ソニック・ザ・ヘッジホッグ(夢)
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まず考えてみよう、とメフィレスが言い出すと、リリスはぼんやりと彼に目線を向けた。彼の特に意味もない思考に興味がわいたらしい。リリスの意識が自分に向いただけでメフィレスは冷えて凝固した感情に緩やかなさざ波が起きた気がした。
頬を膨らませて眉根を寄せる姿は子供のようだと微笑ましく思う。
「考えるって?」
「今のこの状況に至るまでをさ」
メフィレスは目の前に置かれたアイスティーをストローでかき回す。目線は少し下、彼より背の低いリリスに向けられる。当のリリスはフォークを片手に目の前に置かれたケーキをつついている。
「今日キミはシャドウと会う約束をしていて、」
「うん」
「でも彼は寸前でキャンセルを入れたわけだ」
「GUNから呼び出されたんだって」
「ドタキャンってやつだね」
「んー……今日はオフのはずだったんだけどなあ……」
納得はいかない、でも仕方のないことなのだと少し寂しげな顔をする。彼女にそんな顔をさせるシャドウを羨ましいとも思いながらメフィレスはまた口を開く。
「何か緊急事態が起きたのか、それとも彼の上官の気まぐれなのか……運が悪かったねぇ。緊急事態だとして、例えばGUNのコンピューターからハッキングでもして機密情報を奪ったやつが居るとする」
「Dr.エッグマンとか?」
「そういうたぐいの奴がね。それで犯人がハッキングを行う時間帯を今日だとする確率、GUNのセキュリティを突破する確率、情報を奪える確率。シャドウが呼び出される確率。……そういうもろもろのものを考えると、今こうしてキミとボクがここで話をしていることも何か奇跡的なもののように思えてこないかい?」
芝居がかった動作で肩をすくめると、リリスがう~んと首を傾げた。ぱちぱちと数回まばたきを繰り返す。
「そうかなあ……そうかも?」
「そうだよ」
そういうものを踏まえると、ボクとキミが長い生の中で出会えたのも奇跡的なものだよ。そう言ったメフィレスがあいていたリリスの片手を取って、まるでどこぞの王子か何かのような優雅な動作で手の甲にそっと口付けた。ぽん、と冗談のようにリリスが赤面する。それに向けてまた、メフィレスが口を開こうとした直後、飛び込んできた低い声がひとつ。
「……ならば僕が早々に用事を片付けて戻ってくる確率も考慮すべきだったようだな、メフィレス」
腕を組んだシャドウが赤い目線を傾けながらメフィレスを睨み付けて立っていた。
弊サイトのメフィレスは変態なのが多いですね(笑)