お互いしぶといのが取り柄らしいな』
そう言ったソニックの表情が、あっさりした素っ気ない言葉とは裏腹に嬉しそうなものだったのに気がついた。……今考えてみればおそらく、彼が生きていたという嬉しさとその半分……自分の力に匹敵する程の力を持ったシャドウと、久しぶりに戦いたいと思ったに違いない。そうしていきなりふたりが取っ組み合いを始めたところで止めようとしたものの、無駄だったようだ。(ちなみにナックルズはオメガに喧嘩をうったらしい)今は……冷静に見ていたルージュと、事情を聞き出しに駆け寄って来たテイルスの3人で、傍観を決め込んでいた。ちなみにテイルスも苦笑いのような呆れたような顔をしながら、『みんなもっと話し合えば良いのに…』とひとり呟いていた。ぶっちゃけ、それを言ってしまえば「拳と拳で語り合ってんだよ!」とか言われるだろう…………ナックルズに。
「仕方ないなぁ……ふあぁ」
ひとつ呟いて、自然ににじみ出てきたあくびをかみ殺しつつ、リリスは徐々に重くなってきたまぶたに逆らうことなくそのまま眼を閉じた。
「ようやく決着がつきそうよ……リリス?」
しばらくの後、ルージュは隣のリリスに話しかける。そこにはまるで仲の良い姉弟のように寄り添いすやすや眠る彼女とテイルスの姿。それを見ながら、ルージュは苦笑して呟く。
「……平和ね…。…この状況、シャドウが見たらいったいどんな顔するのかしら。楽しみ」
ヒーローズネタ。